譜面難度・難易度パラメーター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 22:36 UTC 版)
「Dance Dance Revolution」の記事における「譜面難度・難易度パラメーター」の解説
DDRはBEMANIシリーズでも早い段階から同じ楽曲に難度別で複数の譜面を設定する試みを行っている。現在では1曲辺りSINGLE・DOUBLE2つのプレイスタイル、SINGLEには最大5つ、DOUBLEには最大4つの難易度カテゴリが設定されている。主にアーケード版メインシリーズでは以下のような譜面のカテゴリが設定されている。なお基本的に各呼称は、左からDDR A、右に行くに連れ古いバージョンでの呼称、後に行くほど難しい難易度カテゴリとなっている。文中で述べる「難度」とは譜面自体の難度を示す20段階の数値。DDR Aでの難易度の最大値は19である。数字が大きくなるほど高難度であるが、必ずしも全ての楽曲の譜面が譜面のカテゴリ順に難しくなっているとは限らない。呼称方法・難易度カテゴリ・難易度数値の上限については#国内アーケード版メインシリーズにおける主要システムの来歴早見表も参照のこと。 BEGINNER(習) プレイ方法を覚えるためにDDR EXTREMEで新設された新たなる最低難易度カテゴリである。初めて導入されたのは家庭用DDR BEST HITSである。この難易度は標準的には1~4程度に合わせてある難易度。最大は9(SINGLEに6曲のみ)まである。譜面の特徴として、『4分音符が中心・踏み方が変わる際には最低1拍の空きがある』『同時踏みは前後もしくは左右』『簡単なフリーズアロー』、もともと上級者向けのDOUBLEモードにはBEGINNERは存在しない。アーケード版DDR EXTREMEとアーケード版DDR SuperNOVAがリリースされるまでの家庭用の作品(一部除く)においては、画面の奥に筐体のモデリングとポリゴンモデルが存在し、踏み方のお手本としてシーケンスに合わせてプレイヤーへの攻略サポートを行っていた。 BASIC(楽) / LIGHT 初級者~中級者向けのステップが集められた、基本となる難易度である。この難易度は最小は1から(SINGLEは2から)標準的には3~7程度に合わせてある難易度。最大は13まである。 リズムにおいては4分音符、同時踏みにおいては横・縦向きのものを的確に踏めることがまず主眼になるが、まれに発展的に8分音符や斜め向きの同時踏みも挿入されることがある。16分音符は一部の曲以外には基本的には登場しない。 HARD DDR 1stのHARDモードに収録されている曲の中でNORMALモードにも収録されている曲の一部は、NORMAL譜面とBASIC譜面が異なり、少々難度が上がっている。2ndMIX以降のごく一部の楽曲のBASIC譜面はこのHARDのものが採用されている。 DIFFICULT(踊) / STANDARD / TRICK / ANOTHER 中級者向けの、やや難しいステップが収録された難度。DDRMAX~DDR EXTREMEでは標準カテゴリとされていた。4分、8分などがバランスよく配置されており、運動としても程よい量。16分音符は付点8分を組み合わせた4分3連符に類似するリズムを取る際に使用されることは多いが、純粋に16~32分として使用されるケースはテンポが極めて遅い楽曲やストップ譜面の前後、ごく一部の楽曲などを除けば稀である。この難易度は最小は4から、標準的には5~9程度に合わせてある難易度。最大は15まである。 EXPERT(激) / HEAVY / MANIAC 上級者向けのカテゴリとしてSINGLEではDDR Internet Ranking Ver.より、DOUBLEではDDR 3rdMIXより新しく新設された。多くの楽曲にとっては最高難度譜面である。DIFFICULTよりもスピード・体力・テクニック等が要求されるものが多く、大半の曲で譜面内での一息つくインターバル部もほとんどなくなる。16分音符が登場する楽曲が多く、楽曲のフレーズをそのまま踏むポイントもある。この難易度は最小は6から、標準的には10~13程度に合わせてある難易度。最大は18まである。 SSR(STEP STEP REVOLUTION) DDR 3rdMIXでは「MANIACはダンスなのか?」という疑問からSSR(STEP STEP REVOLUTION)と名称が変更され独立したモードとなったが、次バージョンであるDDR 3rdMIX PLUSで名称がMANIACに戻され独立したモードは廃止された。 SUPER MANIAC 国内版の「Dancing Stage featuring. TRUE KiSS DESTiNATiON」と「Dancing Stage featuring. DREAMS COME TRUE」の2作に設定された上級カテゴリ。当時はMANIACの更に上のカテゴリとされた。どちらの作品もゲーム開始前に特定のコマンドを入力しなければ選べない(コマンドを入力するとMANIAC DOUBLEも解禁される)。 DS feat. TRUE KiSS DESTiNATiONに収録されていた2曲のコナミオリジナル曲については、DDRシリーズに移植される際にSUPER MANIAC用の譜面がDDRでのMANIAC譜面として引き継がれている。 CHALLENGE(鬼) DDRMAX2で新設された譜面カテゴリ。難度は楽曲によってピンからキリまであり、EXPERTよりも難度が低いという譜面も存在し、つまり「おまけ譜面」といったニュアンスである。その名の通りCHALLENGEモードで使用することを前提として難度をDIFFICULTとEXPERTの中間にしたものもあれば、製作過程でできた第4の譜面という意味、そして先述のSUPER MANIAC同様の「真の最高難度譜面」という意味合いのものもある。なお、DDRMAX2に登場した「CHALLENGE専用楽曲」の譜面や、DDR Xで登場した「ショックアローを搭載した譜面」もここに属する。難易度17・18の譜面が増え、標準的な範囲がEXPERTから若干上がるが、ショックアロー搭載譜面に関しては、BASICやDIFFICULTを基にして作成された譜面もあるため、10位内に収まっていることが多い。DDR X2で難易度19の譜面が公式に初めて登場した。
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