特急列車の運行
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「小田急1600形電車」の記事における「特急列車の運行」の解説
詳細は「小田急ロマンスカー#ノンストップ特急運転開始」を参照 1948年10月から「週末温泉特急」の運転を再開することになり、1800形とともに特急車の候補形式に選ばれ、1948年8月13日に1805-1853の編成で、8月24日に1607-1601(クハ代用)で新宿 - 小田原間100分での試運転を行った。この結果を受けて1600形およびクハ1650形が特急用として使用されることとなり、1948年10月16日土曜日の12時50分新宿発、1607-1651-1602の3両編成での列車から運行が開始され、1601(クハ代用)-1602、1604-1315、1607-1651などがノンストップ特急として使用された。特急として運行する際には中央の扉を閉鎖して補助シートを置き、シートには白のカバーを装着し、車内に灰皿を設置し、前後にヘッドマークをつけた。1948年10月16日時点では土曜日運行0.5往復、休日運行1.5往復が設定され、新宿 - 小田原間100分運転で列車名は設定されておらず、各列車の列車番号、運転日、運転時刻は以下の通り。 下り253(休日):新宿8:00発→小田原9:40着 255(土曜日):新宿12:50発→小田原14:30着 上り250(休日):小田原16:30発→新宿18:10着 254(休日):小田原18:30発→新宿20:10着 その後1949年4月1日のダイヤ改正では増発と若干の調整が行われて、3.5往復が設定され、同年7月9日改正では新宿 - 小田原間を90分での運転となった。各列車は以下の通りで、1603を除くデハ1600形、クハ1650形およびクハ1350形1351での運行であった。なお、特急列車はダイヤ改正時に最大運転時の列車を設定し、需要および車両運用に応じて月ごとに運転列車を決定する方式となっていた。 下り1:新宿7:00発 3:新宿8:00発 5:新宿13:40発 上り2:小田原15:35発 4:小田原16:30発 6:小田原18:00発 8:小田原18:30発 この列車の好評を受けて通勤形車両とともに特急用車両3両2編成が導入されることとなり、1949年に1910形として竣工して同年8月から使用された。なお、当初7月9日からは1900形2両1編成、30日からは同2両2編成が使用され、8月6日・13日から1910形がまず2両編成で、8月20日・9月11日から本来の3両編成で使用されるようになり、デハ1600形とクハ1650形による運用は終了した。
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