アンデス文明とは? わかりやすく解説

アンデス文明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 07:14 UTC 版)

アンデス文明(アンデスぶんめい)とは、1532年スペイン人白人)によるインカ帝国征服以前に、現在の南米大陸ペルーを中心とする太平洋沿岸地帯およびペルーからボリビアへつながるアンデス中央高地に存在した文明。






「アンデス文明」の続きの解説一覧

アンデス文明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 13:59 UTC 版)

南アメリカ州先住民」の記事における「アンデス文明」の解説

詳細は「アンデス文明」を参照 アンデス文明の中心地帯は、主に、海岸部山間盆地高原地帯分かれる山間部高原地帯一緒に扱われることも多い。 アンデス文明の大きな特徴として次の7点挙げられる文字を持たない。これは、旧大陸四大文明新大陸メソアメリカ文明とは異なる最も大きな特徴である。代わりに縄の結び目情報記録するキープというものがあった。 青銅器段階製造しなかった。また、利器として青銅はほとんど利用されることはなく、実際には新石器段階近かった。 金や銀の鋳造発達していた。これらの製品は、そのほとんどがスペイン人によって溶かさインゴットになってスペイン本国運ばれていった家畜飼育が行われていた。ラクダ科動物リャマ荷運び用の駄獣として、アルパカが毛を利用するために、また食用としてテンジクネズミクイ)が飼育されていた。しかしながら旧大陸のそれとは異なりラクダ科動物の乳の利用ラクダ科動物は乳が少ないため)はなかった。 車輪原理知らなかった駄獣はいたがこの原理知らなかったため、戦車荷車などは発達しなかった。 塊茎類を主な食料基盤とする。アンデス文明では、塊茎類(ジャガイモオカマシュア(イサーニョ)、サツマイモマニオクキャッサバ)、アチーラなど)を食用資源として主に栽培していた。 世界四大文明メソアメリカ文明穀物を主要食料基盤として発展したに対し、アンデス文明では、穀物の主要食料源として価値低く穀物資源主な基盤とした文明ではなかった。穀物では、トウモロコシが、一部食用されてはいた可能性はあるが、スペイン人記録文書などから、主に、チチャ呼ばれる「酒の原料」として利用されていたことが確認されており、食用ではなかったと言われている。考古遺物からもチチャを飲むために利用したと言われているコップ貯蔵していたといわれているカメなどからトウモロコシのかすと思われる残滓検出されているという。このほかキヌアなどの雑穀マメ類などの利用高原地帯見られた。 ただ、海岸地帯では、古い時期から魚介類多く利用されていた。そのため、一部研究者は、海岸のアンデス文明の曙には、魚介類を主要食糧基盤とする説もある。だが、最近では漁労生業として他から独立していたというモデルへは、反論多く実際に現段階でもっとも古い遺跡であるペルー首都リマ北方にあるカラル遺跡(BC3000-BC1800:世界遺産)では、農耕組み合わせ主張されている。 実際に塊茎類ほど食用作物として、アンデス地域全体に広がった作物少なくその意味ではアンデス文明を底辺支えた最も重要な食料基盤であった同じくトウモロコシアンデス中に広がったが、これは食用ではなく酒(チチャ)の原料として広がった経緯があり、厳密には「食料基盤とはいえない。 アンデス特有の生態学的環境文化文明発展深い関係見られる生態学的環境とのかかわりが非常に強く、また複雑に結びついている。他の旧大陸文明がすべて大河沿いに発展してきたのに対してアンデスでは、山間部高原地帯果たした役割非常に大きい。ただし、実際には海岸河川沿い、山間盆地高原地帯といったまった異な生態学的環境で、互いに交流持ちながらもそれぞれ独自の文化発展させ、総体としてアンデス文明を発展させてきた。山間盆地高原地帯見られる独特の環境利用法については、国家規模社会成立過程大きく寄与したではないかという説(垂直統御説)もある。 このほかアイリュ(またはアイユAyllu)と呼ばれる地縁・血縁組織存在、双分制、トウモロコシチチャ利用コカなどを利用した儀礼などもアンデス文明圏、特に山間盆地高原地帯見られ特徴である。また、チリ北部からペルー南部には硝石豊富にあるが火薬製造行われなかった。鉄鉱石豊富な地域が多いが鉄の鍛造行われることはなく、武具もあまり発達せず石製棍棒弓矢程度であった一方で棍棒武器よるものであろうか、陥没した頭蓋に対して脳外科手術行い血腫などを取り除く技術存在していた。形成期といわれる紀元前社会遺跡から見つかった頭骨中には陥没した痕が治癒していることを示すものがある。これは、頭蓋陥没したあとも生き延びたことを示しているこれらの外科的手術は、儀礼的な面から発達した可能性否定できないアンデス自生するコカ麻酔として利用されていたという。 さらに世界最古免震装置であるシクラ発見されている。 アンデス文明の中心は、およそ2ヶ所あるともいわれ、その2ヶ所人口集中していたといわれている。ひとつが、現在のペルー共和国トルヒーヨ周辺の北海地帯もうひとつペルー共和国南部からボリビア多民族国北部にあるティティカカ湖盆地一帯といわれている。しかしながら文明勃興期形成期)には、中央海地帯にも盛んに大規模建造物建てられたり、また、中期ホライズンワリ期:後述)やインカ帝国は、ティティカカ湖沿岸文化深い関係を持つものの、中央あるいは南部山間盆地から興っている。そのため、2つ中心という観点は、あくまでも仮説段階にある。

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アンデス文明

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織物」の記事における「アンデス文明」の解説

アンデス文明では複雑な紋様表現する織物発達した。特にタキーレ島英語版)のケチュア織物技術ユネスコ無形文化遺産登録されている。

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