コトドリとは? わかりやすく解説

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こと‐どり【琴鳥】

読み方:ことどり

スズメ目コトドリ科全体灰褐色全長は雄が約90センチ、雌が約50センチで、雄の尾羽長く内側14レース状、外側2枚S字状で竪琴に似る。近縁種に、尾がこれよりやや短いアルバートコトドリがあり、ともにオーストラリア分布


琴鳥

読み方:コトドリ(kotodori)

コトドリ科

学名 Menura novaehollandiae


コトドリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 00:36 UTC 版)

コトドリ
コトドリの雄
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: コトドリ科 Menuridae
: コトドリ属 Menura
: コトドリ
M. novaehollandiae
学名
Menura novaehollandiae
Latham1801
英名
Superb Lyrebird

コトドリ(琴鳥/学名:Menura novaehollandiae)は、スズメ目コトドリ科に分類される鳥類の一種[1]

概要

全長80-100cm。ただし、尾羽の長さが約60cmある。背面は灰色、腹面は乳白色、翼およびのどが赤茶色。オスはレースのような尾羽を持ち[2]、それが竪琴に似ているために和名の由来となっている[3]オーストラリアの10セント硬貨に描かれている鳥である[4]

分布

オーストラリア東海岸、クイーンズランド州サウス・イースト・クイーンズランド地域からニューサウスウェールズ州ビクトリア州にかけての森林地帯に生息する。1950年前後にタスマニア州に移入された。オーストラリア固有種[5]

生態

地上で、腐葉土や腐った木の枝を脚で後ろにかき出しながら、地中の昆虫ミミズなどの無脊椎動物を探しだし捕食する[6]。繁殖期になると雄は、1mほどの塚を落ち葉や枯れ木などをかき集めて作り、その上で求愛行動を行う。求愛行動は飾り羽のついた尾羽を上に持ち上げ、飾り羽を自分の体の上に覆うようにし[7]、他の鳥類の鳴き声をまねながらダンスをする[8]。個体によっては人が発する言語の他[9]、カメラのシャッター音、チェーンソーの音[10]、車のブレーキ音、チャイムの音、レーザー銃の音など人工的な音を真似出来る事も知られている[4]

雌は1羽で巣を作り、一回の産卵で1つの卵を産み、一夫一妻で子育てを行う。

参考文献

脚注

関連項目


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