試合の中心的存在となった実在選手
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「ドカベン スーパースターズ編」の記事における「試合の中心的存在となった実在選手」の解説
大沼幸二(西武) 投手。中継ぎだが、2004年中盤で突如、東京戦に先発。前年より大幅に調子が良くなったものの、反対に制球力が落ちており、試合前の時点で何人か死球で退場を喰らっていたという。とんでもないバカヅキで最終回まで無失点を続けたが、完封目前に微笑を敬遠時にワイルドピッチで同点にされるというドジを踏み降板し、試合は1-1の引き分けに終わった。本人は「まだ負けないあたりはツイてたぜ」と開き直り、他の投手を呆れさせていた。東京ベンチはそのバカヅキぶりを南海権左と重ね合わせていた。 SHINJO(日本ハム) 外野手。2004年中盤で東京と対決し、1番・センターとして出場。初回には愛車のフェラーリに乗って守備位置につき、鉛筆占い(2004年の正月に現実世界の新庄が『クイズ$ミリオネア』で鉛筆を転がし1000万円を獲得した事実のオマージュ)での決め打ちで先頭打者本塁打。その後もバント二塁打、守備においても超ファインプレー連発とまさにSHINJOワールドが展開されたが、試合は山田が逆転3ランを放ち、3-2で敗戦。 2006年終盤でも東京との対決が描かれ、この試合では後輩の森本稀哲が1番・レフトで描かれ、SHINJOは3番・センターとして出場。第一打席でソロ本塁打を放ち、8回にもヒットで出塁したが、走塁中にスリーフィートラインをオーバーしてしまう。しかしここで東京ナインがタッチをせずにベンチに引き上げてしまったため、三塁走者の森本と共にパフォーマンスと見せかけて本塁へ生還(スリーフィートラインオーバーは、ボールを持った手、あるいはグローブで走者にタッチする「行為」がなければアウトは認められない。空タッチはOK)。これが決勝点となり、今度は6-4で勝利。ちなみに最終回、山田の強烈なライナーをダイビングで捕ったが、グラブのネットが破られて落球し、帰塁しようとしていた微笑・殿馬がそのままフォースアウト・タッチアウトになるという珍プレーでのゲームセットだった。 その後は勢いそのままに1位通過、リーグ優勝、日本一を成し遂げ、SHINJOはプロ人生の花道を最高の形で飾った。 正田樹(日本ハム) 投手。2004年の東京戦で先発。それほど高い能力ではなく、守備も下手だが、SHINJOのパフォーマンスに乗って7回まで完全試合。が、殿馬に秘打で初ヒットを許すと、山田に逆転3ランを喰らい、3-2で敗戦(2004年のSHINJOと同じ試合)。 ちなみに、1999年のドラフトで彼が指名されるシーンでは、「少田大五郎」となっていた。この年のドラフトで水島は中西球道の千葉ロッテマリーンズへの入団を描いたが、ほかの選手は実際に指名された選手をもじった名前になっていた。 岩隈久志(近鉄→楽天) 投手。近鉄時代の2004年、東京戦に先発。岩鬼を三振に打ち取ったが、直後、牛虎にスイッチした。試合は広仲が山田に逆転満塁本塁打を喰らい敗戦。 2005年、楽天に移籍。東京との開幕戦、8回2/3で降板した真田一球のリリーフとして登板。土井垣を三振に仕留め、球団初勝利をアシスト。岩隈自身はセーブを挙げた。 2009年の東京との開幕戦では先発し、真田とバッテリーを組む。この試合では9回まで登板して完封勝利を記録、最後の打者となったのは右肩の怪我の影響で右打者として代打で登場した山田である(結果はセンターフライ)。 岩下修一(オリックス) 投手。オリックスのセットアッパー。急性骨髄性白血病を克服し、2004年の東京戦でプロ初先発。いきなり岩鬼に先頭打者本塁打を喰らう(岩鬼は岩下への情からデタラメに振ったのだが、岩下が投じたのがど真ん中だったため、逆にジャストミートしてしまった)が、その後は気迫の投球で失点を許さず、9回を完投。試合はオリックスが9回裏、日高剛のソロ本塁打で2-1とサヨナラ勝利。岩下は涙の完投勝利を挙げた。 清原和博(巨人) 内野手。山田にとっては西武時代の先輩。2005年の交流戦で、山田が先発投手を木下と里中を間違えて伝えてしまった(山田は試合直前に突如里中へ変更したことを知らなかった)ため、木下が苦手なことから5番に落ちる。その後は怒っていると見せて山田を威嚇。初回に逆転3ランを放ち、これが決勝打になり、2-3で勝利。 真田裕貴(巨人) 投手。2005年の東京との交流戦開幕試合(清原と同じ試合)で、堀内恒夫監督の奇策により先発。初回に山田に2ランを浴びるものの、その後は立ち直り無失点に抑え、勝利投手となる。 中村剛也(西武) 内野手。通称「おかわり君」。「米ばかり食べていたら太るから」と試合前にはスープを飲んでいる。2005年は最終戦までに30本塁打(漫画内での設定。実際はシーズン22本)を打つなど大ブレークしたが、シーズン最終戦の東京戦では、山田の「おかわり君はご飯が好きだから、左右をまぜる混ぜご飯は嫌いだろう」と言う滅茶苦茶なリードによって抑え込まれる。投手が里中に変わってから、ようやくソロ本塁打を放つものの、時既に遅く、試合は5-1で敗戦。 下柳剛(阪神) 投手。2006年の交流戦で東京相手に先発。序盤、飯島のトリックに引っかかって3点を奪われるが、これで火がついたのか、打撃では2本の二塁打を放ち(そのうち1本はホームランが風に押し戻されてフェンス直撃の二塁打になってしまったもの)、試合も気合で完投した。試合には飯島のツキもあり3-2で敗れたものの、「ど派手な幕切れや、年に一度もないおもろい試合やったで、上等や」と満足そうだった。 森本稀哲(日本ハム) 外野手。日本ハムの1番打者で、自他共に認めるSHINJOの弟分。2006年の東京戦には岩鬼のまねをして葉っぱをくわえて出場。ファインプレーを自ら演出したり、ワンバウンドの悪球をすくい上げて同点先頭打者本塁打を放つなど、師匠・SHINJOと共に大活躍(2006年のSHINJOと同じ試合)。 2008年の東京との開幕戦では、開幕先頭打者初球本塁打が生涯の夢と語っていたが、その打席は三塁ゴロに終わった。 ダルビッシュ有(日本ハム) 投手。日本ハムの若きエース。2006年終盤での東京戦、夏子に会ってルンルン気分の岩鬼にいきなり先頭打者本塁打を喰らう。さらにこの試合で初めて口を開いたサルにキーキー野次られたことで平常心を失い、1イニング3死球。その直後サルの神がかり的な打撃で合計4失点と散々な目に遭う。その後は立ち直り、日本ハムの勝利を呼び込んだ(2006年のSHINJOと同じ試合)。 2008年の東京との開幕戦でも登板。東京の強力打線を相手に18三振を奪うが、山田に2本塁打を浴び、2-1で敗戦。 小笠原道大(日本ハム) 内野手。2006年終盤での東京戦、初回に特大アーチを放つが、その後岩鬼のライナーをファインプレーで捕球した際に負傷、9回表の守備から小田智之と交代した(2006年のSHINJOと同じ試合)。その後は故障が癒えたのか、本塁打・打点の2冠を独走し、日本ハムの優勝に大きく貢献した。 斉藤和巳(ソフトバンク) 投手。ソフトバンクのエース。2007年の東京との開幕戦、いきなり岩鬼に先頭打者本塁打を喰らうが、その後は小久保裕紀らバックの守備にも助けられ、要所を締め9回を完投した。しかし、味方打線は里中に完全試合を許し、1-0で敗戦。 田中将大(楽天) 投手。2007年の東京戦では、一球とバッテリーを組んで先発。山田に2000本目の安打となる本塁打を許すも、完投勝利をあげた。 藤川球児(阪神) 投手。阪神の守護神だが、作中では先発で登板。2005年の東京とのオープン戦では岩鬼に先頭打者本塁打を打たれている。 2007年のオールスターでも先発し、江夏豊らが持つ9者連続奪三振記録まであと一人と迫ったが、9人目となる殿馬に本塁打を浴びる。次打者の岩鬼は2度目の空振り三振に取り、結果9三振を奪った。 山井大介(中日) 投手。ゴーグルをかけている。2007年の東京との日本シリーズでは、第3戦で先発して勝利。 第7戦で再び登板し、ゴーグルに光を反射させて目眩ましをする「光投法」で東京打線を翻弄したが、2本の本塁打を浴び、6回途中3失点で降板。 平田良介(中日) 外野手。大の漫画好き。2007年の日本シリーズ第7戦では、5回に登板した岩鬼の158km/hの剛速球を、その岩鬼ばりの悪球打ちで逆転2ランにした。しかし、試合は抑えの岩瀬仁紀が山田に逆転サヨナラ本塁打を浴びて惜敗し、日本一を逃す。 中田翔(日本ハム) 内野手。2008年の東京との開幕戦で、山田すらもなし得なかった史上初の高卒ルーキー開幕4番スタメン出場を果たす。2回表のプロ初打席では、全球ストレート勝負した里中の球を捉え、先制本塁打を放つ。その後は2三振するなど凡退。 寺原隼人(横浜) 投手。2008年の東京との交流戦開幕試合に先発。岩鬼に先頭打者本塁打を浴びるも(岩下修一の時と同じく、ダイエー時代の同僚だったという情からでたらめに振ったが、ど真ん中だったためジャストミートしてしまった)、味方の大量援護を受け、完投勝利をあげた。 唐川侑己(ロッテ) 投手。高卒ルーキー。2008年の東京戦に先発し、岩鬼と山田に本塁打を打たれるも、5イニングを投げきり、勝ち投手の権利を持って降板。しかし、リリーフした中西球道が岩鬼に逆転サヨナラ本塁打を浴び、白星は付かなかった。 根元俊一(ロッテ) 内野手。2008年の東京戦では、本人も驚きの2打席連続本塁打を里中から放ち、先発の唐川を援護する。3打席連続本塁打の期待がかけられたが、第3打席目はピッチャーゴロに終わる。 和田毅(ソフトバンク) 投手。CS出場がかかった最終戦の東京戦で先発。この試合で1番に起用された山田に4打席連続本塁打を許すも他の打者には打たれず9回4失点。試合は1点を争うシーソーゲームとなり山田は延長10回に杉内俊哉から、12回にも馬原孝浩からも本塁打を放ち6打席連続本塁打の記録達成。更にこの試合6-5のうち8本もの本塁打(その全てがソロ)が出るという壮絶な空中戦だった。(山田6・松田1・多村1・松中1) 小野寺力(西武) 投手。CS第1ステージ3戦の延長12回に登板。2死満塁で山田という状況で渡辺久信監督が勝負か敬遠か迷う中、カウント0-3になり敬遠かと思われたが実際には勝負しに行っており1-3からの内角低めのボール気味の球を右翼への満塁本塁打を浴び敗戦投手になった。
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