し きょう

デジタル大辞泉

し‐きょう〔‐ケウ〕【司教】

読み方：しきょう

カトリック教会の高位聖職。使徒の継承者と見なされ、司祭の上に位する。司教区の長としてこれを統轄。ギリシャ正教およびイギリス国教会では主教とよぶ。→大司教

し‐きょう〔‐キヤウ〕【四境】

読み方：しきょう

周囲。四方の国境。

「それ—七道の関所(せきところ)は」〈太平記・一〉

し‐きょう〔‐ケウ〕【四教】

読み方：しきょう

１ 《「礼記」王制から》詩（詩経）・書（書経）・礼（儀式・作法）・楽（音楽）の四つの教え。

２ 《「論語」述而から》文（学問）・行（実践）・忠（誠実）・信（信義）の教訓。

３ 《「礼記」昏義から》女性の守るべき四つの教え。婦徳・婦言・婦容・婦功。四徳。

４ 釈迦(しゃか)1代の教法を4種に分けたもの。天台宗では化儀(けぎ)の四教、化法の四教を説く。

し‐きょう〔‐キヤウ〕【四鏡】

読み方：しきょう

「鏡」の名をもつ「大鏡」「今鏡」「水鏡」「増鏡」の四つの歴史物語の総称。しかがみ。

し‐きょう〔‐キヤウ〕【市況】

読み方：しきょう

株式・商品などの売買される状況。市場の景気。「株式—」

し‐きょう〔‐キヤウ〕【思郷】

読み方：しきょう

故郷を懐かしく思うこと。望郷。

し‐きょう〔‐ケウ〕【指教】

読み方：しきょう

［名］(スル)さし示して教えること。指導。

し‐きょう〔‐キヤウ〕【歯鏡】

読み方：しきょう

口腔内の観察に用いる、小さな鏡に柄をつけた器具。

し‐きょう〔‐ケウ〕【示教】

読み方：しきょう

［名］(スル)《「じきょう」とも》具体的に示し教えること。教示。「—を請う」

し‐きょう〔‐キヤウ〕【至境】

読み方：しきょう

到達することのできる最高の境地。「芸道の—をきわめる」

し‐きょう【試供】

読み方：しきょう

［名］(スル)ためしに使ってもらうために、商品を無料で提供すること。「新発売のシャンプーを—する」「—品」

し‐きょう〔‐キヤウ〕【詩境】

読み方：しきょう

詩に歌われた境地。また、詩を作るときの心境。

しきょう〔シキヤウ〕【詩経】

読み方：しきょう

中国最古の詩集。五経の一。孔子編といわれるが未詳。周の初めから春秋時代までの詩305編を国風・雅・頌(しょう)の3部門に大別。国風は諸国の民謡で15の風、雅は朝廷の音楽で小雅・大雅の二つ、頌は宗廟(そうびょう)の祭祀(さいし)の音楽で周頌・魯頌・商頌の三つがある。漢の毛亨(もうこう)らが伝えたものだけが現存するので「毛詩」ともいう。

し‐きょう【詩興】

読み方：しきょう

詩を作りたいと思う気分。また、詩を読んで感じる趣。詩情。「—がわく」

し‐きょう〔‐ケウ〕【^×鴟^×梟／^×鴟^×鴞】

読み方：しきょう

１ フクロウの別名。

２ 凶悪な者をたとえていう語。

「戎狄(じゅうてき)各々—の慾を擅(ほしいまま)にしている」〈魯庵・社会百面相〉

世界宗教用語大事典

しきょう 【四教】

中国で、詩・書・礼・楽の各経の教えや、『論語』の文（学問）・行（徳行）・忠（忠実）・信（誠信）の教え、また『礼記』にいう婦女の言・徳・容（すがた）・功（技能）の心得などをいう。

しきょう 【詩経】

中国最古の詩集。『易経』『書経』『礼記』『春秋』と共に五経の一つとされ儒教経典とする。孔子の編と伝えるが未詳。三一一編だが題のみで詩句のないものがあるので、実際の詩数は三〇五。西周から春秋時代に及ぶ歌謡を、風（各国の民謡）・雅（朝廷音楽）・頌（祖先讃歎の詩）の三部門に分けて収録。現存のものは漢代の人毛亨が伝えたとされ「毛詩」ともいう。

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しきょう

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 13:53 UTC 版)

同音異義語

しきょう

• 【示教】：具体的に示しながら教えること。
• 【試供】：試しに使って貰うために商品を提供すること。
• 【市況】：市場の景気。
• 【四鏡】：「大鏡」・「今鏡」・「水鏡」・「増鏡」の四つの歴史物語に対する総称。
• 【四境】：四方の国境。