かっぱん‐いんさつ〔クワツパン‐〕【活版印刷】
活版印刷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/14 07:23 UTC 版)
活版印刷(かっぱんいんさつ)は、活字を組み込み並べた組版を用意し(活版[1]と呼ばれる)、それに塗料を塗り紙へ転写し印刷すること。凸版印刷の一種。また、その印刷物。鉛版、線画凸版、樹脂版などの印刷も含めていう。活版刷りということもある。
注釈
出典
- ^ 活版、コトバンクより
- ^ 沈括 (中国語), 『夢渓筆談』巻十八 技藝, ウィキソースより閲覧。:「慶暦中,有布衣畢昇,又為活版。其法用膠泥刻字,薄如錢唇,毎字為一印,火燒令堅。先設一鐵版,其上以松脂臘和紙灰之類冒之。欲印則以一鐵範置鐵板上,乃密布字印。滿鐵範為一板,持就火煬之,藥稍鎔,則以一平板按其面,則字平如砥。若止印三、二本,未為簡易;若印數十百千本,則極為神速。常作二鐵板,一板印刷,一板已自布字。此印者才畢,則第二板已具。更互用之,瞬息可就。」
- ^ 漆侠編『遼宋西夏金代通史 四』第四章四
- ^ 古賀謹一郎 万民の為、有益の芸事御開、184頁
- ^ 【特集】紙の力「効率悪くても気持ちいいコミュニケーション デジタルも融合した「21世紀の活版印刷」桜ノ宮 活版倉庫『ビッグイシュー』359号掲載(2019年6月17日閲覧)。
- ^ 『サンケイグラフ』1955年3月27日号、産業経済新聞社。
活版印刷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/04 14:37 UTC 版)
英国のウィリアム・ニコルソンが1790年に特許を申請した、活字を組んだ版を往復させて印刷する印刷機が輪転印刷機の源とされる。のちドイツのフリードリヒ・ケーニッヒが英国で1810年に蒸気動力を用いた高速印刷機を考案して特許申請し、1812年に完成。英タイムズ紙の印刷工場に導入された。 英国のリチャード・マーチ・ホーは1843年、版を往復させる従来の高速印刷機の工程を見直し、湾曲した版を鋳造して回転する円筒に固定する、最初の活版用輪転印刷機を考案し、1844年に特許を取得。さらに改良を加えた実用に耐える輪転印刷機を1846年に完成させ、1847年に特許を取得した。 タイムズ紙は1853年に輪転機を導入し、1868年には現在の新聞用輪転機の方式である巻取紙方式の輪転機を初めて採用した。日本では1890年に大阪朝日新聞が採用したのが最初である。
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