大食堂
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「阪急百貨店うめだ本店」の記事における「大食堂」の解説
旧本館7・8階の大食堂は、高層階からの眺望や食券方式などの目新しさに加えて、看板メニューは当時は当時高級品だった「ライスカレーをコーヒー付き25銭で提供して人気を博し、第2次世界大戦前に1日で1万3,000食売れた記録も残っていた。 食券方式を導入した理由は、阪急電鉄によれば、1927年(昭和2年)に発生した北丹後地震の際、夕食時だったこともあって食い逃げ(飲食代の未収)が300人分・60円35銭にも達したことから、1930年(昭和5年)に日本で最初の「食券制」を導入したという。 開業直後に襲った昭和恐慌の時代には、ライスのみを注文してテーブルに備えられていたウスターソースをかけただけで食べるソーライスが流行した。不景気により商売が振るわず、他の店舗や当店の大食堂の店員はライスだけを注文する客を締め出そうとしたが、創業者の小林一三は「今は貧しいが、やがて結婚し子供ができる。その時ここでの食事を思い出し、家族で来てくれるだろう」と考え、またそのように店にも訓示し「ライスだけのお客様を歓迎します」と貼り紙をして、福神漬まで付けて提供するなど、裏メニューとして提供し話題となった。 2002年(平成14年)8月19日で、阪急百貨店開業時の面影を残すレトロな雰囲気の大食堂の営業を終了し、和食の名店や授乳室やベビーベッドを備えた子供連れ用レストラン、カフェなど11店の入るレストラン街「阪急ダイニングステージ」として同年10月26日に新装開業した。改装後にも、開業当時からあるステンドグラスや柱などは残され、大食堂の名物のライスカレーはザ・グリル阪急(新店舗への建替えに伴い2009年8月末で閉店)に引き継がれたが、価格は改装前の750円から1,200円に値上げされた。 2011年(平成23年)3月1日にはハウス食品の協力を得て、開店当時の味を再現したカレーを「阪急百貨店大食堂の名物カレー」の商品名でレトルトカレー(ハウス食品の子会社・サンハウス食品が製造)で復活させて当店や阪急オアシス、イズミヤ、関西スーパーなどで発売している。
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大食堂
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大食堂は修道院の修道士たちが用いた食堂であり、今日、16世紀から18世紀に遡る絵画作品を展示している。
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