アビダンマッタサンガハとは? わかりやすく解説

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アビダンマッタ・サンガハ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/19 07:31 UTC 版)

アビダンマッタ・サンガハ
基本情報
宗教 仏教
作者 アヌルッダ(Anuruddha
言語 パーリ語
時期 11世紀
章節 9章

アビダンマッタ・サンガハ: Abhidhammattha Saṅgaha摂阿毘達磨義論[1])は、仏教の南伝上座部大寺派に属する僧侶アヌルッダ(Anuruddha)によって11世紀頃に書かれた、仏教綱要書。題名は、「論(アビダンマ)の意味の集成」といった意味。

上座部仏教圏では、入門的テキストとして用いられている。

構成

藤本訳 [2]。【戸田訳】[3]

  • 第1章 の分析 【摂心分別】
    : Citta-saṅgaha-vibhāga
  • 第2章 心所(心の中身)の分析 【摂心所分別】
    : Cetasika-saṅgaha-vibhāga
  • 第3章 雑多なものの分析 【摂雑分別】
    : Pakiṇṇaka-saṅgaha-vibhāga
  • 第4章 路(心の生滅)の分析 【摂路分別】
    : Vīthi-saṅgaha-vibhāga
  • 第5章 離路(業と輪廻)の分析 【摂離路分別】
    : Vīthimutta-saṅgaha-vibhāga
  • 第6章 物質の分析 【摂分別】
    : Rūpa-saṅgaha-vibhāga
  • 第7章 まとめという分析 【摂集分別】
    : Samuccaya-saṅgaha-vibhāga
  • 第8章 縁起の分析 【摂縁分別】
    : Paccaya-saṅgaha-vibhāga
  • 第9章 業処の分析 【摂業処分別】
    : Kammaṭṭhāna-saṅgaha-vibhāga

日本語訳

  • 『南伝大蔵経』 第65巻 「摂阿毘達磨義論」 高楠順次郎監修、水野弘元大蔵出版
  • ウ・ウェープッラ, 戸田忠 『アビダンマッタサンガハ 南方仏教哲学教義概説〔新装版〕』中山書房仏書林、2013年。ISBN 978-4-89097-076-6 
  • 藤本晃 『『アビダンマッタサンガハ』を読む』サンガ、2013年。 ISBN 978-4-905425-55-7 

脚注

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注釈

出典

  1. ^ しょうあびだつまぎろん。近代における日本の漢訳タイトル。『南伝大蔵経』 第65巻
  2. ^ 藤本 2013, §目次.
  3. ^ ウ・ウェープッラ, 戸田忠 2013, §目次.

関連項目

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