電化設備の取り扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:25 UTC 版)
2019年12月には、肥前山口駅 - 肥前鹿島駅間について、特急列車が乗り入れるために電化設備を維持することが報道された。従来この区間はすべて非電化とする方向で検討されてきた(2019年6月の鹿島市議会 では気動車による特急列車の運行を前提とした議論がなされていた)が、同年10月に行われたJR九州・佐賀県・長崎県による協議において、JR九州が方針を転換したとされる。また、設備保有のための一般社団法人「佐賀・長崎鉄道管理センター」が2021年4月1日に設立されている。移管後の維持管理費用については「佐賀1対長崎2」の割合で負担することが同年2月12日に決定している。同年8月31日にはJR九州が事業形態の変更を国土交通大臣に申請した。 2021年6月にはJR九州からの提案で、電化設備を維持する区間を1駅延ばし、肥前山口駅 - 肥前浜駅間とすることがJR九州と佐賀県・長崎県の間で合意されたと報じられた。 なお、肥前浜駅 - 諫早駅間の非電化切り替えに伴い、他の電化路線との連絡がない諫早駅 - 長崎駅間では電車の運用が困難となることから、同区間も非電化(主にYC1系)に切り替えられることが決定している。 2022年1月31日、肥前山口駅 - 諫早駅間について、旅客輸送営業を行うJR九州が第二種鉄道事業許可を、設備を保有し維持・管理する佐賀・長崎両県出資の一般社団法人佐賀・長崎鉄道管理センターが第三種鉄道事業許可をそれぞれ国土交通大臣より受けた。
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