コトシュ【Kotosh】
コトシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/19 04:57 UTC 版)
コトシュ(Kotosh)は、ペルー中部のワヌコ西方にある古代建造物遺構群。ケチュア語で「石の小山」を意味する。
概要
中心となる遺跡は直径100m、高さ14mで十数層に渡る7文化期の生活遺構が認められる[1]。最下層から出土した主神殿はフーリオ・C・テーヨによってミト文化(無土器神殿文化)と命名され、中央アンデス文化史上におけるチャビン文化の生成に強く影響を与えたとされる[2]。
東京大学アンデス地帯学術調査団の団長であった泉靖一は、1960年(昭和35年)、1963年(昭和38年)に大規模な発掘調査を実施し、テーヨらの主張するミト文化の存在を実証した。
脚注
出典・参考文献
- 大貫良夫、落合一泰、国本伊代、恒川恵市、福嶋正徳、松下洋 『ラテン・アメリカを知る事典』 平凡社、1987年、p.167。ISBN 4582126251。
- アンデス調査の歴史 (大貫良夫)
関連項目
外部リンク
- コトシュのページへのリンク