家守

デジタル大辞泉

やもり

広津和郎の短編小説。大正8年（1919）発表。

や‐もり【守^＝宮／家守】

読み方：やもり

有鱗(ゆうりん)目ヤモリ科の爬虫(はちゅう)類。人家や周辺の林にすむ。体長約12センチ。尾はその半分を占め、自切・再生する。体色は灰褐色で暗色の斑紋がある。目のまぶたは動かない。四肢の指先は太く、下面のひだに無数の微細な毛状突起があって吸盤の働きをし、壁や天井に吸いつく。夜活動し、昆虫などを捕食。福島県以南に分布。同科には約670種が含まれ、温帯から熱帯にかけて広く分布。《季 夏》「河岸船の簾(すだれ)にいでし—かな／蛇笏」

[補説] 書名別項。→やもり

や‐もり【家守】

読み方：やもり

１ 家の番をすること。また、その人。

２ 江戸時代、地主・家主に代わってその土地・家屋を管理し、地代・店賃(たなちん)を取り立て、また、自身番所に詰めて公用・町用を勤めた者。差配人。

歴史民俗用語辞典

家守

読み方：ヤモリ（ｙａｍｏｒｉ）

借地・借家を管理する人。

別名 大屋、家主

短編小説作品名辞典

家守

作者歌野晶午

収載図書家守―連作推理小説
出版社光文社
刊行年月2003.11
シリーズ名カッパ・ノベルス

収載図書家守
出版社光文社
刊行年月2007.1
シリーズ名光文社文庫

家守

作者以腕

収載図書彼女の時代
出版社新風舎
刊行年月2007.3
シリーズ名フーコー「短編小説」傑作選

近代文学作品名辞典

家守

読み方：ヤモリ（ｙａｍｏｒｉ）

作者 志賀直哉

初出 大正6年

ジャンル 小説

JMnedict

家守

姓	読み方
家守	かもり
家守	けもり
家守	やもり

ウィキペディア

家守

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/06/25 08:09 UTC 版)

家守（やもり、ヤモリ）

• 家の番をする人。
• 差配人 - 江戸時代、地主や家主に代わり、その土地・家屋を管理し、地代・店賃の徴収を行った管財人。番所に詰めて御用も勤めた。
• ヤモリ - 有鱗目ヤモリ科の爬虫類の総称。守宮。

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