レインウェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/14 09:32 UTC 版)
レインウェア(英: rain wear)は、アウトドアなどで寒いときや悪天候時に着用する衣類。レインスーツ(英: rain suit)とも。
頭巾付きの長袖の上着と、長ズボン。袖口とパンツの裾は絞ってあり上着の裾と頭巾に紐がついている。上着は前開き型でチャックの上にフラップがつき、ファスナーを覆う形で風雨が入らないように工夫されている。生地はナイロンを撥水・防水処理したものが多い。レインコートも参考のこと。
登山用品として
防水透湿性が求められる。防水透湿素材としては以下のものなどがある。
- ベルグテック(ミズノ)
- DRY.Q(マウンテンハードウェア)
- ドライテック(モンベル)
- エントラント(東レ)
- eVent(ゼネラル・エレクトリック)
- エバーブレス(ファイントラック)
- ゴアテックス(WLゴア&アソシエイツ)
- H2No(パタゴニア)
- ハイドロブリーズ(モンベル)
- オムニテック(コロンビア・スポーツウェア)
- スーパーバウオテックス(東レ)
色に関しては鮮やかなものを中心として様々な種類があり、実用上は黄色のものが目立つために好まれている。
冬季の登山に用いられるマウンテンジャケットとは若干の差異がある。軽量化のために生地は薄いものが使われ、また使用局面でロープの使用が考慮されていないため、肩部などの補強布がない。
防水性
JIS規格では耐水圧2,000mm以上で「防水生地」と称するが、業界筋では8,000mm以上ないととてもレインウェアの素材として使えないのが常識だという[1]。代表的な防水透湿素材であるゴアテックスの防水性は20,000mm以上である[1]。
素材が防水であっても縫い目が目止めしていないとレインウェアとしては使えない[1]。
透湿性
透湿性素材を使った製品は、蒸れが軽減される[2]。中に何を着るかによってもかなり違い、速乾性のある合成繊維を素材にしたものを選択すると不快感はかなり軽減される[2]。
出典
参考文献
- 今井泰博、西原彰一著『山の道具Q&A』山と溪谷社 ISBN 4-635-04067-4
関連項目
レインウェア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/19 00:52 UTC 版)
基本的には、アウトドアで使われるレインウェアと同様であるが、バタつくと空気の抵抗が大きくなるので、前傾した状態にあわせて立体的に作られているのが自転車用の特徴である。また、ジャケットとパンツ以外に、レイングローブ、ヘルメットカバー、シューズカバーなどがある。材質は雨を弾き湿気だけを放出する、ゴアテックスなどの透湿性素材が主流である。 プロ用に、ジャージに書かれたスポンサー名を見せるための透明なものと、ジャージと同じ柄のレインウェアもある(チームの財政状況による)。一方アマチュアは、レースやブルベでもない限り、雨天時には走らない(特にブルベは、“雨だから”といって休憩していたら時間切れ失格になることもあり得る)。
※この「レインウェア」の解説は、「サイクルウェア」の解説の一部です。
「レインウェア」を含む「サイクルウェア」の記事については、「サイクルウェア」の概要を参照ください。
- レインウェアのページへのリンク