マルカン百貨店
マルカン百貨店(花巻市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 06:49 UTC 版)
「マルカン百貨店」の記事における「マルカン百貨店(花巻市)」の解説
花巻の老舗で馴染み深い周辺市民が多く、大食堂は曜日・時間を問わず賑わっていた。地下食品売り場はスーパーマーケット型の売り場となっていたが、2011年2月20日で営業を終了した。以後、地上8階のうち6フロアで衣料品や日用品を販売していた。 2015年夏に耐震診断を実施したところ不適応と診断され、老朽化で部品調達など施設補修が困難であること、改修や建て替えには多額の費用が必要となること、不特定多数の人が訪れる店舗で安全性を確保できないことから存続は困難と判断。2016年6月7日をもって閉店することとなったが、市内の高校生の食堂存続を求める署名活動や、市民からの閉店を惜しむ声の高まりを受けて、花巻市の花巻家守(やもり)舎が運営の引き継ぎを検討していると報道された。2016年6月、上町家守舎が設立される。2017年2月に6階の大食堂が営業再開。2017年6月に1階小売店がオープン。2018年12月、元食料品売場だった地下1階に、花巻スケートボード協会による、DprtmentSP(デパートメントスケートボードショップ&パーク)オープン。2020年3月、耐震工事完了。2020年7月には花巻おもちゃ美術館が開館した。 再開された大食堂は「昭和レトロ」な雰囲気が楽しめるスポットとして、県外からも多くの来店客が訪れる。大食堂復活までの経緯は、北山公路『マルカン大食堂の奇跡 岩手・花巻発!昭和なデパート大食堂復活までの市民とファンの1年間』(双葉社、2017年5月、ISBN 978-4575312546)として本になっている。
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