アーケード版メインシリーズ
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「Dance Dance Revolution」の記事における「アーケード版メインシリーズ」の解説
作品タイトル機種国リリース(西暦)備考Dance Dance Revolution (初代) AC JP 1998/09/26 BEMANIシリーズ第3弾として登場した最初のDDR。サンプルバージョンとしての位置付け。搭載基板はシステム573を拡張したものを使用。後のDDR 1st IR Ver.と比較してモードや収録曲数が少なく、プレイ画面の演出も多少異なる(踏んだ矢印が消えない等)。これのせいか、BGMと矢印の動きも少しずれており、タイミングよく踏んだと思ってもそうでない場合もある。2013年稼働版も同一タイトルであるため、この作品を「初代DDR」「DDR 1st」として表記することがある。 Dance Dance Revolution Internet Ranking Version 1998/11/18 正式バージョンとして初のDDR。2曲のコナミオリジナル曲を追加、SINGLEにMANIACが、DOUBLEにはANOTHERが追加された。また、インターネットランキングもこのバージョンから開始された。また、「GREAT!」以上で踏んだ矢印が消えるようになって、評価が分かりやすくなった。このバージョンの基本的なシステムが、4thMIX PLUSまで踏襲されることになる。 Dance Dance Revolution 2ndMIX 1999/01/29 収録曲32曲になった初のメジャーバージョンアップ。ランダムディスク、STEP BATTLEといった要素が追加された。 Dance Dance Revolution 2ndMIX LINK VERSION 1999/04/28 DDR 2ndMIXにPlayStation版DDRとのメモリーカードによるリンク機能が搭載されたバージョン。エディットデータの使用、オールミュージックモードが追加。このモードに限り難度を曲ごとに選択可能に。また家庭用新曲も追加。 Dance Dance Revolution 2ndMIX CLUB VERSION 1999/05/06 正式タイトルは「Dance Dance Revolution 2ndMIX with beatmaniaIIDX CLUB VERSION」。DDR 2ndMIX LINK Ver.にクラブキットという追加キットを用いて『beatmania IIDX』筐体とリンクすることで、同筐体の曲を使用して協力プレイできるようになった2ndMIX。クラブプレイ時に選択できる譜面はBASICのみ、曲も制限されている。 Dance Dance Revolution 2ndMIX CLUB VERSION 2 1999/07/27 正式タイトルは「Dance Dance Revolution 2ndMIX AND beatmaniaIIDX substream CLUB VERSION 2」。クラブプレイ時のルールをゲージ共有型に変更、譜面やプレイ可能曲数の増加、IIDX側によるエキスパートモードを追加。BPMが変化する楽曲・難易度9が初登場。IIDX側の対応バージョンはsubstreamおよび2nd style。 Dancing Stage featuring TRUE KiSS DESTiNATiON 1999/07/27 小室哲哉と吉田麻美のユニットをフィーチャリングした「Dancing Stage」の第1作。各曲専用のムービーが収録されたり、矢印の柄が難易度ごとに異なるなど、DDRとの違いを強調したつくりになっていた。なお、タイトル画面でコマンドを入力することによりプレイする事ができるSUPER MANIACが登場。次作のDancing Stage featuring DREAMS COME TRUEにも採用される。 Dance Dance Revolution Solo BASS MIX 1999/08/19 一人用・6パネルの専用筐体を用意したDDRの外伝シリーズ。通信対戦/協力プレイ機能やNONSTOP MEGAMIXモードを搭載した。楽曲は大半が『Dancemania BASS』シリーズより選曲されているほか、画面のレイアウトもメインシリーズとは大きく異なっている。搭載基板は初代DDRと同様(システム573)。 Dance Dance Revolution 3rdMIX 1999/10/30 3つ目のメジャーバージョン。MANIACモードはSTEP STEP REVOLUTION(SSR)モードとして独立、DOUBLEにも追加された。DDR 2ndMIXの楽曲もDDR 2ndMIXモードに切り替えることでプレイできる。また、新たにUNISONモード、NONSTOPモード、歌詞表示が追加。なお、エディットデータの形式がDDR 2ndMIX LINK Ver.から変更されている。このバージョンからデジタルサウンド拡張基板を増設したシステム573に仕様変更された。なおこの基板はEXTREMEまで継続使用されていくことになった。(その為、現在でも稼働しているDDR EXTREMEは仕様上、基板の耐久力に限界が来ているものもある。) Dance Dance Revolution Solo 2000 1999/12/16 DDR Soloシリーズの2作目。フットパネル部分をステージに載せ改良、プレイ時にパネル数を選択できるほか、ステージの進行にチップ制度を採用した。また、Dancing Stage featuring TRUE KiSS DESTiNATiONのコナミオリジナル曲2曲と家庭用2ndReMIXからの新曲を追加。こちらもDDR 3rdMIX同様デジタルサウンド対応システム573へ変更。 Dancing Stage featuring DREAMS COME TRUE 1999/12/25 国内で有名なドリームズ・カム・トゥルーをフィーチャーしたDancing Stage第2作。基本的な部分は第1作と同じだが、コナミオリジナル曲はない。また、矢印の絵柄が5種類(隠しコマンドにより15種類)から選べる。 Dance Dance Revolution 3rdMIX PLUS 2000/06/21 DDR 3rdMIXのマイナーバージョンアップ。初めてDancemaniaの楽曲以外に、韓国のダンスミュージックを採用。またSSRモードは廃止、MANIACとなって従来の難度選択の形をとるようになった。更に、家庭用DDR 2ndReMIXからの移植曲・家庭用DDR 3rdMIXからの新曲追加・DDR 4thMIXのDancemania楽曲を数曲先行収録。初めて過去の収録曲の中で削除された曲が出た作品である。DDR 3rdMIXモードはSSRがMANIACに統合され、2ndMIXモードはDDR 2ndReMIXからの移植曲も追加されている(ただしこちらではDOUBLE MANIACが仕様上プレイできない)。 Dance Dance Revolution 4thMIX 2000/08/24 Soloシリーズと統合したバージョン。これにより、大量の譜面が追加された(DDR 2ndMIXまでの楽曲のDOUBLE MANIAC譜面、メインシリーズの曲の6PANEL譜面、DDR Soloシリーズの曲のDOUBLE譜面、BATTLE譜面)。選曲方法にジャンルセレクトシステムを採用。メインモードのほかに、他メディアとの連携機能を統合したリンクモードを用意。beatmaniaIIDXより数曲が移植される(DDR 4thMIX PLUS/DDR 5thMIX及びDDRMAX2以降も同様)。 Dancing Stage featuring Disney's RAVE 2000/11/30 エイベックスのディズニーをフィーチャリングしたクラブミュージックを収録したDDR。同時リリースされたPlayStation版ではDDRシリーズ扱い。結果表示画面ではPS版のダイエットモードのような計測結果が表示され、表示されたパスワードをコナミのサイトに送ることで個人の累計データを見ることができた。 Dance Dance Revolution 4thMIX PLUS 2000/12/28 オールミュージックモードが追加。また、新曲が幾つか追加されたほか、幾つかのMANIAC譜面に修正が行われた。『Dancing Stage featuring TRUE KiSS DESTiNATiON』で登場したコナミオリジナル曲は元の4thMIXでは収録されず、このバージョンでDDRメインストリーム初登場となった。Solo筐体バージョンは本作が最終作となる。 Dance Dance Revolution 5thMIX 2001/05/02 デフォルトで全曲セレクトができるようになった初のシリーズである。3分程度の長さのロングバージョン曲や、プレイヤーから募ったオーディション企画による楽曲が収録されている。また、曲中で譜面が停止するトラップが初登場したのも本作。また、以後の作品における選曲画面のひな形ができたのも本作である。DDR 1stからDDR 3rdMIX PLUSまでに収録されていた大半の収録曲が削除。また、NONSTOPモードが廃止された。beatmaniaIIDXからの移植曲の他、Dance ManiaXより数曲が移植される。 DDRMAX -Dance Dance Revolution 6thMIX- 2001/11/24 フリーズアロー、新難度表示システム、グルーブレーダー搭載、エクストラステージの再採用と新フィーチャーを多数追加し、過去の楽曲を全て削除した上で新タイトルとリニューアルを図った作品である。また、以後のシリーズで「難度10」に値する曲が最初に出たシリーズでもある。その他、家庭用DDR 4thMIX/DDR EXTRAMIX/DDR 5thMIXの家庭用からの楽曲をアーケード版初収録。 DDRMAX2 -Dance Dance Revolution 7thMIX- 2002/05/01 人気投票により過去のコナミオリジナル曲が選抜の上復活した。最上級者用モードとしてCHALLENGE(鬼)モードが追加された。また、DDRMAXで削除された難易度数値表示が再採用され事にあわせて難易度10が初登場。 Dance Dance Revolution EXTREME 2003/01/29 Dancemaniaからのライセンス曲を中心とした過去曲を大幅に追加、さらに他のBEMANIシリーズの人気曲及び、家庭用DDRMAX/DDRMAX2の新曲を収録した。また、NONSTOPモードの復活や、LIGHT譜面より易しい入門者向けのBEGINNERモード、点滅する難易度10を追加。しかし「DDRMAX」導入の前後から陰りを見せていた人気は、その低迷に歯止めが効かず、本作品を以って一旦開発が打ち切られることとなった。この世代までリリースされた筐体バージョンはすべて「旧旧筐体」と呼ばれる。 Dance Dance Revolution SuperNOVA / Dancing Stage SuperNOVA JPUSEU 2006/07/122006/052006/04 日本では約3年半、北米では約5年ぶりとなるアーケード版新作である。欧州のみDancing Stage~、他はDance Dance Revolution~のタイトルでリリース。日・米・欧・アジアでの世界同時展開となり、グローバルインターネットランキングを実施。システム基板を変更し、全300曲以上の収録曲など大幅にパワーアップ。国内版と一部のアジア版(台湾・香港など)は本作からe-AMUSEMENTに対応。家庭用DDR EXTREME/DDR PartyCollection/DDR Festival/DDR STRIKEからも一部を除く大半の新曲が移植された。以降、家庭用移植の際の新曲が次回作に移植されるようになる。しかし、その一方でEXTREMEに収録されていた版権曲がごく一部を除き削除された。この世代から新規で購入した筐体は赤色の塗装となっており、「旧新筐体」と呼ばれる。もちろん「旧旧筐体」もバージョンアップ可能。 Dance Dance Revolution SuperNOVA2 JPUS 2007/08/222008/01/18 新曲の追加に加え、アーケード版としてはDisney's RAVE以来となる消費カロリー計算機能(WORKOUT)を搭載、BEMANI機種同様にプレイヤーのやり込み具合に応じて追加要素を解禁するなどシステム面も強化された。また、海外でのe-AMUSEMENT対応もより充実し、アジアの他に新たに北米でもオンライン対応となった。アーケード版のメインシリーズにおいて、初めて邦楽の版権曲が収録されたバージョンでもある。 Dance Dance Revolution X JPUSEU 2008/12/242009/6/32009/06/09 新システム基板、新デザイン筐体(「新筐体」または「X筐体」と呼ばれる)の投入や、リンク機能の復活(USBメモリを使用)、新曲や新モードの充実、当シリーズ初の液晶ディスプレイ搭載などシリーズ10周年を飾る作品。本作より欧州でもタイトルが"DDR"となり、世界共通タイトルとなる。今作では50曲以上ものコナミオリジナル過去曲が削除された(逆に版権曲は全生存)。一方、初期のDancemania版権4曲が「2008 X-Edit」として再編集されて収録された。今作より難易度数値が10段階から20段階へと細分化される(使用されたのは18まで)。 Dance Dance Revolution X2 JPUSEU 2010/07/072010/12/312011/05/13 選曲画面が一新され、コナミの電子マネーPASELIにBEMANIシリーズとしては初めて対応。新曲は70曲以上収録。Xに続き今作も初期のDancemania版権曲4曲が再編集・新譜面で収録。また、邦楽・アニメソングなどが大量追加され、beatmaniaIIDXからの移植曲もこれまで以上に増加したが、SuperNOVA2以前の版権曲は一部を除きすべて削除されている。またメインのモードと別にビギナー向けのモードが設定された一方で、ヘビーユーザー向けのモードやイベントも更に拡充されている。難易度19が初登場。 Dance Dance Revolution X3 VS 2ndMIX JP 2011/11/16 新規購入店舗にて11月16日より先行稼働が順次開始され、既存店舗は11月30日に稼働開始。当初は「X3」として2011年6月よりロケテストを実施していたが、2011年6月30日に明らかにされた概要で、シリーズ2作目である「DDR 2ndMIX」がプレイモードとして収録されることになり、タイトルも「X3 VS 2ndMIX」となった。上述のように前作は邦楽やアニメソングの大量追加があったものの、今作は逆にコナミオリジナル曲の大量追加・2ndMIX収録版権曲の復活で新規版権楽曲はごく少数にとどまった。2ndMIXモードは当時の「DDR 2ndMIX」のシステムやデザインを忠実に再現しているが、グラフィックの動きや滑らかさなどは現在の仕様に準拠され高画質になっている。 Dance Dance Revolution JPKR 2013/03/14 新規導入店舗にて3月14日より先行稼働が開始され、既存店舗では3月21日より稼働開始。ロケテストは2012年10月より行われていた。タイトルからナンバリングやサブタイトルを撤廃し、新しい『Dance Dance Revolution』として稼働。本作では稼働後に年間を通じて定期的にアップデートにより楽曲追加などを行う予定である。『X』以来となる新型筐体も導入された。新筐体は『Dance Evolution ARCADE』を彷彿とさせる白を基調としたデザインになっている。2014年5月12日には大幅バージョンアップが施されて選曲画面がGITADORAに準じた画面となり、足マークが廃止となる。消費カロリーの目安となる食べ物の表示も行われる。初代と同一タイトルであるため、この作品の初期版を「DDR 2013」、2014年のバージョンアップ版を「DDR 2014」として表記することがある。 Dance Dance Revolution A JPKRUS 2016/03/302016/04/042016/07/06 シリーズ15作目。「A」は「エース」と読む。JAEPO2016にて稼働が発表された。選曲画面が一新されている。 Dance Dance Revolution A20 JP 2019/03/20 シリーズ16作目で、20周年を記念した最新作。「A20」は「エースツーオー」と読み、ロゴは金色で表示。金色を基調とした新筐体「20th anniversary model」にて先行稼働開始したが、A以前の既存旧筐体のへのアップデートは2019年7月24日に行われた。旧筐体では青色ロゴで表示 JPKRUS 2019/07/242019/08/012019/09/24 Dance Dance Revolution A20 PLUS JP 2020/07/01 JPKRUS 2020/07/06 Dance Dance Revolution A3 JP 2022/03/17 Dance Dance Revolution USA US 2001 26曲収録したUSA仕様のDDR。現地の流行に沿った選曲がなされている。 Dancing Stage EU 不明 ヨーロッパ版のDDRシリーズの第1作。日本版2ndMIXシステムをベースに、日本版の初代と2ndMIXから選抜した楽曲を収録している。 Dancing Stage EuroMIX 不明 ヨーロッパ版のDDRシリーズの第2作。日本版DDR 3rdMIXをベースに、Universalレーベルの楽曲を追加している。 Dancing Stage EuroMIX2 2002/08 ヨーロッパ版のDDRシリーズの第3作。日本版DDRMAX2を欧州チューニングしたもの。なお、鬼モードは撤廃されている。 Dancing Stage Fusion 2005 欧州版アーケード版DDRの続編。PS2版同タイトルの移植版。 Dance Dance Revolution 3rdMIX ver Korea KR 不明 韓国版DDR 3rdMIX。日本版3rdMIXをベースに、韓国のダンスミュージックが7曲追加されている。この7曲は後に日本版3rdMIX PLUSへ収録された。 Dance Dance Revolution 3rdMIX ver Korea 2 不明 上記のマイナーバージョンアップ。韓国曲がさらに9曲追加されている(日本版には未収録)。
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