宗谷本線旧線(下平橋)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 14:43 UTC 版)
1965年(昭和40年)7月以前、宗谷本線は上雄信内駅跡 - 当駅間にかけ、天塩川右岸の山肌を下平陸橋(桁15連、全長154.2m)と呼ばれる陸橋で通過していた。 しかし、下平陸橋は1961年(昭和36年)1月26日に、雪崩ですべて落橋、翌1962年(昭和37年)には、8月17日に大雨により第8橋脚に土砂が押し寄せ折損・桁2連を流失、同年9月30日には地すべりにより、仮橋脚2基・桁2連を流失するなど、度重なる自然災害によって大きな被害を受けていた。 このため、下平トンネル(全長1,356m)を含む2.4kmの新線が、1963年(昭和38年)9月に着工し、1965年(昭和40年)7月15日から使用開始された。 旧線の一部は、その後幌延町が買収し工事を実施し、町道雄興1号線下平橋として転用され、タンタシャモナイ地区へにある住家へのアクセス道路として機能しているが、下平橋の老朽化から2017年(平成29年)現在代替路線が検討されており、今後橋梁点検の結果から、居住者移転も視野に方針を検討していくこととなっている。
※この「宗谷本線旧線(下平橋)」の解説は、「雄信内駅」の解説の一部です。
「宗谷本線旧線(下平橋)」を含む「雄信内駅」の記事については、「雄信内駅」の概要を参照ください。
- 宗谷本線旧線のページへのリンク