トゥインクル☆号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/11 23:13 UTC 版)
「トゥインクル☆スターシップ」の記事における「トゥインクル☆号」の解説
星間連邦宇宙開発総省立国際惑星居留地開発学校八丈島総合開拓科キャンパス、通称・八開キャンパスが運営する移民実習船。500メートル級で紙コップ型。乗員数5000名。2118年度、7万5千光年という過去最大距離の航海実習を1年間かけて行う。「☆」も名前の一部で、作中のセリフにも「トゥインクル☆号」とあるが、正しい発音は不明。 桐生セイジ(きりゅう せいじ) トゥインクル☆号の指揮官実習生。17歳。3年前、史上最年少で実習航海実地訓練を受けた元・天才少年だが、実習を毎回リタイアしている。今年は、三回しか受験できない指揮官実習の三回目で後がない。昨年の実習では3日と6時間15分という新記録でリタイアした事で知られている。「セイジ」は「星至」と書く。 鮎川ミヅキ(あゆかわ みづき) 操船科。16歳。防衛担当。主計部の責任者。そのため、操船関係は座学以外の実習を受けていなかった。瑪瑙色の髪にポニーテール。セイジとは最悪の出会いをした。ブリッヂ要員では一番凶暴。「ミヅキ」は「観月」と書く。ループタイにしたクリスタルを常に身に着けている。 ディジー 規格番号Da15Yのオルガコーポレーション製ホームヘルパーアンドロイド・移民実習用カスタムタイプ。製造番号はHHCZ035。主計部備品。三年連続でセイジが指揮する実習船に乗り込む事になった。ピンク色の髪を除けば、外見から言動までほとんど人間と変わらない。愛称のディジーはDa15Yが「DaISY」に見える事から。 マリアンヌ・サイプレス 操船科。船長。南北戦争から続く軍人一族として知られるサイプレス家の娘。愛称は「マリー」。グロリオーサに敵愾心を持つため、ユッカが嫌い。優しすぎるために「軍人には向かない」と言われ、開発学校に入学した。 セーラ・アイヴィー 操船科。操舵手。大小を問わずどんな宇宙船でも手足のように操る天才少女。しかし、実技以外はまるで駄目。開発学校の模試では落第確実と言われ、一時期セイジが家庭教師をしていた。オーストラリア生まれの日本国籍だが、日本語はイマイチ。特に名前を正確に発音できず、友人に妙なあだ名を付ける。 バロータ・ヴァイン 操船科。21歳で実習生では最年長。お局様でまとめ役。実習リタイア常連で、実はマユミと同期だった。5回目になる今回の実習航海ではトゥインクル☆号の副長を務める。マリーと仲が良い。作中ではラブコメ担当で、セイジに想いを寄せる実習生を常にからかっている。 林茉莉花(リン モリファ) 操船科。11歳。電算担当。複雑な計算は、コンピュータに計算式を打ち込むより自分で計算した方が速いという天才少女。史上最年少実習参加者。愛称は「おりんちゃん」。日本名は「はやしまりか」。 柊真秀(ひいらぎ まほろ) 操船科。通信とレーダーを兼任。巫女さん。はんなりした怪しげな京都弁を話すちゃきちゃきの江戸っ子。キレると手が付けられないらしい。いつも寝ていて、簡単には起きない。エマージェンシーポッドによる大気圏突入実習の際にも寝ていたらしい(1巻より)。 柊リンドウ(ひいらぎ りんどう) 環境管理科。真秀の再従姉妹。武術の達人で、ブリッジの用心棒としてユッカの襲来に備えている。真秀の本質を知る数少ない人物で、恐れている。 エリカ・グラキリス 操船科。エンジン関係担当。八開キャンパスの操船科人数では不足なため、辺境のトープ分校から参加。華奢な外見と違い怪力の持ち主。教会に拾われた孤児で、名前も本当のものではない。実は、秘密結社「咬竜(スナップドラゴン)」のメンバーで、UNSACの調査によるとエリカという名前は偽名。 淡雪ユズリハ(あわゆき ゆずりは) 園芸科。「AWTC(後述)」の会長兼最高経営責任者。テキストではボリュームのある長い髪だが、イラストではショートの髪をツインテールにまとめている。どちらかと言えば長身。シティ・オブ・トウキョウ号事件で両親を亡くし、会長兼CEOとなった。現在は長期休暇を取り、移民実習に参加中。毒舌。操船科ではないが、生徒代表としてブリッヂによく出入りしている。セイジに好意を持っているため、一部の生徒に「通い妻」と陰で呼ばれている。当初はシティ・オブ・トウキョウ号指揮官・桐生トウジの弟であるセイジを憎んでいた。作者サイトのキャラクター人気投票で上位の常連。 ユッカ・グロリオーサ 通商科。自称・学生会自治会長。グロリオーサの孫娘。取り巻きは多いが友達はいない。勉強は苦手。何かとマリーと対立する。ナツメが苦手。プライドが高く、「グロリオーサは人類全体の奉仕者である」という企業理念を全く理解していない。 沢柴ナツメ(さわしば なつめ) 通商科。ユッカのお目付役。ショーンの信任が厚い。 コーラ・シャムロック 通商科。体育会系。ユッカの取り巻きの一人でボディーガード。高身長。怪しげな日本語を使う。リンドウを一方的にライバル視している。成績は悪い。落ちる事はないと言われる実習生試験に一度落ちたため、追試を受けた。 青木マユミ(あおき まゆみ) 指導教官。8年前の航海実習を歴て後進を指導する道に進んだ。 マーサ・ワシントン 研修医。小柄で童顔。 パープルハート マーサが持ち込んだ医療補助アンドロイド。 シオン・エチェベリア 情報工学科。高密度教育により人為的に作り出された天才。徘徊癖があり、暇があればトゥインクル☆号内の床下や天井裏をうろついているため、船内地図にない内部構造に詳しい。12歳1ヶ月で実習航海参加試験に最年少で合格したが、おりんちゃんに記録を更新されて対抗意識を持っている。 イベリス・クウィンス 園芸科。極度の寒がりのため、いつも着ぐるみを着ている。ユズリハと仲がいい。 イリーナ・サンダルウッド 経営科。生活委員長。お下げで童顔で眼鏡っ子。間延びした不思議なテンポで語るが、付けいる隙がない。優れた政治家を輩出している名門サンダルウッド家の娘。 ホンホア・ヤング 鬼の風紀委員長。伝説の風紀委員長・カルミア(後述)に憧れるあまり、風紀粛正に突っ走っている。周りが見えずに、全く融通が利かないため、風紀委員にも人望がない。 橘カツラ(たちばな かつら) 情報工学科。ユアン(後述)の息が掛かった実習生。ナルシストで馬鹿。ユアンの命を受けてスパイ活動をするが、へっぽこなのでほとんど役に立たない。 蓮銀薇(りゃん いんうぇい) 経営科。イベントを取り仕切るトラブルメーカー。面白ければOK。月季には頭が上がらない。 梅月季(メイ ユエチー) 機械科。銀薇の暴走を押さえられる唯一の人物で、幼馴染。料理は炒め物しか作れない。 ユン・チャンミー 機械科。機械いじりが得意と言ったらまず最初に浮かぶのがチャンミーで、機械工作で活躍する。野球選手の兄がおり、暇な時には娯楽室のテレビで応援している。 フィリカ・バンダ 電子科。メカフェチ。ディジーの構造の美しさに惚れ抜いている。 暁アザミ(あかつき あざみ) 調理科。調理科リーダー。 オリザ・サディバ 調理科。大食堂の責任者。老成した雰囲気を持つ褐色の肌の少女。料理関係に造詣が深く、きっかけがあると蘊蓄を語る。争いを好まない。 藤澤ユリ(ふじさわ ゆり) 調理科。カフェテリアの責任者。小柄で幼い雰囲気があるが、見た目は大人。間延びした口調で話す。お菓子至上主義者で、お菓子さえあればOK。そのためカフェテリアではお菓子以外はいつも「品切れ」または「準備中」。 リコリス・ヒベルティア 調理科。デリカテッセンの責任者。持ち前のチャレンジ精神で「おじやフォンデュ」など得体の知れない前衛料理を創作する。食堂の評価を下げている張本人。パワフルな性格だが、たまにぶりっ子。 綾波アスカ(あやなみ あすか)/綾波コマチ(あやなみ こまち) 調理科の双子。ちびっ子。時々入れ替わって遊んでいるが、鮎川姉妹を騙す事は出来なかった。 貝塚イブキ(かいづか いぶき) 調理科。自称・コズミック忍者で、三馬鹿と呼ばれる一人。忍者デリバリーサービス(出前)で船内のどこへでも5分で参上する。普段はお笑い系だが、いざという時には実力を発揮、トゥインクル☆号が襲撃された際には一瞬で侵入者を倒している。 リリン・ザインフォルト 調理科。自称・リリー・ザ・キッド。西部劇かぶれで、常時モデルガンを持ち歩いている。三馬鹿の一人。 リン・シャラン 調理科。カンフー娘。三馬鹿の一人。 リー・シィスン 調理科。甘い物が苦手な人向けの劇辛スイーツを作る。 シンシア・プロテア 産業科。チェルシー(後述)の妹。操船科・操舵手志望だったが病弱だったため受験できなかった。セーラに心酔している。 佐藤カエデ(さとう かえで) 通商科。突然休業宣言して行方不明となった人気歌手「ティファ・メープル」の実習参加名。 ミモザ・ピンク 被服科。ロリロリしていて頭がピンクなので、通称・ロリピンク。小動物系で、奇声を発して走り回る。マリー曰く、「なんでこんなのが実習生なのかしら」。 サクラ トゥインクル☆号が降下実習を行った惑星エンデバーで眠っていた謎のアンドロイド。識別コードは「S.A.C.R.A-1641」。Da15Yタイプに酷似しているが、ディジーの分析によるとグロリオーサ系列のアンドロイドで、数百年前からエンデバーで眠っていた。 サクラの正体は、グロリオーサインダストリィ製ゲートウェイ掘削用ロボット工作船『モール』1641号の制御ユニットで、314年前の2359年3月30日、『モール』1641号が故障したため、機能を休止していた。
※この「トゥインクル☆号」の解説は、「トゥインクル☆スターシップ」の解説の一部です。
「トゥインクル☆号」を含む「トゥインクル☆スターシップ」の記事については、「トゥインクル☆スターシップ」の概要を参照ください。
トゥインクル☆号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/11 23:13 UTC 版)
「トゥインクル☆スターシップ」の記事における「トゥインクル☆号」の解説
セイジたちが乗り組む移民実習船。ピンク色の発光塗料で「TWINKLE☆」と書いてある。紙コップのような円筒形の外観を持つ。船体を回転させる事により人工重力を作る構造になっている。元々はUNSACの軍艦として建造されていたが、契約が破棄され、移民実習船となり、改造に改造を重ねて現在に至る。そのため、船内地図が役に立たない。不明なブロックも多い上に、機能が凍結された施設や過去の実習生により密かに改造された部分などもあり、一度迷うと簡単には抜け出せない。
※この「トゥインクル☆号」の解説は、「トゥインクル☆スターシップ」の解説の一部です。
「トゥインクル☆号」を含む「トゥインクル☆スターシップ」の記事については、「トゥインクル☆スターシップ」の概要を参照ください。
- トゥインクル☆号のページへのリンク