エレナの家族と仲間たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 01:28 UTC 版)
「アバローのプリンセス エレナ」の記事における「エレナの家族と仲間たち」の解説
エレナ(Princess Elena Castillo Flores) 声 - 橋爪紋佳 / エイミー・カレロ 本作の主人公。16歳。フルネームは「エレナ・カスティーオ・フローレス」。ラテンアメリカ風の特徴を持つアバロー王国のプリンセス。勇敢で優しく責任感が強いが、好奇心旺盛で猪突猛進気味なのが玉にキズ。好物はルイーサの手料理とアバロー名産のチョコレート。褐色の肌と黒い髪の少女で、赤いドレスを着ている。 亡くなった父ラウル国王と母ルシア王妃に代わってアバローを治めているが、アバローには「成人しなければ女王になれない」という決まりがあり、16歳のエレナは評議会の力を借りながら国を治めている。 15歳の誕生日に「アバローのペンダント」をルシア王妃に贈られた1年後、魔女シュリキに両親を殺されて自分も襲われたところを不思議な力でペンダントの中に閉じ込められた。41年間ペンダントに閉じ込められていたが、新しいペンダントの持ち主のエンチャンシア王国のソフィア姫に解き放たれ、シュリキからアバローを救った。本来なら57歳になっているが、ペンダントの中にいた間は全く歳を重ねなかったため、16歳のままである。 ペンダントの中に閉じ込められていた影響で魔法の力が宿り、アバローの国王が受け継ぐ「光の杖」の魔法の宝石を輝かせ、守護霊を見ることができる。毎年10月に行われる死者の日のディア・デ・ロス・ムエルトスにだけ幽霊を見る。 特技は若い頃の母と同じフェンシングで、ゲイブに特訓を受け、正体を隠して母が優勝できなかった大会に出場した。 2016年8月、フロリダのディズニーワールドのグリーティングにデビューした。 シュリキとの戦いで、バレストリャにいる太陽の鳥の生き残りたちに光の杖の魔法を教わり、見通しの魔法と姿を消す魔法、闇の炎を打ち消す炎の魔法が使えるようになる。シュリキとの決戦で光の杖を壊され、キタ・モスに杖を修復してもらった。 アッシュとの戦いでタカイナのクリスタルの井戸に落ち、感情を高ぶらせると発動する「内なる魔法」を手に入れてしまう。感情でドレスの色が変わり、カーニバルの人形のフローに命を吹き込んだが、エステバンの裏切りへの怒りに魔法が発動してカーニバルを破壊し、感情をコントロールする方法を学ぶ。 イザベル(Princess Isabel Castillo Flores) 声 - 空見ゆき / ジェンナ・オルテガ エレナの妹。10歳。発明が得意な天才少女で、エレナとは反対にものごとをじっくり考えるタイプ。丈の短めな青いドレスを着ている。絵を描いたり本を読むことが好きで、思ったことを日記に書き留めている。 絵の中にフランシスコとルイーサと閉じこめられていたが、マテオの唱えた魔法で祖父母と共に解き放たれた。 エレナがプリンセスの仕事で忙しくなったことを寂しがり、まだ子供だからと除け者にされることを不満に思っている。発明フェアに来る約束を破って仕事を優先したエレナに腹を立てるが、駆けつけたエレナと仲直りした。エレナと話をするまでは、両親の死を思い出させる死者の日を嫌っていた。 村に住むクリスティーナという親友がいる。学校で友達ができずに自分を変えようとしたが、社会見学で冒険をしたキケとアマラの友達になる。 オチョウ教授の推薦で週に一回大学生に混じって科学アカデミーに通い始め、パートナーになったトミコと友達になり、研究を邪魔するハビエルをやりこめる。 アッシュとカーラとの戦いでエレナを助け、新しい仲間に迎えられた。ヘクター国王とアビゲイル女王を仲良くさせようと悩むエレナに、友達にならなくても協力はできるとアドバイスする。 ズーゾ(Zuzo) 声 - 粟野志門 / キース・ファーガソン 聖なるキツネの守護霊。チャヌルとも呼ばれ、魔法の縞模様を使って精霊の世界と人間の世界を行き来し、困っている人間にアドバイスをすることが仕事。 エレナが困っている時にアドバイスに現れる。光の杖やアバローのペンダントが何世紀も前に滅びた古代の魔法の国マルー王国で作られたことを教え、魔法や精霊の知識を授けて訓練する。 ナオミ(Naomi Turner) 声 - 富樫美鈴 / ジリアン・ローズ・リード エレナの親友で、評議会のメンバー。フルネームは「ナオミ・ターナー」。アバローでは珍しい金髪の少女。両親が船乗りで、外国や船の上で育った。賢くてハキハキした性格で、実用的な考え方をする。 アバローの発展を目指したエレナに半ば強引に評議会に加えられた。父ダニエルと港で働いていたため、ロープや網の扱いが得意。マルー語を読むことができる。 船長の母スカーレットが長い船旅から帰り、生まれ故郷ノーバーグに帰って家族全員で暮らそうと誘われるが、ノーバーグは物心がつく前に住んでいた場所でアバローが故郷だと思っており、エレナがいるアバローに残ることを選ぶ。 生まれる前に祖父が乗った船を人魚に沈められており、コロナドとの和平条約には否定的だったが、最終的には人魚を許して条約に賛成する。 16際の誕生日の前に、アバローの女の子が15歳の誕生日を祝うキンセアネーラをしなかったことをエステバンに知られ、キンセアネーラのパーティーを開いてもらった。 ビクトルとカーラを捕まえたというホアキン国王の手紙を怪しむがエレナには聞き入れられず、ミグズたちの励ましでカリザ王国へ行ったエレナを追いかけてアッシュの罠から救う。 幼なじみのベロニカに再会し、評議会を辞めて子供の頃からの夢だった大航海の旅に出る決意をするが、アッシュとエステバンからエレナを助けるためにアバローに戻った。 ゲイブのことが好きで、クロエにノーバーグの宮殿へ誘われたゲイブと喧嘩する。両親と食べに行ったシェパーズパイも喉を通らず、心配した両親に家族の日の成り立ちを聞かされる。 マテオ(Mateo de Alva) 声 - 高坂宙 / Joseph Haro 本名は「マテオ・デ・アルバ」。エレナの親友で、宮廷魔術師アラカザールの孫。ナオミのクラスメイトでもある。母ラファと二人暮らし。祖父が隠した資料を読んで魔法を学び、アバロー王国の新しい宮廷魔術師を任された。タンバリンの形の杖「タンボリート」を叩いて魔法を使う。エレナの守護霊のズーゾを見ることができる。祖父が残したマルー人の魔術書コーデックス・マルーを持っている。 少し神経質で頼りなく、宮廷魔術師になったばかりの頃は魔法の力に自信が持てずに魔法を失敗していたが、偉大な魔法使いを目指して国や仲間を支えていく。守護霊を見ることができ、エレナに光の杖の訓練をする。 アバローのペンダントの持ち主のソフィア姫を秘密の作業場に連れていき、アラカザールの守護霊だったズーゾを召喚してペンダントからエレナを解き放つ手助けをした。 オリビアという少女を弟子にして、魔法を教えている。 夜の杖の宝石の力を手に入れ、祖父のような偉大な魔法使いになろうとしたが、宝石の魔法でエレナの命を吸い取ろうとしたアッシュを止めるために宝石を破壊する。 エレナがお城に用意した宮廷魔術師の部屋に引っ越すが、心配したラファがついてきてしまう。ラファが誤って解放した悪い魔法の生き物を捕らえ、ラファに独り立ちを認められる。 ドニャ・パロマの提案でアッシュの魔法に対抗して衛兵の隊長になったが、軍事用語が分からずにゲイブの助けを借り、最終的に衛兵隊長の仕事を降りた。 ゲイブ(Gabe Núñez) 声 - 中村章吾 / ホルヘ・ディアス エレナの親友で、エレナとイザベルの警護を担当する王室警護官。パン屋の息子だったが、アバロー王国を救ったエレナに刺激されて衛兵を志した。 仕事熱心で忠実だが少し頼りない所がある。エレナに恋をしているが、忙しい彼女にその気はなく友達でおり、マテオとどちらがエレナの親友か張り合っている。 スポーツ万能で、エレナにフェンシングを特訓したことがある。オラボールが苦手だが、オラボールを愛する父に認められようと、カリザ王国との友好試合でオラボールの王室代表チームに加わり、エレナとオラボールを特訓した。 引退した衛兵隊長の後継者を決めるレースに出場し、衛兵の家柄出身のリコに剣を自慢されて呪いの剣に触れてしまうが、無事に衛兵隊長の仕事に就いた。 ヘクトニア王国の魔法使いブロンジーノとの一件でタンボリートを手に入れ、マテオに魔法を訓練される。 フランシスコ(Francisco Flores) 声 - 根本泰彦 / エミリアーノ・ディエス エレナとイザベルの祖父で、評議会のメンバー。ギターと音楽が好き。聡明で伝統と正義を重んじ、女王となるエレナに的確なアドバイスを贈る。 船の事故で亡くした二人の親友と、悪者から国を守る秘密チーム「エル・キャピタン」を結成していた。死者の日でエレナに親友たちのゴーストと引き会わされ、エル・キャピタンを再結成して最後の任務に出かけた。 シュリキに手を貸したエステバンを許すが、エステバンの裏切りを許せないエレナとルイーサの反対で地下牢に送った。 ルイーサ(Luisa Flores) 声 - 品田美穂 / Julia Vera エレナとイザベルの祖母。フランシスコと共に評議会のメンバーを務め、エレナを暖かく見守っている。 夫と比べると新しいことにも目を向ける。料理が得意で、お城の台所を取り仕切り、家族や客人に手料理を振る舞っている。隠し事をされることが苦手。 エステバン(Chancellor Esteban Flores) 声 - 及川ナオキ / クリスチャン・ランツ エレナの従兄弟。シュリキがアバローを支配している間大臣を務めていたため、親族で唯一年を取っている。若くやんちゃなエレナが女王になることを快く思わず、プライドの高さからエレナやナオミ達の足を引っ張ることも多い。 両親と死別してフランシスコとルイーサに育てられ、10代の頃に権力を求めるようになった。家族に危害を加えない代わりにシュリキのアバロー乗っ取りに協力したが、シュリキに契約を破られて伯母夫妻を殺され、残った家族の身の安全と引き換えに41年間シュリキに仕えていた。 シュリキ統治下のアバローを支えていた経験を買われて大臣を続けているが、家族に秘密がばれることを恐れている。カーニバルの王を任された日にビクトルに脅迫され、お城の宝物庫の宝物を盗み出したが、エレナに助けられる。 家族に誕生日を忘れられた不満から若返りの泉の水を飲み過ぎて赤子に戻り、エレナにあやされて元の年齢に戻され、泉の水を諦めてエレナを救った。罪を許してもらいたい思いから、コロナドとの和平には好意的だった。 エレナを女王に認めて愛用の本を渡したが、内なる魔法に目覚めたエレナの魔法で家族に秘密を知られてしまい、評議会に国外追放を決定される。地下牢に捕らわれるがヒギンズを騙してデルガド一家と脱獄し、アッシュと行動を共にすることとなった。 誤ってタカイナの魔法の井戸に落ちて魔法の力を手に入れ、ゾピローテに悪い魔法を訓練された。エレナと敵対しているが、アッシュの攻撃から庇うそぶりを見せる。 スカイラー(Skylar) 声 - 後藤光祐 / カルロス・アラズラキ エレナの相棒のジャークイン。ジャークインは混合インコとジャガーの混血であり、バレストレリャからアバローに来て「アバローの守護者」の仕事をしている。人の言葉を話し、陽気な音楽が大好き。 エレナのようにやんちゃで無鉄砲な性格。バレストレリャを治めるジャークイン王国のベラーゴ王の息子で、ニコという弟がいる。 アバローに来たばかりの若いジャークインを指導するナベゲーラにくじ引きで選ばれ、エレナとナベゲーラの仕事をする。ニコに遊びを誘われるが、ミグズの真似をしてナベゲーラの仕事を果たした。 風邪をひいたベラーゴ王の代わりに王の仕事を任され、ジャークインたちが立ち入り禁止の魔法の泉で遊ぶことを許したが、魔法の泉を悪用したトロヨの悪巧みをエレナと協力して解決させた。 ミグズ(Migs) 声 - 高橋大輔 / クリス・パーネル スカイラーの兄貴分のジャークイン。真面目な性格でどんな時も冷静に判断し、仲間から信頼されている。 妻ドゥルセを連れてバレストリャからアバローに戻り、三人の子供が産まれた。スカイラーによると子供ができて変わった。 ルナ(Luna) 声 - おまたかな / イヴェット・ニコール・ブラウン スカイラーの仲間のジャークイン。能天気で少し厚かましい性格。 バレストリャの王の親衛隊になることが子供の頃からの夢で、ベラーゴ王にかけあって親衛隊員のトネードとパートナーになり、アバローを離れた。 アーマンド(Armando Gutierrez) 声 - 臼木健士朗 / ジョセフ・ヌネズ エレナの仕事を助けている城の使用人。アバローの伝統を大切に思っている。エステバンとはシュリキに仕えていた頃からの同僚。 真面目な性格で、仕事を先伸ばししようとするエレナに反対することも多い。 農場を営む兄のサントスに子供の頃から馬鹿にされており、エレナに王国フェアのリーダーを任命され、サントスに立派な仕事ぶりを見せるように励まされる。 恋人の日に歌手のマリーナに苦手な歌で想いを伝えようとし、エレナとフローの提案でマテオの魔法の薬を飲んだ。手違いで魔法が暴走し、魔法を消してマリーナと結ばれる。 ドニャ・パロマ(Doña Hortensia Paloma) 声 - / コンスタンス・マリー アバロー王国の貿易組合の会長。貧しい少女時代の反動からプライドが高く、儲けるためには手段を選ばないが、根は優しい人物。 大きな商館を経営し、ナビダーのお祝いでは出来るだけ多くの商品を売りさばこうとしてトラブルを起こしたが、最後はエレナに協力して事態を収めた。 エステバンの裏切りによって評議会の新しいメンバーに加わった。アッシュとエステバンに対抗するため、マテオを衛兵隊の隊長にしたり、衛兵隊に魔法を習わせることを提案する。ナオミと協力してタンボリートの材料の魔法の植物を採集した。
※この「エレナの家族と仲間たち」の解説は、「アバローのプリンセス エレナ」の解説の一部です。
「エレナの家族と仲間たち」を含む「アバローのプリンセス エレナ」の記事については、「アバローのプリンセス エレナ」の概要を参照ください。
- エレナの家族と仲間たちのページへのリンク