エックスと仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 05:28 UTC 版)
「ロックマンX コマンドミッション」の記事における「エックスと仲間たち」の解説
エックス(X) 声 - 櫻井孝宏 連邦政府軍極東司令部所属。長年の戦績が認められたためか今作でついにS級イレギュラーハンターへと昇格した。 現在では生ける伝説として世界中にその名が知られている。政府よりリベリオン討伐指令を受けてゼロやシャドウと共にギガンティスへ派遣され、紆余曲折を経てそこで出会った新たな仲間達と共にリベリオンに立ち向かう。 これまでのシリーズに見られた、自身の優しさから生じる甘さによって思い悩んだり躊躇ったりするようなことがなくなり、仲間達の先頭に立って勇敢に戦うヒーローとして描かれている。 真面目で優しい性格と不屈の闘志は健在で、個性豊かな仲間達を束ね、チームの頼れるリーダーである。その真っ直ぐな人柄が多くのレプリロイドを惹きつけ、レジスタンス隊員以外のギガンティスの住民達からも信頼されている。 本作では彼のアーマーはデザインが一新された潜入捜査用アーマーになっており、走行中及びダッシュ中はレーダーを無効化するステルス・ビームマフラー(全5色)を展開する。 「アーマーのデザインは苦労したが、その分愛着がある」として、プロデューサーである北林の好きなキャラクターである。 アーマーのデザインを変更した理由は、『西暦22XX年はゼロシリーズと同じなので、そちらにイラストのタッチを合わせた』と語られている。 主人公らしくステータスのバランスが取れたキャラクターであり、状況を選ばず安定した活躍ができる。武器は「エックスバスター」や、前腕部に接続するバスターパーツ。 スパイダー(Spider) 声 - 神奈延年 黒を基調としたボディ、蜘蛛の眼を思わせる模様、テンガロンハットを思わせる頭。 賞金稼ぎという職業から、仲間になった当初は彼に対して眉をひそめる者は少なくなかったものの、エックスたちとともに危険なミッションを率先して進めていくに連れて、その容姿や物腰も相まって、特に女性型レプリロイドを中心に仲間として愛される存在になっていった。一方で、自分のことについて詮索されるのを嫌い、特に身体検査を受けるのは頑なに拒否する頑固な一面も持つ。以前、ギガンティスの研究所にいたらしいが詳細は不明。 アーマー以外のステータスのバランスは良いが、固有システムや装備武器の特徴などから、計画的な戦闘が難しいという特殊なキャラクター。武器は両腕のカードスリットから無限に放つカード状の物。WEゲージの残量によっては、スート(絵柄)で異なる様々な効果を発揮する。 マッシモ(Massimo) 声 - 川津泰彦 「鋼鉄のマッシモ」と呼ばれるレジスタンスの勇者。武器は戟「マッシブランサー」、ハンマー等。単身、ティアナ海底収容所に乗り込むが、勝手が分からずに困惑していたところでエックスとスパイダーに出会う。 巨大な体や高い名声とは裏腹に臆病で小心者だが、それは彼が本物の「鋼鉄のマッシモ」ではなく、初代からアーマーを受け継いだ弟子「二代目マッシモ」であったため。初代マッシモから認められていたが当人は自信を持てないでいた。初代と比較して自分を卑下したり、アーマーを受け継いだことにプレッシャーを抱いたりする原因にもなっている。 師匠から受け継いだ「鋼鉄のマッシモ」の名を汚さぬよう一心に強さを追い求める不器用な男だが、ゼロが離脱した時、エックスに対して「理解するのに時間がかかる」とフォローする心優しい一面もある。 女性に対し免疫が無いようで、特にマリノには一目ぼれしていた。通常時は普通に二足歩行で行動するが、戦闘時に相手との間合いを詰める際には、足の裏から圧縮空気を放出してのホバーリングの要領で移動を行う。 敵のターンを中止させる武器がゲーム中用意されており、ゼロに次ぐパワーと、メンバー中1番の体力、アクショントリガーの性能の良さを誇る。他のメンバーに比べ属性攻撃に弱く、フォースメタル装備数も低くサブウェポン「ホークアイ」なしで攻撃が当てられない敵もいて、アーマーとシールドは専用アイテムで一定数上げる必要がある。また武器の特徴上単発攻撃しか出来ない。 マリノ(Marino) 声 - 鈴木麻里子 くノ一の姿をした女性型レプリロイド。新技術や新発明を盗み出し、人間で言う「難病」に苦しむレプリロイド達へと無償で広めているらしい。武器は「ビームナイフ」やエネルギーの手裏剣、ハリセンなど。 自己の信念に忠実であり、盗みなどの行為自体については別段悪いことをしているという意識はない。戦いそのものよりも隠密行動を得意としており、その際にはヘルメット上部の仮面のようなバイザーを降ろす。 ガウディル研究所の新技術を狙い、エックス達とリベリオン兵の戦闘のドサクサに紛れてに忍び込んだ。 成り行きで仲間に加わることになる。仲間思いではあるが基本的に一匹狼な性格で、組織(特にそのトップ)というものをあまり信用していない。 ヒット数の多い武器が多くクリティカル率が高い。攻撃力と体力は低いが、他は平均的である。敵からアイテムを盗むサブウェポン「アイテムキャプチャー」を所持。メインウェポンは射撃系と格闘系がある唯一のキャラクター。 シナモン(Cinnamon) 声 - 野中藍 胸部に「フォースメタル・ジェネレータ(メニューでは略してFMG)」を内蔵した革新的な看護師型レプリロイド。武器は換装できる両腕パーツ。 FME(フォースメタル・エネルギー)と呼ばれる未知のエネルギーを利用して、様々な機能を持ったフォースメタルを精製することが可能。フォースメタルジェネレーターと搭載された医療ユニットの連動によって、致命的なダメージを受けたレプリロイドのダメージを直すこともできる。自らの意思で戦列に加わり、危険な任務や厳しい訓練に耐える隊員たちにとってアイドル的存在となる。 出自から箱入り娘同然に育てられたため、世間常識には疎い。そのためかいつもマイペースでおっとりとした心優しい性格の持ち主であり、マリノが泥棒と知っても恐がったり警戒したりする様子はなかった。芯はしっかりしており、いざというときははっきり自分を主張できる(ガウディルとマリノが仲間になったのはこれによるところが大きい)。基本的に他人を疑うことをしないため、リディプス大佐がエックス達を裏切ったと知った際はメンバーの中で最もショックを受けていた。 涙を流せる設定があるかは不明だが、セントラルタワーが襲撃された際はパニックを起こしその場で泣き出してしまった。天使の羽のような彼女の後ろ髪は、そのときの機嫌によって形が変わるらしい。 攻撃力と体力は最低値だが、防御力や属性攻撃の耐性がパーティメンバー中で最も高いため、サポート役として活躍する。しかし、ある装備武器によって戦闘能力は、印象を覆すほど大幅に上昇する。 アクセル(Axl) 声 - 高山みなみ エックス、ゼロと並び称されるイレギュラーハンター。武器は「アクセルバレット」等の銃。レプリロイドのDNAデータを解析し、その外見と性能をコピーできる「Aトランス」能力を持つ。『X7』の時点では正式なハンターではなかったが、現在では立派なS級ハンターへと成長し、その名声はギガンティスにまで広く知れ渡っている。 自らの出生の手がかりを探って単身ギガンティスに潜入し、自分と同じコピー能力を持つレプリロイドが数体存在していたことまでは突き止めたものの、リベリオンによる反乱が発生したことで、やむなく調査を中断する。その後、コピー能力を使ってリベリオン兵士に変身しながら持ち前の要領の良さでギガンティスを転々としていたところ、同じくウルファト生産工場に潜入していたエックスたちと出会う。 機転が利き素早い状況判断にも優れている。『X7』に比べると、精神的に成長したような印象を受けるが、それでもエックスやゼロに比べればまだまだ子供。天真爛漫で純粋な性格だが、時としてそれはイレギュラーに対する残虐性となって表れる。一方でその子供らしさが民間の女性レプリロイドに人気があり、本人もまんざらでもない様子である。6話では、ブーストパーツを装備できない事に少し拗ねている。 敵に応じた豊富な攻撃手段が特徴的(1つのアクショントリガーで格闘・射撃・3属性攻撃が可能。一部の系統の敵の弱点を突ける銃を装備できる)。 なお『X7』にて「Aトランス」は自分に近い体型しかコピーできないと言っていたが、今作では明らかに体格が違うシルバーホーンドなどにも変身できる。 ゼロ(Zero) 声 - 置鮎龍太郎 エックスの親友であり、誰もがその実力を認めるS級ハンター。連邦政府軍極東司令部所属。武器は「ゼットセイバー」やエナジーブレード等の剣。 エックスと共にギガンティスへと潜入するが、シャドウの裏切りにより一時期行方不明になってしまった。その一件がトラウマとなってしまったらしく、合流直後はスパイダーをはじめとする他の仲間達(特にギガンティス製レプリロイド)を信用できず「ギガンティスのならず者」と罵り、エックスの制止も聞かずにハンターベースから出て行ってしまう。しかしその後窮地を救われ、皆が平和のために助け合っている様を目の当たりにして考えを改め、彼らを信頼して仲間へと戻った。エックスとのコンビも健在。 冷静沈着だが若干がさつな性格で、イレギュラーハントへのスタンスは相変わらずドライである。 一方、過去のシリーズに比べると熱くなったり動揺したりと感情表現が豊かになった。特に友情に関しては仲間を大切に思う気持ちがエックスと同じくらいストレートに表れるようになっている。 攻撃力と体力に特化したメインアタッカーであり、装備品や固有システムなども攻撃に特化したものが多い。サブウェポン「ホークアイ」なしで攻撃が当てられない敵もいて、アーマーとシールドは専用アイテムで一定数上げる必要がある。
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