チームカエサル
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「カードファイト!! ヴァンガードの登場人物」の記事における「チームカエサル」の解説
前回の全国大会では準優勝、前々大会の優勝チーム。元々は臼井姉弟のチームで、後述の光定の加入で正式なチームとなった。春の全国大会で「Q4」と知り合う。3人とも「ディメンジョンポリス」のカードで構成されたデッキを使用する。春の全国大会では決勝まで駒を進めるも、FFAL4には敗北。後にAL4のメンバーを倒した縁でQ4を合宿に誘い、Q4の良きライバルとなる。2期ではVFサーキットに招待されるが、SITジニアスの圧倒的な実力の前に惨敗する。ソウルステージでも決勝まで漕ぎ着けるも、NAL4に敗北し優勝を逃す。その後、リーダーのケンジが留学したため事実上活動停止状態となっている。チーム名はリーダーである光定ケンジの愛称と、ガイウス・ユリウス・カエサルを結びつけたもの。 『G』では3人ともシンガポールで活動しており、ヴァンガードの面白さを伝えるため、「地球防衛組織カエサル」を制作した。 光定ケンジ(みつさだケンジ) 声 - 赤羽根健治 誕生日7月12日(蟹座)、血液型はO型。 どこか頼りない印象を与える青年。姓を音読みした「コウテイ」の名で知られている。ユリ達と出会った頃はカードのスキルもろくに知らない初心者だったが、何度負けても諦めない精神と努力を惜しまないところを買われてユリからチームにスカウトされた。その後は着実に実力を着け、やがてガイやユリを超えるファイターとなり、リーダーとしてチームをチャンピオンシップ優勝へと導いた。自分の正義を貫いてきたローマ皇帝に心酔しており、そんな中正義を掲げる「ディメンジョンポリス」に出会い、自分の正義を突き詰めるためにこのクランを極めることを決めている。常に首から提げているペンダントは、勲章としてユリから譲り受けたもの。 歴史に関する本を読んだり薀蓄を語るのが趣味だが若干行き過ぎている節もあり、シンガポールの子供からは「歴史オタク」と呼ばれるほど。「目立つのは苦手」と語るものの、ファイト中だけは何ともないらしい。 ユリに好意を寄せられているが、当の本人は全く自覚しておらず、察したアリに「爆発しろ」と毒づかれた。 【第1期】 春の決勝の大将戦でレンと激突するが、手も足も出ず敗北を喫した。Q4との合宿では櫂と連日ファイトに没頭し、周囲が付いて行けないほどに高度なファイト談義を交えていた。 レンからは歯牙にもかけられていない様子ではあったが、それでも「(PSYクオリアを持たない者では)ヴァンガードファイターとして最強の部類」と評されている。 秋の全国大会では大将戦でアイチと対峙する。中盤からは自分の流れに持っていきアイチを追い詰めるが、土壇場で「アルフレッド・アーリー」を引いたアイチに逆転負けする。チームとしても敗退したことでQ4に打倒AL4を託す。デッキ 「イニグマン」シリーズで構成されたデッキを使用する。 【第2期】 シンガポールステージでは決勝に進出したが、クリスに圧倒されて敗北。ソウルステージでも決勝に進出してレンと対峙。チームとしての勝利は逃すものの、PSYクオリアを使わず本来のデッキであるシャドウパラディン(およびゴールドパラディン)を使用していなかったとはいえ、レンを打ち破ってチャンピオンシップでの雪辱を果たす。 シンガポール工科大学への留学を希望していたが、ソウルステージ後に留学が決まる。しかし1人で未知の土地へ留学することに不安を感じており、出発直前まで気持ちの整理をつけられず、カードショップ男前を訪れる。そしてそこでのゴウキとのファイトを通じて留学の決意を固め、彼から贈られたバンダナを身につけシンガポールへと旅立った。なお、大学を卒業するまではヴァンガードの大会には参加しないことを明言している。デッキ 「次元ロボ」シリーズを中心としたデッキを使用。場を整えてヴァンガードの大幅強化を狙う戦法を取る。切り札は「超次元ロボ ダイユーシャ」「究極次元ロボ グレートダイユーシャ」。 【第3期】 休暇を利用して日本に一時帰国する。しかし、空港で待ち受けていた櫂とファイトして敗れたことでЯ化してしまう。常に相手に敬意をはらう優しさは完全に消え失せ、「正義とは、古代ローマの暴君の如く圧倒的な強さで完膚なきまでに相手を叩き潰す絶対的な力」という歪んだ正義感を抱くようになり、その正義を多くの人に実現すべく行動を開始する。その姿はリーから「独善的な暴君」とまでいわれ、自身もそう呼ばれることを厭わないというほどに変わり果ててしまった。さらに、かつての自分の努力を「圧倒的な力の前には努力は無意味」と完全に否定している。そして、空港で出迎えたクリスとファイトし、彼の使うユニットを「ただの獣」と罵り続けた上、新たな切り札を用いて圧勝。SITジニアスのメンバーと、空港にいたファイター全員、そして空港に迎えに来たユリをЯ化させる。そして、伝説の蒼龍の子であるレオンを臣下にすべく彼にファイトを申し込むが、「蒼波竜 テトラドライブ・ドラゴン」の連続攻撃によって敗北し元に戻る。そして、彼との共闘でЯ化したユリたちを元に戻すことに成功し、無事チームカエサルは全員そろって再会する。 なお、レン同様135話から138話まで(137話は除く)はアイチが本編未登場のためエンディングのキャストクレジットは彼がトップになっている。デッキ 第2期同様「次元ロボ」シリーズを中心としたデッキを使用。切り札は第2期と同様のほか新たに「超次元ロボ ダイカイザー」を使用する。リバース化した際の切り札は「暗黒次元ロボ “Я”(リバース) ダイユーシャ」。 【第4期】 カトルナイツの手がかりを得るために空港を訪れたミサキとカムイに出会うが、アイチの存在の消滅によって彼らとの面識はなくなり、代わりにゴウキとの交流は保たれている模様。アイチの存在が消滅した影響か、第2期の発言と異なり大会には出場している模様。デッキ これまでと同様に「次元ロボ」デッキを使用。「超次元ロボ ダイユーシャ」と合わせ、前期で登場した「超次元ロボ ダイカイザー」と「超次元ロボ シャドウカイザー」の他に設定上前述の2体が合体したユニット「究極次元ロボ グレートダイカイザー」を切り札としている。 【劇場版】 「メサイア・スクランブル」のAブロック1回戦で櫂とファイトするが敗北する。 【G第1期】 他のカエサルのメンバーと共にシンガポールで引き続きヴァンガードの研究をしており、その面白さを伝えるべく、自らが主役の映画を製作した。その後日本に帰国し、カードキャピタルに立ち寄った。 【漫画版】&【2018年版】 漫画版ではアジアサーキットの決勝戦でアイチとファイトを行っているシーンがある。2018年版ではカードショップ「ヴォヤージュ」所属のチーム「Nagisa with Others」のメンバーとして登場。レオン、ゴウキと比べて外観の変化が少ない。アジアサーキットでゴウキと双璧をなす日本代表になっており、3位の成績を残している。晴見高校の2年生。皆から「コーテー」の名で親しまれ、優しく熱血な性格だが天然であり、お目付け役がいる本来の所属チームと違い、チームNwOでは彼の天然を止める者はいない。偶然寄ったカードキャピタルで三和とファイトを行い勝利し、お互い実力を認め合う。そしてファイト終了後に櫂の存在を教えられ、やる気を見せる。VS櫂では判断力に長ける面を見せ、あえてユニットスキルとトリガーでクリティカルを受けた際、エース投入を読みわざとクリティカルをリアガードへ振ったり、ドライブチェックで引いていた守護者を最初のヴァンガードのアタックの際、披露せず受け止めて、櫂のスキルで手札消費を読んで守りを固める。最終的に土壇場で引いた治トリガーで防ぎきれず猛反撃を受けて敗北。その後、櫂と再戦を約束する。高校生編ではユリとガイと一緒に観戦している。デッキ これまでと同様「ディメンジョンポリス」を使用しており、ユニットも彼の代名詞でもある「超次元ロボ ダイユーシャ」や「究極次元ロボ グレートダイユーシャ」(声 - 稲田徹)を中心とした「次元ロボ」デッキを使用。なお、ライドイメージはアイチやミサキ、櫂のようなユニットとの一体化とは違い、カムイのライザーシリーズ同様にロボットのコックピットに乗る形でありファーストヴァンガード使用時に「搭乗」、ライド時に「チェンジ」、エースユニットライドの際に「トランスディメンジョン」と言う。 臼井ユリ(うすいユリ) 声 - 牧口真幸 チームの紅一点。ガイの姉。光定に出会い、彼の努力家な面を見出してチームにスカウトする。チーム結成以前は「バトルシスター」と名のついた物を軸としたオラクルシンクタンクを使用していたが、光定の「ディメンジョンポリス」への強い思いに感化され、自分もクランを変えることを決心する。そして共に過ごしていくうちに光定に好意を持ち始め、チャンピオンシップ優勝後、自分のペンダントを勲章として光定に渡している。世話焼きな性格だが、一方で怒ると非常に怖く、秋の全国大会先鋒戦でカムイに負けたガイに説教を行っていた。また、本気モードになった際は一転して好戦的な性格に変化し、その戦い方から「女帝」のニックネームで呼ばれている。 「勝利するイメージ」を大切にしているようで、弟に対してもそれをしっかり持つよう釘を刺している。また、Q4との合宿ではアイチとのファイトに5連勝した際に、彼のデッキ構成を確認してそのことをアドバイスした。 秋の全国大会準決勝では中堅としてミサキと対決。手堅い戦法をとるミサキに対して勝負師としての一面を発揮し、「イニグマン」シリーズと「ミラクル・ビューティー」のスキルによる容赦ない攻めを見せて勝利する。 第2期のVFサーキット日本ステージでは、VFサーキット実行委員会からの依頼でチームアンノウンの一員「クイーンY」を名乗り、参加チームの最終障害となる。再び「オラクルシンクタンク」のデッキを手にしてミサキと再戦し、激戦の末自身のファイトを貫き通した彼女に敗北する。 第3期では光定を出迎えに空港に訪れるが、そこでЯ化した彼とファイトする。変わり果てた光定を取り戻すべく決死の想いで挑むが、力及ばず敗北。Я化した上に彼の忠実な臣下に成り果てるが、レオンに敗北したことで正気を取り戻した光定に救われる。 なお、第3期では第1期で光定が使った「イニグマン」シリーズを軸としたデッキを使用している。 【2018年版】 ガイとともにアジアサーキットを観戦している。 臼井ガイ(うすいガイ) 声 - 佐藤せつじ 長髪を結んだ青年。ユリの弟。物腰は落ち着いており常に敬語で話すが、ユリ曰く「油断しやすい性格」。また、光定とユリの仲を冷やかすお調子者の一面も持ち合わせており、ユリからの制裁を受けながらも密かに二人の仲を応援している。 光定とユリを守る姿勢から、「剣闘士(グラディエイター)」の愛称で呼ばれている。 Q4との合宿では森川とファイトし、13連勝する。秋の全国大会準決勝では先鋒戦でカムイと対決。彼を1人前のファイターとして見ており、全力で挑むも僅差で敗北し、試合後に姉のユリから正座をさせられた上で思いっきり説教を食らっていた。 第3期では光定とユリを2人きりにさせるために一芝居うち、彼女を先に空港に向かわせた。そういった経緯でЯ化した光定達には遭遇せず、チームカエサルで彼のみがЯ化していない。 『G』では、出演した映画のDVDを見て感動したクロノからサインをお願いされた。 【2018年版】 ユリとともにアジアサーキットを観戦している。
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