大飢饉の名残
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 08:17 UTC 版)
主に東北から北陸や山陰の日本海側や、近畿から四国などまで広い地域の方言で、「てんぽな」または「てんぽ」という形容動詞・形容詞が用いられる。「大変な」「とんでもない」「とてつもない」「途方もない」などの広い意味を表す。天保の飢饉に由来するともいわれ、現代まで言葉に残る大飢饉の名残と言える。まれにさらに強調した意味で「天明天保な」とも使われる。 鳥取藩では「申年がしん」としてこの飢饉の悲惨さが伝説となって、近年まで語り継がれていた。 東北地方を中心に飢饉の犠牲者を慰霊するための叢塚(くさむらづか)が現在も残っている。
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