セントヴォルト帝国
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「とある飛空士への誓約」の記事における「セントヴォルト帝国」の解説
カルステン・クライシュミット イリアの父。かつては正治と並び立つ撃墜数100機以上の超エースだったが、正治との両者認めた上での一騎討ちに挑んだ際、正治の味方の騙し打ちをうけて撃墜された(カルステンとその味方の証言)。その際に二度と戦闘機には乗れない体になり、その憎しみから飲んだくれとなり、娘のイリアには幼少時から自分の操縦技術を厳しく仕込み続けた。当初はイリアの人生に影を差す人物でしかなかったが、話が進むにつれ本当は誰よりも正治を認めており彼が騙し打ちをしたと信じたくなかったこと、本当に彼の心を壊していたのは正治への憎しみではなく正治と彼の戦いを面白か可笑しく記事にし続ける自国の報道機関への憎しみであったことが明らかになっていき、イリアと清顕にとってきちんと向かい合わなければならない人物として認識されていくようになる。 後に息子である清顕自身によって正治が卑怯者ではなかったことが証明され正気を取り戻す。清顕のことを婿殿と呼ぶほど親しく接しており清顕とイリアの結婚も祝福、孫達に囲まれて幸せな日々を送っている。 ヨセフ・バルトミュラー 声 - 多田啓太 エアハント士官学校校長。57歳。 アンディ・ボット 中佐→大佐。セントヴォルト海空軍作戦本部多島海方面部局情報課課長。研修生でしかないバルタザールの報告にも真面目に対応し、その優秀さを認め信頼している。優秀さを周囲から嫉妬され、浮いているバルタザールを気にかけ、人間関係に関する様々なアドバイスをするが、当のバルタザールからは「有能な上司だが説教癖が玉に瑕」と思われている。サントス島攻略を見据えてバルタザールにシルヴァニア王家についての情報収集を命じた。 イーサン・セイラ ミオの養父。セントヴォルト帝国の外交官をしている。ゼノンとは外交の仕事で知り合い、意気投合。各国の軍事に関する情報を共有する国際的な秘密ソサイティ「クロノ・マゴス」をゼノンを含めた他国の外交官たちと作り上げるが、様々な企業と国の入り乱れた利権にとらわれ、気づかぬうちに売国的行為に手を染めてしまう。その事に気づいた際に愛国心との狭間で苦悩するが、ゼノンに「これは世界から戦争をなくすための活動である」と洗脳され、都合のよい手駒として利用されるようになる。メスス島空襲とクロスノダール上陸を手引きした。 グレタ・セイラ ミオの養母。 パブリダ・セイラ 年齢不明。 ヤン・セイラ 年齢不明。セイラ家の次男。セントヴォルト帝国中央官僚。イーサンの正体発覚後ウラノスの潜入工作員に匿われていたが、クロノ・マゴスの協力を得てズウンジン朝経由でハルモンディア皇国への亡命に成功する。 カルメン・セイラ 年齢不明。 ボニタ・セイラ 13歳。セイラ家の四女。 カズキ・セイラ 10歳。セイラ家の三男。 ドミニク・セイラ 7歳。セイラ家の四男。飼っている鳥の名は「ソドム」。 ジーモン・ベルナー ミッテラント大陸を影で支配すると云われるベルナー財閥の跡継ぎ。バルタザール・グリムの実弟。バルタザールが家を出て行く時に10年以内にジェット戦闘機を作ることを約束した。 オバンドー・エズモ かぐら、バルタザールのエアハント士官学校時代の同級生。筋骨隆々の大男。頭の出来が致命的に悪く、人の話をほとんどまともに理解していない。士官学校時代にかぐらに対して求婚しており、さらに誤解から自分をかぐらの婚約者と信じ込み、ことある度に婚約者であると公言している。頭脳とは裏腹に操縦の腕は悪くない。バルタザールからはまともに認識されておらず、名前もオドンバーと間違って呼ばれている。 軍に配属された後は、セントヴォルトとハルモンディアの国境のウンロン山脈付近の航空基地に少尉として勤務。テオドーラの機長を務めている。 レオ・ローゼンミュラー 大尉。ヴォルテック航空隊飛行隊長。帝紀1349年5月の時点で撃墜数56機を誇る現代のセントヴォルト帝国の撃墜王。 ルル・スコット ヴォルテック航空隊一等飛空士。下士官。ララ・スコットは双子の姉妹。ヴォルテック航空隊のマスコット的存在。自分たちを育ててくれた施設に送金するために戦場に出てきている。 ララ・スコット ヴォルテック航空隊一等飛空士。下士官。ルル・スコットは双子の姉妹。ヴォルテック航空隊のマスコット的存在。自分たちを育ててくれた施設に送金するために戦場に出てきている。 ハミルトン ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。屈強な体躯の持ち主。靴屋を営む実家の借金を清算するために戦場に出てきている。退役後のまともな生活を夢見ていたが、シエラグリード沖海戦でカーナシオンに誘導されカルキノスの樹林の中の隠し砲台から攻撃を受けて戦死した。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 マクガイア ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。毛むくじゃらの大男。流民上がりで自分の家を手に入れるために戦場に出てきている。 ジュード ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。いつも砂浜で率先してバカ騒ぎして飲んだくれていた下品で心優しい青年。弟の入院費を稼ぐために戦場に出てきている。シエラグリード沖海戦で見方の雷爆撃機編隊の直掩中にカーナシオンに撃墜され戦死した。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 セバスチャン ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。故郷で寝たきりの母親に送金するために戦場に出てきている。シエラグリード沖海戦で同じ編隊だったジュードとハミルトンを墜とされ冷静さを失った状態でカーナシオンを追尾しカルキノスの渓谷の岩肌に激突、戦死した。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 リーオン ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。地元の悪徳業者から牧場を買い戻すために戦場に出てきている。 モービー ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。入隊したばかりの頃の不慣れで緊張していた清顕に気さくに話しかけてくれた。シエラグリード沖海戦でアイオーンに撃墜されて戦死した。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 グレンダ ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。気が強いが心優しい女性。シエラグリード沖海戦でカーナシオンに撃墜されて戦死した。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 ヒューイ ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 ディアス ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 フリードリヒ ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 エーゲル ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 ニコラ ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 コリーナ ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 ドロシー ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 アイーダ ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 トビー ヴォルテック航空隊の飛空士。下士官。シエラグリード沖海戦で戦死。聖ペテルブルグ烈士章が授与され、二階級特進して中尉となった。 エイブラハム・モンロー 大佐。ヴォルテック航空隊司令官。
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本作の主要な舞台となる、イリアやライナの母国。首都はセルファウスト。ミッテラント大陸の西部に位置する大国で人口2億6000万人。多島海全域制覇を国策とする帝国主義の軍事大国で、軍隊を構成する軍種が「陸軍」と「海空軍」の2つであることが特徴的である。秋津連邦とはかつて幾度となく多島海征服で争い、有利に戦況を進めていたが、ウラノスの登場によりやむなく和解した。人名、地名はゲルマン系である。
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エリアドール飛空艇 セントヴォルト帝国海空軍が誇る最新鋭の大型飛空挺。全長25m、全幅40m、最大積載量約2t、航続距離6500km、複数の機銃砲台を持つ。主人公一行はこの機体でウラノスの追撃を逃れて多島海を渡り切ることに成功。以後、搭乗員7人は「エリアドールの7人」と畏敬を持って呼ばれることとなる。 ベオウルフR4R 艦上戦闘機。機体形状を「虻に似ている」と表現されている。 ベオイーグル ベオウルフの後継機と思われる戦闘機。20mm機銃を装備する。 ベオストライクF1F 2200馬力のターボプロップエンジンを搭載した最新鋭の単座戦闘機。両翼に20mm機銃4門、胴体に15mm機銃2門を装備する。操縦が難しいため、搭乗を嫌う飛空士も多い。作中ではイリアとレオの二人が搭乗し、それぞれ白狼と獅子のノーズアートを描いている。 グレイフォックス 練習機。7.7mm機銃を装備している。エアハント士官学校では特殊プラスチック弾頭のペイント弾を使用して模擬空戦を行っている。 レッドゴート 複座艦上爆撃機。武装は12mm後部旋回機銃一丁。前席と後席は背中合わせになっている。 シールセイラー 大型爆撃機。1トン爆弾一発と500kg2発を懸吊する。機動性と防御力は乏しい。 テオドーラ 4発の大型爆撃機。エンジンには排気タービン過給機が装備されているため、戦闘機が到達困難な高高度を飛行可能。重装甲が施されており、20ミリ機銃でも墜ちないとされる。第二次多島海戦争において、箕郷への空襲にも投入されている。 ラックオーティス 最新鋭の揚力装置付き小型輸送艇。機動力、兵員積載能力、ホバリング性能を生かして空挺作戦にも使用される。 ディオクラウス 護衛空母。揚力装置が付いている飛空艦艇。秋津連邦へ派遣した親善艦隊の旗艦。 メルディレイク 護衛空母。エアハント士官学校の洋上着艦訓練及び洋上索敵訓練に使用された。 レイブン 正規飛空母艦。多島海方面艦隊に所属。 ハイドランド 正規飛空母艦。多島海方面艦隊に所属。 リヴィエール 飛空戦艦。多島海方面艦隊に所属。 レッドディア 飛空戦艦。多島海方面艦隊に所属。 オーディン シエラグリード沖海空戦でセントヴォルトに鹵獲された、元ウラノス飛空要塞カルキノス。セントヴォルト軍によってオーディンと名前が変更された。占領の際、推進装置と方向舵は自爆装置により破壊されているため名も無い小島に投錨し、セントヴォルト製の推進装置と方向舵が開発されるまでシエラグリード沖の上空に繋留されることになる。 その後、ジェットエンジンを推進装置として大量に設置することで飛空要塞としてはありえない高速性能を実現し、プレアデス奇襲作戦「雷神の槍作戦」に投入される。 親善艦隊 重巡空艦2隻、駆逐艦4隻、護衛空母1隻、輸送船3隻で構成された飛空艦隊。旗艦は護衛空母「ディオクラウス」。 秋津連邦からの帰路、ツルギ島に向かう途中にウラノスの「ツルギ島攻略艦隊」と遭遇。敵空母航空隊の攻撃により全滅。 新規編成艦隊 新型飛空戦艦2隻、新型飛空母艦4隻をはじめ、新規に編成された攻略艦隊。3年の歳月と国家予算の半年分をつぎ込んで建造された。 セントヴォルト帝国民の希望の象徴であり、ハイデラバード戦役の切り札と目されていた。「オペレーション・ジュデッカ」により一度も海戦に参加することなく、サンジル湾に停泊中に酸素魚雷による攻撃を左舷に受け壊滅する。 多島海方面艦隊 第一航空戦隊 飛空母艦を中心とした機動艦隊。正規空母レイブンとハイドランドを中心に、軽空母4隻、重巡洋艦4隻が上下左右の突端に占位し、さらに軽巡洋艦8隻、駆逐艦16隻が空母群の上下左右に球形配置された球形陣を組む。 第二攻略戦隊 飛空戦艦を中心とした島嶼攻略艦隊。超弩級飛空戦艦の周囲を重巡洋艦8隻、軽巡洋艦4隻、駆逐艦2隻が重厚に防御する縦4列横4列の立方陣を組む。
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