シャッター速度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 00:15 UTC 版)
シャッター速度による写り方の変化
シャッター速度の違いにより写り方がどのように変化するか、高速シャッターと低速シャッターで同じ被写体を撮ったもので比較してみたい。
これらは同じ水の流れを撮ったものである。左側の写真では水のある一瞬が凍ったような形で捉えられているのに対し、右側では軽い被写体ぶれにより、水が白い糸の束のように表現され、流れとして捉えられている。
このように、被写体を静止させたいときには高速シャッターを、ぶれ(モーションブラー)の要素を取り入れようとするときはシャッター速度を遅めに調節してやると効果的である。なお、被写体ぶれの要素を表現に取り入れて低速シャッターを用いる場合、手ぶれ、カメラぶれを防止するため、三脚とレリーズの使用は必須である。
- ^ なお本来スピードとは、単位時間あたりの移動距離を示す物理量(単位:m/s)であるから、露光時間(単位:s)を表すのにスピードという語を使うのはふさわしくない(シャッターを構成する先行幕と後行幕が移動するスピードは一定であり、両者の走行開始の時間差により露光時間が決まる)。したがって、用語としては既成事実化しているものの、「シャッタータイム」もしくは「露光時間」といった表現にすべきとする考え方もできる。
- ^ 武石修 (2012年5月15日). “特別編:雲台メーカーに聞く「ブレない」三脚の選び方と使いこなし”. デジカメWatch デジカメ アイテム丼. 2020年2月22日閲覧。
- 1 シャッター速度とは
- 2 シャッター速度の概要
- 3 シャッター速度の系列
- 4 シャッター速度による写り方の変化
- 5 高速シャッターによる表現
- 6 関連項目
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