バーサーカー陣営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 08:54 UTC 版)
「Fate/Zero」の記事における「バーサーカー陣営」の解説
間桐雁夜(まとう かりや) 声 - 新垣樽助身長:173cm、体重:55kg、血液型:AB型、誕生日:3月22日 バーサーカーのマスター。間桐臓硯の戸籍上の次男で、『Fate/stay night』の間桐慎二の叔父にあたる。 臓硯の支配する間桐の家と間桐家固有の魔術を嫌って11年前に出奔し、以来フリーのジャーナリストとして一般人と同様に生きてきた。幼馴染であった禅城葵に好意を寄せており、葵が遠坂家へ嫁いだ後も親しく交際していた。時臣が桜を間桐家に養女として出したことを知って憤慨し、桜を救いだすことを目的に間桐の魔術師として聖杯戦争に参加する。 魔術師としての能力は兄の鶴野よりはマシ程度で、底上げの為に体内に「刻印虫」を宿すことで魔術回路を補強し、その代償に死人のような容貌に加え、多くの臓器の機能を損ない魔術を使うだけで血を吐くほど衰弱し余命幾ばくかの状態となる。時臣に戦いを挑んで惨敗し瀕死となるが、綺礼によって蘇生される。その後、綺礼によって時臣殺害の犯人に仕立て上げられ、葵に痛罵されて錯乱し、葵の首を絞めるが殺す直前に我に返った。その後は完全に綺礼の手駒となり、彼に教唆されバーサーカーをセイバーにけしかけ、暴走するバーサーカーとセイバーの対戦で魔力を失って力尽き、最後の執念で間桐家の桜の下まで辿り着くが、桜を救出して葵と凛のもとに迎えられる幻想を抱きながら息絶える。 TVアニメ放送時に「雁夜おじさん」としてインターネット上で人気になり、制作したアニプレックスの公式ホームページに急遽イラストが掲載された。「この画像を求められている気がした」という説明が付いていた。 バーサーカー(Berserker) 声 - 置鮎龍太郎身長:191cm、体重:81kg、血液型:不明、誕生日:不明、属性:秩序・狂 パラメータ: 筋力:A 耐久:A 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:B 宝具:A クラス別能力:狂化:C / 保有スキル:対魔力:E、精霊の加護:A、無窮の武練:A+ 傷だらけの黒いフルプレートを纏った謎の騎士で、真名は円卓の騎士サー・ランスロットである。 保有スキル「無窮の武練」により、狂化してなお武芸の冴えを損なっていない規格外の特性を持つ。宝具は、黒い霧によって己の正体を隠蔽する「己が栄光のためでなく(フォー・サムワンズ・グロウリー)」で本来は変身能力の宝具だが、狂化によってパラメータなどの隠蔽に劣化しているものの、令呪を使用することで本来の変身能力も使える。もうひとつは単なる鉄パイプから現代の兵器や戦闘機まで、武器と認識する万物を己の宝具として使用する「騎士は徒手にて死せず(ナイト・オブ・オーナー)」。この能力故、宝具をただ投げつけるアーチャーに対しては善戦し、またキャスター討伐においては駆けつけた自衛隊機を操ってアーチャーと空戦を繰り広げる見せ場が与えられている。セイバーに対し強烈な執着を見せ、その姿を認めれば、他のサーヴァントとの戦闘中でも彼女に襲いかかる。最後の戦いで前述の二つの宝具を封印する代わりに解放した、切り札にしてランスロットの真の宝具「無毀なる湖光(アロンダイト)」でセイバーを圧倒するが、それによって魔力消費が激増し、マスターの魔力供給と自身の貯蔵魔力を瞬く間に食い潰して自滅する。 かつて故国の滅亡とセイバーの死の原因となった罪悪感から、生前セイバーの手によって裁かれることを望んでいたが、セイバーから罪を不問にされたことで却って苦しんでいた。狂化が解けた消滅の間際に本心を告げたが、それが皮肉にもセイバーにとっての呪いとなる。 間桐臓硯(まとう ぞうけん) 声 - 津嘉山正種 間桐鶴野と雁夜の戸籍上の父。正体は冬木の聖杯戦争を創立した魔術師の1人、マキリ・ゾォルケン。 延命の為に肉体を大量の蟲に置き換えている。魔術師としての素質が枯渇した間桐の血統を見限り、魔術師を産む装置として遠坂桜を養子に迎えている。自陣営の貧弱さから今回の聖杯戦争は様子見とするつもりだったが、雁夜の懇請により参加を決める。今回勝利できるとは最初から考えておらず、裏切り者・雁夜の苦しむ様子を見ることだけを楽しみにしている。 また、綺礼にも接触して彼が自分と同類である事も見抜いていた。 聖杯が破壊された後に入手した欠片を蟲に変えて桜の体内に埋め込み、「黒い聖杯」に仕立て上げる。『Fate/stay night』では桜ルートでのみ登場する。 間桐桜(まとう さくら) 声 - 下屋則子身長:120cm、体重:25kg、血液型:O型、誕生日:3月2日 遠坂時臣と葵の次女で凛の妹。第四次聖杯戦争の1年前には間桐鶴野の養女になっている。義理の叔父にあたる雁夜とは「遠坂桜」の頃から交流がある。 間桐家ではその魔術を体に刻む為、蟲による性的暴行を受けており、以前とは別人のように感情表現に乏しくなっている。時臣の意図に反して臓硯に桜を魔術師として育てる気はなく、強力な手駒を生み出すための母体としての利用価値しか認められていない。 雁夜が何をしているのかは理解していない。彼の蟲に食い尽くされる最期を目の当たりにした事で、臓硯に逆らった者の末路を思い知らされ、雁夜の目的とは裏腹に、その死は更に桜の心を間桐家に縛り付ける事となった。 凛でなく桜が養子に出されたのは、次女であることと「架空元素・虚数」という属性が希少すぎて時臣が適切な指導ができないためである。 『Fate/stay night』のメインヒロインのひとり。 間桐鶴野(まとう びゃくや) 声 - 鳥海勝美 間桐雁夜の兄で慎二の父。名目上は間桐家の五代目にして当代の頭主。臓硯の命令で桜を蟲で嬲っていた。 本来であれば自分よりも魔術の素養が上である弟の雁夜が家督を継ぐはずであったが、その雁夜が出奔したために仕方がなく当主の座に収まっている。それ故に「自分に全ての責任を押し付けた」と雁夜を恨んでいるために兄弟愛は皆無であり、彼が間桐家に戻って以降も関係は断絶したままとなっている。 今回の聖杯戦争とは直接関係しないが、聖杯戦争への恐怖と自らへの無力感から夜ごと酒に逃避していたところを、誘拐されたアイリスフィールを捜す切嗣に捕まり、右手を失った。 聖杯戦争終了後には生き延びていたが、『Fate/stay night』では3年前の回想を最後に登場しない。
※この「バーサーカー陣営」の解説は、「Fate/Zero」の解説の一部です。
「バーサーカー陣営」を含む「Fate/Zero」の記事については、「Fate/Zero」の概要を参照ください。
バーサーカー陣営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:49 UTC 版)
「Fate/strange Fake」の記事における「バーサーカー陣営」の解説
フラット・エスカルドス(Flat Escardos) バーサーカーのマスター。時計塔に所属する魔術師の若者で、ロード・エルメロイII世の最古参にあたる弟子。地中海に基盤を持つ古い魔術師の家の長男であり、過去に類を見ない魔術回路とそれを制御する才能を持ちあわせる。しかし神秘の秘匿をはじめとする魔術師としての合理性等が著しく欠けているため多くの教授から見放され、エルメロイII世の元に落ち着いている。以来、時計塔の学生でもトップクラスの成績を得たが、その実力を上回るほど性格面に問題があるために卒業は見送られている。性格は壊滅的に魔術師に向いていないが、その才能と技能は極めて優秀で、他の魔術式を解析した上で介入し、また改ざんすることが得意。自分から干渉して魔術を仕掛けるときには「ゲームセレクト(介入開始)/ ゲームオーバー(観測完了)」、他の術式に干渉するときには「プレイボール(対処開始・干渉開始)/ゲームセット(状況終熄)」と詠唱する。 魔術属性は希少な「空」で、作中でフラットに対した魔術師たちは「満たされた虚ろ」と評している。ある目標をもって魔術を研鑽し続けた古い家系の一大成果が顕れた者と目標を知る古い魔術師などからは見なされているが、その目標が現代の家門ではあやふやになっていることもあって、両親からも強大な異能をおそれられ何度か暗殺されかけている。そんな自分を見捨てず指導し続けているロード・エルメロイII世を「時計塔で魔術を使わない考察と交渉で教授に勝てる人なんていない」「魔術の腕前が低い代わりに凄く凄く強い人」と尊敬して慕っており、帰属意識としては「エルメロイ教室」にあるため、ロードを始めとした教室の面々の在り方を裏切ることはしないと自分を律している。 時計塔の極秘会議を興味本位で盗聴し、好奇心から聖杯戦争への参加を希望、エルメロイII世が譲った懸賞品を自分に授けてくれた英霊召喚の触媒と勘違いして渡米し、バーサーカーを召喚する。聖杯戦争でもマイペースを崩さず行動していたが、ライダーにより引き起こされた異変を感じ取り、キャスター陣営やハンザと協力して事態の解決を図る。 バーサーカー 身長:変身対象によって変動 / 体重: 変身対象によって変動 / 属性:中立・悪 パラメータ: 筋力:- / 耐久:- / 敏捷:- / 魔力:- / 幸運:- / 宝具:B スキル: 狂化:- / 千貌:A / 霧夜の散歩者:B 偽りの聖杯戦争における狂戦士のサーヴァント。フラットがロード・エルメロイII世から貰った、あるゲーム会社の懸賞品「『ジャック・ザ・リッパーの銘入りナイフ』のレプリカ」によって召喚された。バーサーカーではあるものの理性を維持しており、紳士的な口調でマスターにも従順な態度を取る。これは彼が元より狂気を象徴とするために波長が合ったためで、仮にバーサーカー以外のクラスで顕現した場合、マスターの身体を乗っ取り狂気のままに周囲の人間を殺戮すると言われている。 真名は不明。ただし一般的に切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)と呼ばれているものである。正体不明である切り裂きジャックの伝説から狂気という記号の象徴として生み出された存在で、厳密な意味での切り裂きジャック本人ではない。本人も切り裂きジャックの正体を知らず、聖杯にはそれを知ることを願いとしている。「誰でもない」が故に普段は実体を持たず、あらゆるものに変身して実体化することが可能。人物だけでなく、動物や無機物に至るまで変身が可能であり、性能も変身したものに近づく。普段はフラットの意向で、彼の腕時計に変身している。宝具はその姿を幻想種としての悪魔の姿に変じさせる「悪霧は倫敦の暁と共に滅び逝きて(フロム・ヘル)」と多数の分身を造ることができる「其は惨劇の終焉に値せず(ナチュラルボーンキラーズ)」。 彼をアサシンで召喚するか、少女の姿に変身しようとすると必ず『Fate/Apocrypha』で登場した黒のアサシンの姿となる。
※この「バーサーカー陣営」の解説は、「Fate/strange Fake」の解説の一部です。
「バーサーカー陣営」を含む「Fate/strange Fake」の記事については、「Fate/strange Fake」の概要を参照ください。
- バーサーカー陣営のページへのリンク