「比泉生活相談事務所」関係者
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「夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜」の記事における「「比泉生活相談事務所」関係者」の解説
岸 恭助(きし きょうすけ) 声 - 小野大輔 / 小松未可子(幼少時代) 桜新町町長(ヒメ)の秘書にしてヒメのお目付け役。 2月10日生まれ。18歳。身長177センチメートル。黒髪に灰色の目を持ち、眼鏡を掛けている。正体は鬼。本気になると頭部に2本の小さな角が生える。好物は牛丼。趣味は読書。 冷静で真面目な性格だが、熱くなりやすい。特に妹の桃華に対しては少々シスコン気味。混乱すると言葉が変になる。何故かコーラを飲むと酔う(普通の酒でも十分酔う)。秋名とは子供の頃からの付き合いで、皆が恭助の力を怖がって近づかなかったときも、秋名だけはいつもちょっかいを出していた。そのため親友とも呼べる仲だが、桃華との仲は認めていない。ヒメのことは「お嬢様」(公務中は「町長」)と呼び敬語を使うが、稀に「休憩時間」を取り、その際は「ヒメ」と呼び砕けた口調になる。ちなみに敬語はヒメの秘書になると宣言してからけじめとして日常でも使うようになった。 岡山出身。以前は自分達が「鬼」というだけで差別する周りの人間達から桃華を守ろうと、誰の世話にもならないと言っていたが、ヒメの言葉により桜新町へ来た。 ことはのおこした事件の際、頭部を強く打ち、その後眼鏡をかけるようになる。本人曰く、「前から近視が進んでいて元々かける予定だった」と言っているが、ギンと秋名の反応からその傷が原因で視力が下がった模様。 岸 桃華(きし とうか) 声 - 戸松遥 恭助の実妹。 8月1日生まれ。16歳。身長164センチメートル。兄と同じく鬼で岡山出身。おかっぱ頭が特徴だが、時期によって微妙に髪型を変えている。趣味は弓道(現在はやっていない)、音楽鑑賞。 恭助同様に力を抑えるため枷をつけていたが、それでもその力は大きく不安定で松葉杖でソファーを吹っ飛ばしたり突っ込んできた車を片手で押え込むほど。本気になると、恭助と同じく頭部に2本の小さな角が生える。夏になってからは完全に力をコントロールできる様になり、枷がなくても生活できるようになっている。 初登場時はおとなしい性格で、抑えられない力に心を痛めたりもしていたが、枷を作りかえてからは体に負担がかからなくなったせいか、明るくなっている。どうやらボケの方に当たるらしいが、秋名やアオがいないと自動的にツッコミにまわる。兄、恭助のシスコンぶりに呆れはしているものの、なんだかんだでちゃんと尊敬している。秋名に思いを寄せておりヒメに対抗心を燃やすこともあるが、基本は仲良し。紫に協力するようになってからは秋名に膝枕するヒメを茶化すこともありライバル意識は消えている模様。 現在は合気道を習っており、円神との戦いでも使ったが「付け焼き刃」と称された。 幼少期にことはがおこした事件の後、恭助に大けがを負わせたから、と彼女を一時期敵対視していたが、その後の恭助の説明や、アオが彼女と一緒に遊ばせるようにしたことから少しずつ打ち解けていった。 東 鈴(あずま りん) 声 - 又吉愛 ラーメン屋「宝々蘭(ほうほうらん)」の住み込みのバイト。 12月11日生まれ。15歳、不死人だが歳を取る。好物は餃子。趣味は食べ歩き。 茶髪に金色の瞳を持つ。小柄で保育園児と遊んでいて紛れてしまうほど。常に敬語で話し、性格は明るく無邪気。サボっている描写が多いが仕事には真面目。住み込みで働いているラーメン屋の店主にはとても感謝している。 不死人で本来なら札を貼っていなければ動けないが、七郷で作られた名前入りワッペンを札代わりとしているため動ける。札(ワッペン)がないと、死んでいると同じ状態だが、近くに死霊使いがいる時は札(ワッペン)なしでも動くことができる。不死人の体質上、眠ることができない(何故か居眠りする描写は存在する)ため、睡眠時は札を外し、起床時にはアラームと同時に札を張り付ける特殊な目覚ましを使っている。眠れない時に見続けたせいか、星空が怖い。料理が得意。 過去に迫害を受けていたらしく、体中に傷がある。学校に登校する際は夏でもセーターやタイツなどで肌を隠している。そのせいか桜新町に来たばかりのころは大人しく、気弱で人見知りも激しかった。 迫害されていた昔、ざくろに助けられ共に生活をするも、彼女が堕ちたことで逃げ出し、桜新町に来た。そのざくろがやって来た際は皆に迷惑をかけないため一度はざくろとともに町を出る決意をするが、ヒメ達の活躍によって町に留まることになった。 テレビアニメ第1作では第1話の時点で桜真町にやってくる。過去が異なり、妖怪であることを理由に学校でイジメられており、人間に対する不信感が原作より強く、人間の秋名や妖怪なのに人間に加担するヒメ達を嫌っていた(のちに和解)。 士夏彦 雄飛(しなつひこ ゆうひ) 声 - 松本さち 桜新町のある区の区長であり、その区の土地神。 1月1日生まれ。少年のような外見をしているが、年齢は千を越える。身長142センチメートル(少年の時)。趣味は秘書のマリアベルにコスプレをさせること。好物は粉物。 土地神として「つかず離れずただ見守るのみ」という姿勢でいるものの、妹の八重に秋名の仕事を手伝わせるなど協力的である(理由は「200年以上前から桜新町の桜並木を毎年見続けていて来年それが見られなくなることが嫌だから」としている)。ヒメ達にコスプレをさせたり、ことはにエロ本を読ませて実体化させようとしたりと、年齢相応の(?)オッサンぽい所がある。喫煙者。実は土地には根付いておらず、マリアベルの守り神である。以前50年ほど桜新町の土地神だったが、七郷ができたころに旅に出た。少年の外見なのは長らく土地に根付かなかったために力が衰退してしまったためであり、力が戻った現在は本来ならば青年の姿なのだが、マリアベルに「小さい方がよかったなー」みたいな顔をされたため、ずっと少年の姿をしている。ただし重要な会議などで町外に出る時は青年の姿に戻る。 彼も調律することができ、堕ちてしまった人々を救うために各地を旅していた。マリアベルの守り神になった後は桜新町に居ついたこともあり、その能力を使ったのは二回ないし三回ほどだという(一回は六角の事件の際)。 マリアベル 声 - 田中理恵 桜新町のある区の区長、雄飛の付き人。 3月11日生まれ。22歳。身長168センチメートル。趣味は料理。朝は和食じゃないと機嫌が悪くなるという裏設定が存在する。 寡黙で大人びた感じのする女性だが、メイド服とゴスロリの違いが分からなかったり、宴会で寝てしまうなど少々抜けているところもある。のどの調子が良くない時は薬タバコを吸っている。雄飛の趣味に付き合わされ、常に何かしらのコスプレをしていて予備も何着か携帯している。ちなみに、最近ではコスプレを楽しんでいる。 元は人間だが、一度死に、そこから生き返った人造人間であり、不死人。故郷で疫病が流行った際に一番病の回りが早かったため、父の禁術で蘇り、抗体(ワクチン)生成のために人体実験を自らの体で行った。永遠に生きていくことを快く思わない父や弟の願いで一度は調律されることを望むが、雄飛の言葉で共に生きることを誓う。前はシスターをしており、そのときの服は八重が普段着ているものである。また滅多に笑顔を見せることはないが、雄飛の寝顔を見ているときは笑顔を見せることがある。雄飛が青年の姿だと不貞腐れる。 本名はV・マリアベル・F(ヴィクトル・マリアベル・フランケンシュタイン)であり、じゅりとりらのご先祖様にあたる。じゅりやその父から稀におばあちゃんと呼ばれるが、本人は嫌がっている。 士夏彦 八重(しなつひこ やえ) 声 - 桑谷夏子 桜新町の土地神で、雄飛の妹。 12月25日生まれ。自称24歳のシスター。身長166センチメートル。好物はわらび餅。 常に修道着(元はマリアベルのもの)を身につけている。雄飛とは違い年齢相応の外見をしているが、200年以上前のエピソードでも登場しており、実年齢はかなり上である。相当なクマ好きで、部屋にはたくさんのクマグッズが飾られている。中でもヒメから貰ったクマの被り物がお気に入りで、パトロールの時も身につけている。兄同様、町民全員の妖力を弱めるなど強力な力を持っている。町の妖怪が使用する枷やお札の類の作成もしている。裁縫は苦手。生足を見られることにかなりの羞恥心を感じており、見られた時には恥ずかしさのあまり気絶する。 普段は見えないが2振りの日本刀「春風(はるかぜ)」と「春疾(はるやみ)」を持っていて、能力を発動させるときなどには剣を抜く(2つを合わせて「春疾風(はるはやて)」という)。秋名達とは仲がいいが、兄の雄飛は「土地神としての威厳がない」とあまり快く思っていない。じゅりとも仲がいい。円神の言う「女狐」とは八重のこと。桜新町の犯罪率が低いのは彼女が夜な夜なパトロールをしているからである。土地神故に、桜新町で事件が起こると自分の体に異変が起こる。八重はそのことを「この町はわたし」と形容している。また、円神から弱点は町境と指摘されており、それは土地神が根付いた土地から出られないことに起因する。町の外に出るには身体を小さくする(子供になる)必要がある。 元はただの八重桜だったが、雄飛が旅立つ時に餞別として土地神になった。しかし雄飛の旅に同行すると言って聞かず、当時の比泉家当主の口添えによりこの地に根付かなかった。春疾は誕生時から持っており、桜新町に根付いた時に春風を手に入れた。 V・じゅり・F(ヴィクトル・じゅり・フランケンシュタイン) 声 - 大久保藍子 桜新町唯一の妖怪医にして町のアイドル。 8月30日生まれ。24歳。身長168センチメートル。真人間。桜新町のアイドルで、地元のテレビ番組にも出演している(ただし最近は控えている)。名前は平仮名だが出生地はイギリス。好物は辛いもの。 明るい性格の持ち主で笑顔を絶やさないが、怒る時も笑顔で迫られ、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}かなり怖い[独自研究?]。暴走した自動車を足だけで止めたり、腕相撲でヒメと桃華を一度に相手にして圧勝するなど人間離れした力を持つが、本人曰く骨の回し方と筋肉の縮め方がポイントらしい。ヒメにとって姉のような存在で、彼女が幼いころから面倒を見ていた。趣味は八重とのドライブ。睡眠時間が1日10時間と長く、患者用のベッドで仮眠を取っていたりする。食事量はヒメよりも多い。 マリアベルの子孫(正確にはマリアベルの弟の子孫)であり、医者なのにナース服を着ているのは先祖代々の決まりだからである。 幼少期に一人でカルヴァーニの子孫を追って桜新町に来たことがあるが、当時は町を救うために禁術に手を出したカルヴァーニが迫害されていることが原因で、無愛想で大人嫌いの少女になっていた。この性格と考えはこの時にマチが「小さくても良く通る声を持った大人になってみなさい」と諭したことがきっかけで軟化していくこととなる。しかしマリアベル以外のカルヴァーニの子孫は来日の数年前に途絶えてしまっており、当初の目的は達成出来なかったものの、桜新町に移住し妖怪医になるという新しい目標が生まれることとなった。 七海 ギン(ななみ ぎん) 声 - 関智一 アオの兄。サトリ。 4月5日生まれ。身長179センチメートル。 次元の融合を止めるためにあの世の比泉家の末裔に協力してもらおうと秋名によって調律され、あの世に行った際に円神に体を乗っ取られてしまった。円神は魂を追い出したと言っているが、彼がギンの癖を無意識にしていたりサトリの能力を使っていたりするため、まだ魂は生きているとみられている。チーズケーキが好きで、独特の切り方が癖だった。七郷からの景色が好きだったらしい。 テレビアニメ第1作ではこの世で円神に体を乗っ取られた。またキャラが深く掘り下げられており、ヒメ・秋名とは幼馴染の穏やかな性格の青年であることが伺える。
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