ことわざ・慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 07:41 UTC 版)
鴨が葱を背負ってくる(かもがねぎをせおってくる) 鴨鍋にネギを入れると臭みがとれて美味しくなる事から、いいことが重なってやってくること。また「鴨」は利用しやすい人を指すことから、食い物にしやすい人がこちらの利益になる材料を持ってやって来ることもいう。転じて、詐欺や悪質商法を行う者がターゲットを「カモ」と揶揄することがあり「カモる」「カモが来た」などと用い、ターゲット側は「カモにされた」「カモられた」などと用いる。略して鴨葱「カモネギ」とも言う。 従兄弟同士は鴨の味(いとこどうしはかものあじ) いとこ同士の夫婦の仲はとても睦まじいということ。いとこ、いとこ婚の項を参照。 隣の貧乏鴨の味(となりのびんぼうかものあじ) 人間の、他者の不幸を見て喜ぶ心情のさまを表す。「他家の不幸は鴨の味」「隣の貧乏雁の味」とも言う。 鴨の水掻き(かものみずかき) 楽そうに見えても、実は人それぞれ苦労があるということ。浮かんでいる鴨は暢気にみえるが、水の中では必死で水を掻いていることから。
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ことわざ・慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 06:21 UTC 版)
滄桑の変、桑田滄海ともいい、クワ畑がいつのまにか海に変わってしまうような天地の激しい流転の意。神仙伝が出典であり、仙女の麻姑が500年間の変化として話した内容から生まれた。月日の流れの無常を示す言葉として、唐代の劉廷芝の詩にも使われている。 蓬矢桑弓(ほうしそうきゅう)元々は上記にある中華・日本においての男子の祭事や神事であるが、払い清めをあらわす言葉の比喩として万葉集や古事記にも用いられ、「蓬矢」・「桑弓」それぞれ単独でも同じ意味を持つ。 桑中之喜(そうちゅうのき、そうちゅうのよろこび)畑の中で男女がひそかに会う楽しみのこと。中国では、桑畑の中や桑の木を目印としてその下で逢引をしていたと言われ、『詩経』鄘風(ヨウフウ)篇には桑畑で美女を待つ「桑中」という詩が記載されている。永井荷風の随筆にも、色事について書いた「桑中喜語」がある。
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ことわざ・慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:21 UTC 版)
ヘビに関連することわざ、慣用句、熟語も多く存在する。以下、五十音順。 蜿蜒長蛇(えんえんちょうだ) 蛇のようにうねうねと動くようす。「蜿蜿長蛇」「蜒蜒長蛇」とも書く。 草を打って蛇を驚かす 何気なくしたことが思いがけない結果を招くこと。また、ある人を懲らしめることで関係者を戒めること。(出典:書言故事) 蛇(じゃ)の道は蛇(へび) 専門家の間でその専門について暗黙の了解ができること。あるいは専門のことはその専門家が詳しいこと。類似句は「餅は餅屋」。 蛇の目模様 同心円の模様。 蛇(じゃ)は寸にして人を呑む 英雄や偉人は小さいときから人を圧倒する品位・風格を持つこと。小さな蛇でも威嚇する姿に圧倒されることがあることから。 蛇腹(じゃばら) 山折りと谷折りを繰り返して伸び縮み自由にした構造。蛇の腹に似ていることから。 常山の蛇勢(じょうざんのだせい) 軍隊の配置や文章の構成などが、前後左右どこにも隙や欠点のないこと。常山の蛇は、頭を叩こうとすれば尾が、尾を叩こうとすれば頭が反撃するとされる。(出典:『孫子』九地篇) 蛇足 余計なこと。(出典:『戦国策』斉上) 蛇蝎のように恐れる 対象を、ヘビやサソリのように恐れ嫌う。 毒蛇は急がない 待ち伏せしていて、通りがかった獲物をひと噛みした毒蛇は臭跡をたよりに逃げた獲物のあとを追うが、急ぐことはない。遠くないところで、毒がまわった獲物が倒れていることを知っているからである。そこから「自信がある者は、焦らず落ち着いている。そして最後には必ず目的を達成する」という意味。タイの諺。 苦手(ニガテ) 力量と関係なく、何故か特定の物や人との優劣が決まってしまう状況や心理を指す言葉。手を出すだけでマムシを硬直させ、素手で容易に捕まえる稀な才能を持つ手を「ニガテ」と呼んでいたことからくる。 杯中の蛇影 疑いすぎて自分で苦しんでしまうこと。(出典:『晋書』) 蛇が蚊をのんだよう 少量で足しにならないことの喩え。 蛇形記章 古代エジプトの主権、王権、神性の象徴だった。 蛇稽古 長続きしない稽古事の喩え。 蛇に足無し魚に耳無し 蛇は足がなくても這って進めて、魚は耳がなくても感じることができる。動物の特徴を表す言葉。「蛇は足無くして歩き、蝉は口無くして鳴き、魚は耳無くして聞く」とも。 蛇に咬まれて朽ち縄に怖じる 過去の体験から些細なことにおびえること。単に「朽ち縄に怖じる」ともいう。類似句は「羹に懲りて膾を吹く」「熱湯で火傷した猫は冷水を恐れる」「黒犬に咬まれて赤犬に怖じる」。 蛇ににらまれた蛙 恐ろしいものに直面して身動きができない状態。「蛇に見込まれた蛙」「蛇に蛙」とも。 蛇の生殺し 「生殺し」と同じ。生きも死にもしない状態。中途半端な状態で放置しておくこと。 蛇の生殺しは人を咬む さんざんひどい目にあわせ、とどめを刺さずに放っておくと、後で仕返しを受けることになるということ。 蛇は竹の筒に入れても真っすぐにならぬ 生まれ持った根性はどうやっても直らないということ。類似句は「蛇の曲がり根性」。 封豕長蛇(ほうしちょうだ) 大きなイノシシと長いヘビ。欲が深く残酷な人の喩え。(出典:『春秋左氏伝』) 盲蛇に怖じず(めくら、へびにおじず) 知識がなかったり状況が判らないと無謀なことをする喩え。差別用語に当たるとして、使われなくなっている。 薮を突付いて蛇を出す 略して「藪蛇(やぶへび)」ともいう。わざわざ余計なことをした結果、そうしなかった場合より悪い状況になってしまうこと。 竜頭蛇尾(りゅうとうだび) 「虎頭蛇尾」とも。最初は立派でも、尻すぼみに終わってしまうこと。(出典:『五灯会元』)
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ことわざ・慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:41 UTC 版)
弘法も筆の誤り 空海は嵯峨天皇からの勅命を得、大内裏應天門の額を書くことになったが、「應」の一番上の点を書き忘れ、まだれをがんだれにしてしまった。空海は掲げられた額を降ろさずに筆を投げつけて書き直したといわれている。このことわざには、現在、「たとえ大人物であっても、誰にでも間違いはあるもの」という意味だけが残っているが、本来は「さすが大師、書き直し方さえも常人とは違う」というほめ言葉の意味も含まれている。 弘法筆を選ばず 文字を書くのが上手な人間は、筆の良し悪しを問わないという意味のことわざ。ただし、性霊集には、よい筆を使うことができなかったので、うまく書けなかった、という、全く逆の意味の言及がある。良い道具の選択が重要であることも世には多く、「弘法筆を選ぶ」のように全く逆に転じた言い回しもある。 護摩の灰(ごまのはい) 「弘法大師が焚いた護摩の灰」と称する灰を、ご利益があるといって売りつける、旅の詐欺師をいう。後に転じて旅人の懐を狙う盗人全般を指すようになった。
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ことわざ・慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 09:25 UTC 版)
ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。窓 窓の蛍・窓の雪 「蛍雪の功」に由来する言葉で、苦学するさまをさす。蛍の光で勉強をしたという車胤、雪の反射光を明かりとしたという孫康の故事にちなみ、唱歌「蛍の光」でも知られている。 窓の内 保護者によって大切に育てられ、俗世間との交流が少ない様子をいう。「深窓の令嬢」などという言い回しがなされる。 窓際 : 企業などで、役職や年季相応の仕事を担当せずにぶらぶらと過ごしている状態を揶揄的にいったもの。そういった人をさして「窓際族」ともいう。 社会の窓 : ズボンの前面のファスナーの俗語。 窓 (骨) :爬虫類などの頭骨側頭にある鼻孔、眼窩、側頭窓などの穴。
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ことわざ・慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:27 UTC 版)
「狸の金玉 八畳敷き」 「蚤の金玉」小さい物を表す。「蚤の金玉八つ切り」あるいは「蚤の金玉八つ割り」のように使用される。同義語に「蚤の心臓」がある。 「金玉が縮み上がる」恐怖で震え上がる様。
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ことわざ・慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 17:16 UTC 版)
「キツネの入った言葉一覧」の記事における「ことわざ・慣用句」の解説
きつねにつままれる きつねに化かされること。出来事の意外さにぼんやりすること。 虎の威を借る狐 実力者の威光を借りていばること。中国の古典「戦国策」より。 狐の子は頬白 子が親に似ていること。「かえるの子はかえる」などと同義。 狐に小豆飯 好きなものを目の前に置けばすぐ手を出すことから、油断のならないこと、危険なこと。 キツネは尾でわかる(The fox is known by his brush.) 英語のことわざ。人にはそれぞれ特徴がある、という意味。 A quick brown fox jumps over the lazy dog. 「すばやい茶色のキツネがのろまなイヌを飛び越える」英語のpangram(各文字をなるべく一度ずつ使った文。ただし、これはaやoが2回使われている。) いろは狐 「いろは」の文字を染め抜いた着物を着た女に化け、通行人をたぶらかしたかした東照宮仮宮(仙台市)ゆかりの伝説の狐の名前。
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ことわざ・慣用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 07:53 UTC 版)
いずれも、食材としての鯛が豪奢であることが由来している。 海老で鯛を釣る - マダイの釣り餌に小さなエビを用いることから転じ、小さな元手で大きな利益を得ることを例えたもの。 腐っても鯛 - たとえ腐ったとしても、高級魚であるその価値が損なわれないことから転じ、本来すぐれた価値を持つものは、おちぶれてもそれなりの値打ちがあることを例えたもの。 鯛の尾より鰯の頭 - マダイが高級食材であることから転じて、大きい団体で低い地位に甘んじているよりも、小さい団体でもその長となる方が良いことを例えたもの。
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「ことわざ 慣用句」の例文・使い方・用例・文例
- 彼はことわざを引用しながら演説を始めた
- 陳腐なことわざ
- 古くからのことわざ
- よく知られたことわざ
- ことわざにあるとおり
- ことわざにもあるとおり,「歳月人を待たず」だ
- 売り叩きはもうけにならない(ことわざ)。
- 悪銭身につかず(ことわざ)
- すでに起こってしまったことに対して、それを防ごうと対処することは、時すでに遅しで、無駄である(馬が逃げた後に納屋の扉を閉める:ことわざ)
- それはことわざですか?
- ことわざとは先人たちの経験によるものだ。
- このことわざは、あなたが教えてくれたんですよ。
- これは私が意味を理解できないことわざです。
- 彼女はことわざをいくつも知っている。
- 彼は有名なことわざでスピーチをしめくくった。
- 日本にも同様のことわざがありますか。
- 時は金なりと古いことわざにもある。
- 私はそのことわざの意味を骨身に徹して悟った。
- そのことわざを私達はよく知っている。
- そのことわざは、私たちにとってなじみ深いものになった。
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