安土敏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/03 09:38 UTC 版)
安土敏(あづち さとし、1937年 - [1])は日本の小説家、実業家、経営コンサルタント[2][3]。本名は荒井伸也(あらい しんや)[2][3]。東京都出身[1]。
1960年に住友商事入社後、1970年に食品スーパーマーケットチェーン「サミットストア」(後のサミット)に出向した。その後、同社社長、会長、最高顧問を経て2004年に同社を退社した。2001年にオール日本スーパーマーケット協会(AJS)第3代会長に就任、2015年に退任し、名誉会長となる[4]。日本チェーンストア協会特別顧問[5]。
会社務めの傍らで、1981年から経済小説、コラム、エッセー、評論等を発表してきた。「社畜」という言葉を考案した人物とされる[6]。
略歴
- 1937年 - 東京都に生まれる。
- 1956年 - 東京都立新宿高等学校卒業
- 1960年 - 東京大学法学部を卒業、住友商事へ入社[2]。
- 1970年 - サミットストア(後の「サミット」)へ出向[2]。
- 1981年 - 「小説流通産業」で作家デビュー[2]。
- 1983年 - 同社専務就任。
- 1988年 - 同社副社長就任。日経ビジネス誌で頻繁にコラムを手がけるようになる。
- 1994年 - 同社社長就任。
- 1996年 - 制作アドバイザーを務めた映画「スーパーの女」公開。
- 2001年 - 同社会長就任。オール日本スーパーマーケット協会会長就任。
- 2003年 - 藍綬褒章受章。同社最高顧問就任。
- 2004年 - 同社を退社。
代表作
小説
- 小説流通産業(1981年) - 後に小説スーパーマーケットと改題、映画「スーパーの女」の参考文献となった。
- 企業家サラリーマン(1986年) - テレビ朝日にてドラマ化
- 償却済社員、頑張る
- ライバル
評論
- 日本スーパーマーケット原論(1987年)
- 日本スーパーマーケット創論(2006年)
- ニッポン・サラリーマン幸福への処方箋(1992年)
- 安売り礼賛に異議あり(1995年)
出典
- ^ a b 安土 敏(あづち さとし) | 作家紹介 | 翻訳作品紹介 | JLPP 現代日本文学の翻訳・普及事業
- ^ a b c d e “荒井伸也プロフィール”. オール日本スーパーマーケット協会. 2009年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年9月3日閲覧。
- ^ a b “安土 敏”. 2025年9月3日閲覧。
- ^ “沿革”. オール日本スーパーマーケット協会. 2025年9月3日閲覧。
- ^ “役員名簿”. 日本チェーンストア協会. 2025年9月3日閲覧。
- ^ 職場うんざり、自ら赤字子会社へ 造語「社畜」の発案者 古屋聡一 2018年9月10日15時36分 朝日新聞デジタル
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