稼動から現在までの諸状況
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「LORD of VERMILION」の記事における「稼動から現在までの諸状況」の解説
2007年12月7日から12月16日まで秋葉原HEY他にてロケテストが行われた。この時点では、製品版の本稼働は「2008年の新学期開始後、学生が暇になる時期」と予告されていた。 2008年2月のAOUアミューズメントエキスポに、遊戯可能な状態で出展された。本稼働時にも使用可能な限定使い魔カードをプレイした人に配布と宣伝したため、一般公開日には開場から3分と経たないうちに予定人数を超過した。 ロケテスト時のNESYSカード及び使い魔カード(38種)は製品版でも使用できたが、保存データはリセットされ、使い魔カードの能力は修正された。 稼動直後は通信関連のトラブルが相次ぎ、全国対戦を行っても結果がセーブされない、自分と相手のIC情報が入れ替わって記録されてしまうといったエラーが問題となった。 またゲームバランスの面でも、一部種族の優遇や、複数攻撃タイプのキャラクターによるsmash攻撃(複数smash)が異常なダメージを与えてしまう不具合、レアカード含有率の低さ(50枚中SR1枚、R4枚、C45枚)によるモチベーションの低下などにより、稼動からわずか1ヶ月程度で人気は大きく落ち込んでしまい、そのためクレジットサービスに踏み切る店も少なくなかった。 同年9月24日に新たな追加カードを加え各使い魔や装備の性能を調整した新バージョン『神々への離反』が稼動した。主な変更点は一部使い魔の調整、排出率の変更、ヴァルキリープロファイルやドラッグオンドラグーンといった作品のキャラクターの参戦等。 稼動から約3ヶ月という短い期間での大型バージョンアップはアーケードゲームとしては極めて異例だが、雑誌インタビュー記事でのスタッフの談によれば、これは稼動前から既に予定されていたものであるとのこと。『神々への離反』においては、極端過ぎた要素の下方修正、冷遇されてきた要素の上方修正の両方でバランス修正が行われるとともに、他作品からのゲスト出演やレアカードの含有率も見直しが行われた。 同年11月1日より全国大会の開催に伴い各地で予選が開催され、2009年1月11日より決勝大会が行われた。上記の全国大会モードでプレイを行うと以下の制限が設けられた。 主人公のレベルは40で固定 主人公の属性耐性は0%で固定 使い魔のレベルは全てMAXで固定 オーバーキルは武器の性能に関わらずLV1・LV2・LV3全て使用可能 携帯サイトで入手出来る装飾品の効果は適用されない 経験値や装備品の獲得は一切無し 会場となった品川プリンスホテルには多数のプレイヤーが押し寄せ、見事1位の座を勝ち取った「新藤景」には、「狂乱神」の称号が与えられた。 2009年1月13日に新バージョン『新たなる胎動』が稼動した。新たな追加カードや各使い魔や装備の性能を調整しただけでなく新要素である「宝玉システム」「移動速度が上がったり、HPが奪われる特殊フィールド」等が追加されている。どうにも戦闘一辺倒になりがちな現状からの脱却を目指し、今までに無い特殊技の追加が大きな話題を呼んだ。しかし超獣に属するSRワーライオンの特殊技(効果範囲内味方の攻撃力の強化及び攻撃範囲の拡大)は稼動直後から大きく取り沙汰され、その特殊技時間中の驚異的な戦闘力から「壊れ」との非難が相次ぎ、排出2週間で特殊技時間の下方修正が加えられる事となった。またこのバージョンから、前バージョンまでのCカードを対象にEXCが排出されるようになった。 同年3月6日から3日間本作では初のオンラインイベント大会モードである「生贄の祭典」が行われた。通常のゲームモードとは別に選択が可能となっておりイベントモードでは以下の設定が適用された。 マッチング相手は通常のオンライン対戦とは異なり全ての階級のプレイヤーとマッチする 主人公のレベルは40で固定 主人公の属性耐性は0%で固定 使い魔のレベルは全てMAXで固定 オーバーキルは武器の性能に関わらずLV1・LV2・LV3全て使用可能 携帯サイトで入手出来る装飾品の効果は適用されない 武器以外の装備品はあらかじめ用意された物を使用 サクリファイスが2回使用可能 その後、オンラインイベントは4月11日から12日でコスト20以下の使い魔のみ使用可能な「百鬼たちの夜会」、6月13日から14日でC・EXCのカード限定で使用可能な「コモン・フェスティバル」、7月18日から20日で登録できる使い魔コストが通常の90から120となる「リミットブレイク大会」が開催され、成績優秀者は特殊な称号を手に入れることができた。 同年4月よりVer1.3『煉獄からの誘い』が稼動、新カードの追加も行われた。今回のバージョンでは防御力80以上のプレイヤーキャラ及び使い魔に対するダメージ修正が入り、防御力の高い使い魔を倒しやすくなった反面、防御の高さを生かした戦術が出来なくなった為に相対的に弱体化した使い魔も多くなった。またトラップ技の設置から発動までの時間が延びた為にそれを使った戦術の使い魔を扱うのも難しくなった。 約1ヵ月半後に使い魔に関しては防御力101以上になってからダメージ計算に修正が入ることになった。よって以前の堅さにおおよそ戻ることとなった。 同年7月よりVer1.4『混沌への回帰』が稼動。今回の追加では神族に多かった単体ダメージ攻撃の特殊技を持つ使い魔が多く追加されており、これによって他種族とのバランスを取っているようにも見えるが「逆に種族間の個性が薄れるのでは?」という指摘もされている。このバージョンのみ、当初からVer1.3のものだけでなく、Ver1.4のCも当初からEXCとして排出されている。 同年8月に次作LORD of VERMILION IIを発表。後に稼働日は10月27日と発表された。また、10月17日に第2回の全国大会がディファ有明で行われ、優勝した「ADL」に「紅蓮の獄皇」の称号が与えられた。 10月27日から予定通りIIが稼動開始。ファイナルファンタジーIV、ロマンシング サ・ガ2、マジック・ザ・ギャザリングが参戦し上記のとおり大幅に新要素が増えている。またこれにあわせてIの使い魔全てが、特殊技を使用可能になる時間がIIの同コスト使い魔に比べて大幅に延びる修正が行われ、ステータス的に優秀な一部の使い魔を除いてIの使い魔の使用がしづらくなった。なお、IIへ完全移行したわけではなく、店舗によってはIもまだオンライン状態で稼動している箇所もあったが、IIへ移行したNESYSカードではIのプレイはできず、またIIのカードはIでは認識されない。IIのカードは、Iでは使い魔カードごとに設定されていたヒットポイント (HP) が使い魔のコストにより一律とされた。 2010年3月3日からIIに移行してから初の新バージョン『深淵ヨリ招かれしモノ』の稼動が決定。新規の使い魔としてファイナルファンタジーXIからの参戦が発表され、またVer1からサキュバスとテティスの復活が決定した。 2010年7月10日には、JCBホールにて第3回の全国大会が開催され、IIに移行してから初の公式大会となった。今大会でも、前々回・前回優勝者や優勝候補のプレイヤーが相次いで敗退するという大波乱が展開される、文字通りハイレベルな激戦が繰り広げられ、優勝した「D.C.」には「双焔の王」の称号が贈られた。 またこれの直前に、2010年7月26日より稼働開始となる、IIの最新バージョン『ULTIMATE VERSION』の登場が発表され、以下の新要素が実装される。 カードのレアリティに、新たに「アルティメットレア (UR)」が追加。 シングルモードに新モード「チャレンジクエスト」モードが追加。 聖剣伝説2からフラミーとポポイ、ファイナルファンタジーVIからケフカがそれぞれ参戦。 旧バージョンのカードからロキが復活。 さらに前述の第3回全国大会では、新たにロマンシング サ・ガ3から四魔貴族の参戦が発表された。 2010年7月26日より上記要素が反映された『ULTIMATE VERSION』の稼動。その後、2010年12月8日にロード オブ アルカナやIからのものを含むカード追加とUSの効果修正を伴う『ULTIMATE VERSION 狂気ノ輪廻』が稼動。2011年3月31日には新カードの追加は行わないものの、使い魔の特殊技やUSの効果の大幅変更を伴うビッグマイナーアップデートが行われた。2011年4月23日〜24日にIの時と同様登録コストが通常の90から120になるオンラインイベント大会「リミットブレイク2」が開催された。 2011年7月26日にメジャーアップデートである『LORD of VERMILION Re:2』の稼働開始が予告された。その時点での発表内容は以下の通り。 以下の他社作品からゲストキャラクターが参戦。セガ(後のセガ・インタラクティブ)『三国志大戦』シリーズより - 関羽 SNKプレイモア『THE KING OF FIGHTERS』シリーズより - 草薙京、八神庵 アークシステムワークス『ブレイブルー』シリーズより - ラグナ、ジン、ノエル IIになった際に、同一コストなら同一と変更された使い魔のHPが、I同様使い魔ごと設定に再変更。それに伴いIIのカードへの修正が予告された。 新たに「降魔」が追加。 7月26日に、予定通りRe:2が稼働開始。ファイナルファンタジーIXからの参戦も行われた。IIで排出されていたカード及び今バージョンからのカードが排出されるがこの際、上記変更の他にIIの多くのカードでスキル・コスト・ステータス変更(IIのカードに記載されているスキルが新カードでは削除・追加されている、ステータスや移動速度が上下している等)の修正が行われた。I・IIのカードは使用可能だが、IのカードはIIの時同様に特殊技の使用時間が余計にかかる・強化技の効果がII・Re:2のカードより弱体化される修正が入っており、IIのカードはRe:2での同カード相当に読み替えられる。また、特定の使い魔を使用して勝利した際に得られる特別称号の取得条件が変更・追加された。 10月4日に、カードの追加のないマイナーバージョンアップながら各使い魔の特殊技の効果の調整に加え、一定以上の称号では対人戦の結果により昇格だけではなく降格も発生する天珠システムが開始された。 2012年1月19日にカード追加を伴うバージョンアップ『慟哭』が稼働開始し、ロード オブ アポカリプス、魔法使いの夜、まおゆう魔王勇者、ブラック★ロックシューター、ニーア ゲシュタルト/レプリカントからそれぞれゲストキャラが追加された。また、公式全国大会であるOVER the LORD 第四章が開催され、決勝大会は8月19日に行われた。 10月31日にはRe:2の新バージョン版『再征』が稼働した。ペルソナシリーズ、英雄伝説 空の軌跡、ファンタジーアース ゼロ、東方Project、スターオーシャンシリーズ、ヴァルキリープロファイル2 -シルメリア-の参戦と使い魔のカードが新たに追加されている。 また2013年2月には、Re:2の続編となる『LORD of VERMILION III』を発表。3月よりロケテストが行われ、稼働日は2013年8月22日。今作よりオンラインシステムにNESiCAxLiveを使用するため、使用ICカードが専用のNESYSカードから共用のNESiCAカードに変更される。また筺体のプレイスクリーンがタッチパネルになりレバーがなくなり、それまでの1vs1又はCPU戦というスタイルから4vs4又はCPU戦となる、Re:2までの使い魔カードは使用不可となる、施設についても変更が入る等、システムにも大幅な変更が入る全くの別ゲームとなる。 9月26日に、Re:2の運営を10月30日で終了する旨アナウンスされた。以降はオフラインモードのみでのプレイとなり、オンラインで記録されているNESYSカードのデータをプレイに反映することや、結果を記録することはできなくなる。また対戦も全国対戦は不可になり、ローカルモードのみとなる。また、携帯サービスのLoV.netの年内終了もあわせてアナウンスされた。
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「LORD of VERMILION III」の記事における「稼動から現在までの諸状況」の解説
2013年2月にLORD of VERMILION IIIとして発表。3月よりロケテストが行われ、稼働日は2013年8月22日。ただし8月22日時点では関東・愛知・関西の一部大都市の店舗にしか提供されず、徐々に稼動店舗を増やしていき実際に北海道から沖縄までの全国で稼動し始めたのは9月に入ってからであった。また、遊び方ガイドには記載のあるストーリーモードは未実装のままの稼動となった。 10月1日にストーリーモードが解禁。全国対戦を複数回行わなければ次のステージに進めない仕様となっている。 2014年3月には以下のゲストキャラクターの参戦が発表された。 『とある魔術の禁書目録』より - インデックス、御坂美琴 『ファイナルファンタジータクティクス 獅子戦争』より - ラムザ、アグリアス 『ドラッグオンドラグーン3』より - ゼロ、ミハイル 2014年10月には以下のゲストキャラクターの参戦が発表され、Re:2からの引継項目であった『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のBGM「三種の神器」が削除された。これはSNKプレイモアから刑事訴訟を起こされたため。 『進撃の巨人』より - エレン・イェーガー、リヴァイ(両者とも音声なし) 『WIXOSS』より - 『マジック・ザ・ギャザリング』より - 『BLAZBLUE』より - レイチェル・アルカード、ツバキ・ヤヨイ 『スターオーシャン』より - レナ・ランフォード、アシュトン・アンカース チーム戦であるが故にゲーム中のチャット機能を使った罵倒と煽り合い、ゲーム外ではTwitter等を利用した誹謗中傷や殺害予告等、ユーザー間、特に上級リーグとなるオリハルコン~ヴァーミリオンリーグのプレイヤーを中心にトラブルが絶えず続いており、丹沢もこの点に関して問題視していると語っている。
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