トゥインキーの抗弁
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「トゥインキーの抗弁」(英:Twinkie defense)は、荒唐無稽な法廷弁護を嘲笑するレッテルである。法律上有効な法的な抗弁ではない。サンフランシスコ市の公職者ハーヴェイ・ミルクとジョージ・マスコーニ市長の殺害に対する被告人ダン・ホワイトの裁判の報道において、記者によって作られた造語である。ホワイト側の主張は、食習慣が健康的な食事からトゥインキーその他の甘い食べ物へ変化したことでうつ病を発症し、責任能力が低下した(diminished capacity)というものであった。
- ^ a b c d Pogash, Carol (2003年11月23日). “Myth of the 'Twinkie defense'”. San Francisco Chronicle: p. D-1 2007年3月20日閲覧。
- ^ San Francisco Chronicle, May 10, 1979
- ^ Roth, Mitchel P. (June 2, 2010). Crime and Punishment: A History of the Criminal Justice System. Cengage Learning. pp. 311–2. ISBN 0-495-80988-8
- ^ Krassner, Paul (2006-08-01). “Ice Cream Treat for Pedophiles”. Adult Video News. オリジナルの2006-10-27時点におけるアーカイブ。 2007年2月28日閲覧。.
- ^ “The Twinkie Defense” (2009年8月27日). 2021年6月9日閲覧。
- ^ “California Code, Penal Code - PEN § 25 - FindLaw”. 2021年6月9日閲覧。
- ^ . Text United States v. Gonzalez-Lopez (4/18/06)
- 1 トゥインキーの抗弁とは
- 2 トゥインキーの抗弁の概要
- 3 関連項目
トゥインキー・ディフェンス
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「犯罪生物学」の記事における「トゥインキー・ディフェンス」の解説
トゥインキーの抗弁も参照。 1978年11月27日に当時のサンフランシスコ市長ジョージ・モスコーネと市議会議員ハーヴェイ・ミルクが殺害される事件(ホワイト・ケース)が発生した。この事件の裁判で弁護人の「日頃、健康に気をつけている被告人がジャンクフードの過食にいたるほど、精神的に追い詰められており、犯行時、善悪の判断が付かない状態に陥っていた」とする主張[要出典]が認められ、懲役5年に減刑された。殺害された市議会議員が同性愛者であったことに対する偏見が複数人殺害の量刑としては異例ともいえる評決の背景にあると指摘されている点を始め、犯罪行為を裁く場において必ずしも専門家でない者の判断が優先される陪審制の問題点も関係している[要出典]。 このエピソードが、「ジャンク・フードを過食したことにより、犯行時、善悪の判断がつかない状態に陥っていた」との抗弁が認められた事件として広まり、当時のアメリカで人気だったジャンクフードのトゥインキー(スポンジケーキ菓子の一種)の名前をとって、トゥインキー・ディフェンス(Twinkie defense)と呼ばれるようになった。 典拠管理 NDL: 00562964 ^ ただし、実際の弁護側の主張は、ジャンク・フードの過食は異常な精神状態の結果であるとするものであり、ジャンク・フードが原因であるとの見方は誤解に基づく誤った風説である。詳細についてはトゥインキーの抗弁を参照。
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