電化開業、路線延長、そして現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/27 05:09 UTC 版)
「シートン電気軌道」の記事における「電化開業、路線延長、そして現在」の解説
クロードの没後、彼の甥のロジャー・レーン(Roger Lane)がレーン家による資金援助が続くよう遺族を説得し、取締役会に加わった。また、長年アシスタントとして活躍していたアラン・ガードナーがマネージングディレクターに任命されたほか、シートン電気軌道の大規模工事を支援するため多数のボランティアが参加した。 その結果、1971年9月4日にボブスワース橋~コリフォード駅間が延長開業し、1973年には電化工事が完成した。それ以降も路線延伸工事は続き、1978年の水害で工事中の区間のバラストが流出する被害を受けたものの1980年にコリトンまでの路線が開通。現在の路線網が完成した。 その後は増え続ける利用客に対応すべく車両の増備や各地の路面電車の導入が行われる一方、需要や再開発に応じた施設の更新も行われている。例えばシートン駅は1975年当時駅舎が無く、小型車両を再利用して切符販売や売店営業を行っていたが、1995年にエドワード王朝調の屋根やガゼボ調の駅舎を設けたターミナル駅となり、線路の配線も変更された。その後、駅周辺が再開発されたことにより再度シートン駅の建て替えが行われ、2018年6月28日に3代目の駅舎の使用が開始された。4本の線路の上部を覆うトレイン・シェッドがある駅舎では、創業者であるクロード・レーンにちなんだ「Claude’s」と言う名の売店を兼ねた喫茶店も営業している。 開業当初のシートン駅には駅舎がなかった(1975年撮影) 建て替え前のシートン駅(2011年撮影) ガゼボ調の駅舎(2012年撮影)
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