宗谷本線高速化後
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特急「スーパー宗谷」(2006年3月16日 雄信内駅) 特急「サロベツ」(2005年5月10日 稚内駅) 2000年(平成12年)3月11日:ダイヤ改正に伴い、宗谷本線急行列車をすべて特急に格上げ。これに伴い以下の通り変更。上り「宗谷」、下り「サロベツ」はキハ261系気動車(基本番台)を導入し、特急「スーパー宗谷」(2・3号)に変更。名寄以南の最高速度を130 km/hに変更。 上下「礼文」は札幌駅 - 旭川駅間を延長し、特急「スーパー宗谷」(1・4号)に変更。 下り「宗谷」、上り「サロベツ」は専用の改造を行ったキハ183系気動車(N183系)を導入し、特急「サロベツ」に変更。名寄以南の最高速度を120 km/h に変更。 「利尻」は、座席車両を「サロベツ」と共通のキハ183系気動車に変更。引き続き14系寝台客車(最高速度95 km/h)を混結。 停車駅について、上下「礼文」が通過していた和寒駅に全列車を停車。上り「宗谷」のみ停車していた佐久駅は全列車通過。なお、同日稚内着の最終下り急行「利尻」に充当された編成の返却回送を利用した、団体臨時列車「さよなら急行利尻」が同日の日中に運転された。 6月 - 8月:「利尻」「サロベツ」に期間限定で「ゴロ寝カー」としてお座敷車両(キハ183系6000番台)の連結を開始。 ← 稚内 札幌 → スーパー宗谷1 2 3 4 G 指 指 指 自 サロベツ1 2 3 指 指 自 利尻1 2 3 4 指 指 B 自 「利尻」は2006年3月18日着で定期運転終了 2006年3月18日から全車禁煙 2009年10月1日から「スーパー宗谷」1号の2号車は自由席 凡例 G=グリーン車座席指定席 指=普通車指定席 B=B寝台 自=普通車自由席 2006年(平成18年)3月18日:ダイヤ改正により、以下の通り変更。「利尻」が臨時列車化され、6月から臨時特急「はなたび利尻」として運転開始。江別駅・美唄駅・砂川駅は通過。 「スーパー宗谷」2号の稚内発車時刻を7時台後半から前半に繰上げ。3号の札幌発車時刻を17時台前半から後半、4号の稚内発車時刻を16時台から18時台にそれぞれ繰下げ。 「スーパー宗谷」・「サロベツ」が全車禁煙化。 2007年(平成19年)9月30日:稚内発の「はなたび利尻」を最後に宗谷本線の夜行列車が事実上の廃止。 10月1日:ダイヤ改正で「スーパー宗谷」4号の運転時刻を18時から16時台に繰り上げ。 2008年(平成20年)4月18日:JR北海道が「はなたび利尻」の運行終了を発表。 2009年(平成21年)10月1日:ダイヤ改正で「スーパー宗谷」1号の停車駅に美唄駅・砂川駅を追加し、運転時刻を約40分繰上げ。また2号車を自由席に変更。車内公衆電話のサービスを終了。 2010年(平成22年)12月4日:札幌駅 - 旭川駅間における日中の特急「スーパーカムイ」減便の代替で、下り「サロベツ」の停車駅に美唄駅・砂川駅を追加。 2011年(平成23年)7月5日:11時46分頃 岩見沢駅を定時発車後の「スーパー宗谷」2号が、二度のアラーム鳴動・モニタ画面に異常表示。幌向駅にて点検の際、4号車エンジン下部より潤滑油漏れと補機駆動軸の脱落を確認。 2012年(平成24年)6月・9月:特急「まんぷくサロベツ号」が運行。土曜日(6月2・30日除く)に下り列車、日曜日(6月3日除く)に上り列車を通常の特急「サロベツ」に代えてノースレインボーエクスプレスで運転。 臨時快速列車(2013年8月 - 2014年7月) ← 稚内 旭川 → 1 2 自 自 凡例 自=普通車自由席 2013年(平成25年)2月12日:函館線の伊納駅 - 納内駅間を走行中の「スーパー宗谷」2号の先頭車両付近で発煙。ドアの開閉などに使う空気圧縮機のゴム製ベルトがローラーとの摩擦で発熱したのが原因。 6月:特急「まんぷくサロベツ号」が運行。2012年と同様に通常の特急「サロベツ」に代わり、ノースレインボーエクスプレスを投入するが、下り列車は火曜日と金曜日(28日除く)、上り列車は水曜日と土曜日(29日除く)の運転となる。 7月7日:6日15時45分頃に発生した「北斗」14号の出火事故を受け、183系の一部車両が使用停止となった影響で、当面の間「サロベツ」が全区間運休となる。 8月1日:「サロベツ」の代替として旭川駅 - 稚内駅間に臨時の快速列車(特急「スーパーカムイ」と接続)が運行される。 11月1日:ダイヤ修正で「スーパー宗谷」における車体傾斜装置の使用を終了(減速は実施せず)。「サロベツ」は運休を継続。 2014年(平成26年)3月15日:ダイヤ改正に伴い、特急「スーパー宗谷」の最高速度を120km/hに引き下げ。 8月1日:運休となっていた「サロベツ」の運行を再開。 8月30日:ダイヤ改正。「スーパー宗谷」に使用するキハ261系気動車(基本番台)の車体傾斜装置を全区間で停止。 2015年(平成27年)4月1日:「スーパー宗谷」の車内販売を廃止。 2016年(平成28年)3月24日:3月26日のダイヤ改正における普通列車減便対策として中川町・幌延町・豊富町の各町民乗車票発売開始。 3月26日:ダイヤ改正に伴い「サロベツ」の3号車にキハ183形200番台(いわゆる初期車。最高速度110km/h)を充当開始。先行して前年5月ごろから所定編成が変更となっていた。 11月11日:札幌発稚内行き特急「スーパー宗谷1号」が納内駅 - 伊納駅間を走行中、乗降用のドアが閉まっていることを示す運転席の表示が一瞬消えるトラブルが発生。伊納駅で1号車のドアが約5センチ開いているのを車掌が確認。全てのドアを手動で施錠して運転を再開したが、旭川駅で運転打ち切りとなり、旭川駅 - 稚内駅間はバスで代行輸送。この影響で、折り返しの特急「スーパー宗谷4号」も運休となった。 2017年(平成29年)3月4日:ダイヤ改正に伴い、宗谷本線の特急列車の運行体系を以下の通りに再編。「スーパー宗谷」2・3号および上下「サロベツ」の運転区間を旭川駅 - 稚内駅間に短縮、特急「サロベツ」(1 - 4号)とする。旭川駅で、札幌駅 - 旭川駅間の特急「ライラック」と同一ホームで接続。 「スーパー宗谷」1・4号は、運転区間をそのまま、特急「宗谷」(号数なし)に改称。 車両は「宗谷」「サロベツ」とも全てキハ261系気動車(基本番台)による4両編成とする。これに伴い「サロベツ」のキハ183系で実施していた自動販売機サービスを終了。 札幌駅 - 稚内駅間の特急列車を旭川駅で途中下車せずに乗り継ぐ場合に限り、通しの料金で乗車できる乗り継ぎ料金制度を新設。 2018年(平成30年)2月 - 6月:以下の日程で「サロベツ」1・4号(6月16日のみ2・1号)の一部区間で沿線地域の自治体・団体による特産品の車内販売を実施。 旭川NPOサポートセンター・旭川物産協会:2月10・17日、3月10日・24日、4月14日、5月19日、6月9日・23日 豊富町・幌延町・宗谷総合振興局:3月3・25日 稚内観光物産協会・商工会議所:6月16日 7月 - 12月:以下の日程で「サロベツ」1・2・4号の一部区間で沿線地域の自治体・団体による特産品の車内販売を実施。旭川NPOサポートセンター・旭川物産協会:7月7・22日、8月5・25日、9月15・24日、10月6日・20日、11月17日、12月1・15日 稚内観光物産協会・商工会議所:7月14日、8月18日、9月8日 豊富町・幌延町:10月21日、11月23日 2019年(平成31年・令和元年)1月 - 3月:以下の日程で「サロベツ」1・4号の一部区間で沿線地域の自治体・団体による特産品の車内販売を実施。旭川NPOサポートセンター・旭川物産協会:1月14日、2月2・16日、3月9・23日 7月 - 12月:以下の日程で「サロベツ」1・4号(7月 - 9月は「サロベツ」1・2・4号)の一部区間で沿線地域の自治体・団体による特産品の車内販売を実施。旭川NPOサポートセンター・旭川物産協会:7月13日、8月31日、9月21日、10月12日、11月9日、12月7日 稚内観光物産協会・商工会議所:7月20日、8月24日、9月7日 2020年(令和2年)1月 - 3月:以下の日程で「サロベツ」1・4号の一部区間で沿線地域の自治体・団体による特産品の車内販売を実施。旭川NPOサポートセンター・旭川物産協会:1月18日、2月29日、3月28日 5月20日:JR北海道が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、同年6月14日から当面の間、「サロベツ」3・4号を運休することを発表。 6月10日:JR北海道が、同年5月25日の国の「緊急事態宣言」解除以降、ビジネス利用を中心に利用が回復傾向であること、「3密状態」を回避することを理由に、以下の措置を実施することを発表。同年6月14日以降の「サロベツ」3・4号は、同年5月20日の発表通り実施。 同年7月1日以降は、上記の全列車を運転再開。 10月14日:JR北海道が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、2021年春に、現行の「サロベツ」4本のうち、2本を臨時列車としての運行を検討していることを発表。 11月14日・11月15日:北海道鉄道140年記念として、キハ261系5000番台「はまなす」編成が下り「宗谷」・「サロベツ」4号の運用に充当。 11月28日:この日より、キハ261系5000番台「はまなす」編成の充当を開始。 2021年(令和3年)1月22日 - 1月29日・2月26日 - 2月28日:上記の予定を変更し、通常の車両(キハ261系基本番台)を使用しての運用に変更。 3月13日:ダイヤ改正により、以下の通りに変更。上下1往復(「サロベツ」3・4号)を閑散日の曜日(4・5・10・11月の火・水・木曜)運休に変更。 上記列車の列車番号を60D+号数から6060D+号数に変更。
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