アラブの春 概要

アラブの春

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 17:11 UTC 版)

概要

中東地域は、世界の原油天然ガスの産出・埋蔵量の多くを持ち、アラブ世界の中のユダヤ核保有国と目されるイスラエル、世界の大動脈スエズ運河を抱えるエジプト、シーア派の大国のイランイラク戦争から再建中のイラク、アラブ諸国とも欧米とも対立した独自路線を掲げるカダフィ大佐のリビア、石油の富が公平に分配されていない湾岸諸国、対立が続くスンナ派シーア派などを抱えていた。

幾多の戦争が起きた地域であり、情勢が不安定であったこの地域だが、2011年にチュニジアエジプトなど30年以上の長期独裁政治が、数か月足らずの間に相次ぐ民衆のデモ活動で揺らぐことになった。 世界経済が不調のなか、もともとエジプトの騒乱では小麦価格の高騰による貧困層の困窮や、若年失業率(多いところでは5割)の大きさが原因としてあげられている。逆に革命を引っ張っているのは、まだ少数ながら教育を受け経済力を持ち、情報手段を持つ「中間層」である。

これらの革命の背景にはソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の役割も大きいとされる。衛星放送[注 1]インターネットの普及で情報は瞬時に伝わり[注 2]携帯電話ツイッターフェイスブックなどで抗議活動に関する呼びかけなどが行われた。CIAジョージ・ソロスと関連付ける説もある[33]

さらにイスラム教の合同礼拝(国民的宗教行事のため禁止は不可能)のため合法的に人が集まり、情報や人々の感情などが直接伝わることも革命を後押しするのに功を奏した。さまざまな情報に加えて、政権側によるデモの弾圧などで犠牲となった死者の棺は大通りを練り歩き、治安部隊などの行動は周知されることとなった。

事件の発端

2010年12月17日チュニジア中部シディ・ブジド英語版(スィディ・ブーズィード)にて失業中だった26歳の男性モハメド・ブアジジ(ムハンマド・ブーアズィーズィー)[34]アラビア語:محمد البوعزيزي)が果物や野菜を街頭で販売し始めたところ、販売の許可がないとして警察が商品を没収。これに抗議するためにガソリン(もしくはシンナー)をかぶり火をつけ、焼身自殺を図った。チュニジアでは失業率が公表されている14%よりも高く、青年層に限れば25〜30%という高い水準に達しており、同様に街頭で果物や野菜を売り生計を立てる失業者も多かった[34][35]。このトラブルがブアジジと同じく、大学卒業後も就職できない若者中心に、職の権利発言の自由化、大統領周辺の腐敗の罰則などを求め、全国各地でストライキやデモを起こすきっかけになったとされている[36][37]。次第にデモが全年齢層に拡大し、デモ隊と政府当局による衝突で死亡者が出るなどの事態となった[36]。やがて高い失業率に抗議するデモは、腐敗や人権侵害が指摘されるベン=アリー政権の23年間の長期体制そのものに対するデモとなり、急速に発展していった[34]。その後、チュニジアの政権は崩壊した。

広範囲へ拡大

チュニジアでの一連の出来事(ジャスミン革命)は、瞬く間にアラブ諸国へ伝わった。

ヨルダンでも早い段階で反政府運動が飛び火し、サミール・リファーイー内閣が2011年2月1日に総辞職。

エジプトでは1月25日より大規模な反政府抗議運動が発生、これにより30年以上にわたるホスニー・ムバーラク大統領下による長期政権が崩壊した(2011年エジプト革命)。

立憲君主国バーレーンでも反政府運動が計画され、政府は給付金を全世帯に給付するなど対処したようにみえたが、首都マナーマ真珠広場で行われた中規模反政府集会を政府動員の治安部隊が強制排除し、死者が出る事態となった(2011年バーレーン騒乱)。

カダフィ大佐による独裁体制が敷かれているリビアでも、カダフィの退陣を要求するデモが2月17日に発生。2月20日には首都トリポリに拡大し放送局や公的機関事務所が襲撃・占拠され、軍はデモ参加者に無差別攻撃を開始し多数の犠牲者が出た。政府側はサハラ以南のアフリカから多額の時給で民兵を雇用し、反政府派も施政権が及ばなくなったとされる東部や南部を武器をとり掌握するなど勢力を拡大、首都での戦いが避けられないという見方が報道によりなされた。これを受け、国連安保理は「民間人に対する暴力」としリビアに対し経済制裁と強い非難決議を採択した。その後、半年間に及ぶ事実上の内戦状態に突入したが、NATOによる軍事介入もあり、8月24日には首都トリポリが陥落、カダフィも殺害され、42年間に及ぶカダフィ政権が崩壊した(2011年リビア内戦)。

また、イランもこれらアラブ諸国の情勢に介入、エジプトやバーレーン、イエメンの野党・反政府勢力に接触し[38]。その後のイエメン内戦でフーシ派を支援している。

なお、カタールなどアラブ諸国の中でデモなどの動きがほとんどない国もある。

アラブ諸国以外への波及

現政権に対するデモなどの動きはアラブ以外の諸国にも広がり、革命に追随しようとする運動の呼びかけがインターネットの掲示板などに書かれた。ロシアイスラエルなどでは大規模なデモが発生し、中国では政府が警戒を強化した。アメリカ合衆国では金融界に対してウォール街を占拠せよ運動が起こった。

挫折

2012年に入ると政権の打倒が実現した国でも国内の対立や衝突が起きるなど民主化に綻びが見られ始めた。

シリアではアサド政権側の政府軍と反体制組織に加え、外国勢力の介入やISILの台頭などによる泥沼の内戦状態に突入した(シリア内戦)。エジプトでは2013年エジプトクーデターにより選挙で選ばれた政権が幕を閉じることとなった。リビアイエメンではこれまで続いてきた抗議運動の高まりにより政権を打倒したものの、その後国内が分裂しリビア内戦イエメン内戦を招いた。

また、国内のスンナ派シーア派の対立やアルカイダ系の介入などによる火種が周辺国にも影響を及ぼすおそれが懸念されるようになった[39]。これまで権力を独占してきた政権が崩壊した混乱により、軍が保有している武器が政府のコントロール下を離れテロリストに流出しており、テロリストの武装強化や凶悪化につながる事態にもなった[40]

さらに、内戦が泥沼化したシリアでは国内のスンナ派シーア派の対立やアルカイダ系の介入による火種が周辺の国々にも影響を及ぼし始めており[39]、2014年には元アルカイダ系のイスラーム過激派組織「ISIL」がシリアとイラク国境をまたぎ台頭し、世界中にテロを輸出するなど情勢は深刻な事態に陥った。さらにこれらの戦争により大量の難民が欧州に殺到した(2015年欧州難民危機)。国際的な支援を得られなかったアラブの春は、一部地域を除き事実上挫折した[41]アラブの冬も参照)。

結果的に、2011年から始まった一連の民衆蜂起は、暴力と経済破綻への扉を開き、数百万人が難民や国内避難民となって家を追われ、数え切れない人々の人生が台無しとなるものであった[42]

新たな動き

2018年に入ると、アラブ諸国ではデモなど反政府運動が再び起こるようになった。アラブの春と比べると影響は限定的ではあるものの、2021年までにアルジェリアとスーダンの2か国では長期政権を率いた大統領が辞任し、4か国では政府の長(首相)が辞任に追い込まれた。アラブの春との類似性よりこれらの運動を総称して「アラブの夏」「アラブの春2.0」と呼ばれている[43]。原因の一つとして、アラブの春以降も若者の高い失業率が改善されなかったことが挙げられている[44]

ただし、2か国においては軍が反政府派に協力的だったことや、外国勢力の介入がなかったことなどが、以前のものとは異なる[45][46]。また、不安定な情勢は続いている。


注釈

  1. ^ 送信も衛星で行われるため、規制が困難である。エジプトはアル・ジャジーラを禁止にしたが、欧米メディアは夜間外出禁止令にも拘わらず報道を続けた。
  2. ^ アラビア語という共通の言葉でつながれた地域であり、国際語はほぼ英語である。

出典

  1. ^ 南部で衝突、105人死亡=軍と反政府勢力-スーダン 時事通信 2011年2月11日[リンク切れ]
  2. ^ クルド地域スレイマニアのデモで死者 アジアプレス・ネットワーク 2011年2月21日
    “デモ隊と治安部隊が衝突、48人負傷イラク北部スレイマニヤ”. MSN産経ニュース (産経新聞)). (2011年2月21日). オリジナルの2011年3月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110303012346/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110221/mds11022109210012-n1.htm [リンク切れ]
  3. ^ a b レバノンでも政権批判デモ 平等な社会実現など要求 MSN産経ニュース(産経新聞) 2011年2月28日[リンク切れ]
  4. ^ 抗議デモ、旧ソ連にも波及 アルメニア首都で1万人超 日本経済新聞 2011年3月2日
    アルメニアで野党支持者1万人がデモ、3年前の死者追悼し IRIB WORLD SERVICE 2011年3月3日
  5. ^ ベルギー「政府不在」状態…5000人が抗議デモ 毎日jp(毎日新聞) 2011年2月18日[リンク切れ]
  6. ^ ギリシャで全国規模の24時間スト-デモは暴力衝突に発展 ウォール・ストリート・ジャーナル 2011年2月24日
  7. ^ クロアチアでも反政府デモ、1000人が警官隊と衝突 Reuters.co.jp(ロイター)2011年2月25日
  8. ^ “首相辞任求め百万人デモ 伊、女性ら買春疑惑に抗議”. 47NEWS. (2011年2月14日). オリジナルの2011年2月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110215212109/http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021401000016.html 
  9. ^ バングラデシュのダッカ街頭で、政府改革を求める反政府デモ隊と警官隊が衝突。 47NEWS 2011年2月8日
  10. ^ 香港民主派がデモ、2人連行 時事通信 2011年2月27日[リンク切れ]
  11. ^ マカオでも支援活動=中国の集会 時事通信 2011年2月28日[リンク切れ]
  12. ^ 毛皮焼きチベット族住民が抗議 読売新聞 2011年2月23日
  13. ^ “インドで数万人デモ 食料高騰と汚職に不満”. MSN産経ニュース (産経新聞). (2011年2月23日). オリジナルの2011年2月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110226191439/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110223/asi11022322440010-n1.htm [リンク切れ]
  14. ^ 北朝鮮で同時デモ「米を、電気を」の雄たけび―中国メディア Searchina 2011年2月24日
  15. ^ タイの反・親タクシン派、25日にバンコクの2カ所でデモ newsclip.be 2011年1月24日
  16. ^ a b c d e f 北アフリカ・中東の民衆蜂起はサハラ以南にも波及するか AFPBB News 2011年3月1日
  17. ^ エジプトに倣った抗議行動を計画、カメルーン野党 CNN.co.jp 2011年2月24日
  18. ^ Now that Egypt's Mubarak is out, could Gabon's Bongo be next? The CHRISTIAN SCIENCE MONITOR 2011年2月12日 (英語)[出典無効]
  19. ^ “アフリカでもデモ呼び掛け スワジランド”. MSN産経ニュース (産経新聞). (2011年2月27日). オリジナルの2011年7月13日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110713003333/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110227/mds11022700590004-n1.htm [リンク切れ]
  20. ^ ウガンダ大統領選投票…デモ波及警戒か、携帯電話規制 毎日jp(毎日新聞) 2011年2月18日[リンク切れ]
  21. ^ ZAMBIA Poverty fuels secession bid by Western Province IRIN News 2011年1月25日 (英語)
  22. ^ 米ウィスコンシン州の労組デモ、全米に波及 ウォール・ストリート・ジャーナル 2011年2月28日
    ウィスコンシン予算削減策に全米50州で抗議デモ CNN.co.jp 2011年2月27日[リンク切れ]
  23. ^ アメリカ・テキサス州で国家主義者らが分離独立を要求 IRIB WORLD SERVICE 2011年2月21日[リンク切れ]
  24. ^ “食料品・ガソリン値上げに怒り、5千人デモ ボリビア”. asahi.com (朝日新聞). (2011年1月15日). オリジナルの2011年2月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110210123936/http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY201101250116.html [リンク切れ]
  25. ^ 最低賃金引き上げ求めデモ ブラジル MSN産経ニュース(産経新聞) 2011年2月17日
  26. ^ 反政府派デモ行進の実施について 在ベネズエラ日本国大使館 2011年1月21日
  27. ^ 朝日新聞 - 【再録】シンポジウム「2012年“アラブの春”とパレスチナの行方」(主催:パレスチナ子どものキャンペーン) - Asahi中東マガジン
  28. ^ ""Three Cheers for the Bush Doctrine. History has begun to speak, and it says that America made the right decision to invade Iraq," TIME, March 7, 2005; also posted by Foundation for the Defense of Democracies, March 13, 2005.
  29. ^ "An Arab Spring?" Hoover Digest / Hoover Institution, Spring 2005: "The only approach to solving the problem of safety in a world of Islamic and Arab radicalism is to change the culture of the region. A year ago people were saying that was a utopian dream. History is beginning to show that it is not."
  30. ^ "The Arab spring continues in Lebanon," townhall.com, April 1, 2005.
  31. ^ アラブの春は「挫折」したのか|中東解体新書”. www3.nhk.or.jp. 2022年5月19日閲覧。
  32. ^ 「『アラブの春』から10年 中東のいま」(視点・論点)”. NHK解説委員室ブログ. 2022年5月19日閲覧。
  33. ^ 茂木誠 (2019年1月23日). “北方領土問題の元凶「ロシア包囲網」から日本はどうやって抜け出すのか”. ダイヤモンド・オンライン. ダイヤモンド社. 2019年8月22日閲覧。
  34. ^ a b c “青年失業と食料品費上昇で焼身と激しい大衆デモが爆発”. レイバーネット. (2011年1月10日). http://www.labornetjp.org/worldnews/korea/knews/00_2011/1294676815221Staff 2011年1月16日閲覧。 
  35. ^ “チュニジアで暴動、少なくとも19人が死亡”. CNN.co.jp (CNN). (2011年1月11日). http://www.cnn.co.jp/world/30001470.html 2011年1月16日閲覧。 [リンク切れ]
  36. ^ a b “チュニジアで失業者のデモ続発 若者が抗議の焼身も”. 共同通信. (2010年12月30日). オリジナルの2011年6月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110625184600/http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010123001000250.html 2010年1月16日閲覧。 
  37. ^ “アルジェリア、食料品暴動の鎮静化目指す―チュニジアでは14人死亡”. ウォール・ストリート・ジャーナル. (2011年1月10日). http://jp.wsj.com/World/node_168405 2011年1月16日閲覧。 
  38. ^ イラン、中東政変に影響力=「野党と接触」と懸念-米長官[リンク切れ]
  39. ^ a b オバマ米大統領を脅かす中東問題─スンニとシーアの宗派対立深刻化(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2013年7月30日)
  40. ^ 瀬川明秀 (2013年1月22日). “アルジェリア、なぜ人質救出ではなく軍事作戦に踏み切ったのか”. 日経ビジネスオンライン. http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130121/242513/ 2013年1月22日閲覧。 
  41. ^ 『日本経済新聞』2015年12月31日付け朝刊、13版、第22面
  42. ^ アラブの春から10年 中東の人々が語る破れた夢”. AFP (2020年11月27日). 2020年12月19日閲覧。
  43. ^ 'Arab Spring 2.0': What to know about the protests roiling Iraq, Lebanon and the Middle East”. abcnews (2019年11月7日). 2021年10月4日閲覧。
  44. ^ Arab Spring 2.0?: Making Sense of the Protests Sweeping the Region”. Institute for National Security Studies (2019年12月1日). 2022年4月11日閲覧。
  45. ^ アルジェリア大統領に元首相 軍が支える旧体制維持か”. 日本経済新聞. 2022年5月19日閲覧。
  46. ^ スーダン軍、バシル大統領を解任・拘束 緊張続く」『BBCニュース』。2022年5月19日閲覧。
  47. ^ “チュニジア選挙の結果確定”. msn産経ニュース. 共同通信社. (2011年11月15日). オリジナルの2011年11月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111118035850/http://sankei.jp.msn.com/world/news/111115/mds11111512310003-n1.htm 2011年12月19日閲覧。 [リンク切れ]
  48. ^ “ノーベル平和賞の受賞団体が訴え 「テロ根絶に日本も協力を」”. 北海道新聞. (2016年7月21日). オリジナルの2016年8月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160817031905/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0295586.html 2016年7月23日閲覧。 
  49. ^ “Tunisia's president says he will call constitutional referendum, elections next year”. ロイター. (2021年12月13日). https://www.reuters.com/world/africa/tunisia-president-announces-referendum-elections-2021-12-13/ 2021年12月14日閲覧。 
  50. ^ “カイロ250人以上死傷 デモ隊と治安部隊衝突 暴徒化、政府庁舎に火炎瓶”. MSN産経ニュース. (2011年12月17日). オリジナルの2011年12月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20111217101027/http://sankei.jp.msn.com/world/news/111217/mds11121710440003-n1.htm [リンク切れ]
  51. ^ “エジプト軍、モルシ大統領の排除を宣言”. AFPBB News (フランス通信社). (2013年7月4日). https://www.afpbb.com/articles/-/2954168?pid=11002327 2013年7月13日閲覧。 
  52. ^ アラブの春を経験したエジプトはどこへ? | 国際報道2019 [特集 | NHK BS1}
  53. ^ 首都の政府庁舎焼かれる=反政府運動で緊張続く-リビア 時事ドットコム(時事通信社)2011年2月21日より。[リンク切れ]
  54. ^ カダフィ大佐の次男がテレビ演説で改革明言、デモには徹底抗戦 Reuters(ロイター)2011年2月21日より。
  55. ^ NATO:リビア空爆による民間人死亡事件 調査すべき”. Human Rights Watch (2012年5月14日). 2022年10月30日閲覧。
  56. ^ “反体制派、政権移行に着手 首都完全制圧”. 産経新聞. (2011年8月24日). オリジナルの2011年8月27日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110827113017/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110824/mds11082420100010-n1.htm 2011年8月25日閲覧。 [リンク切れ]
  57. ^ “イエメン大統領「2年後退陣、世襲しない」 在位32年”. 朝日新聞. (2011年2月3日). オリジナルの2011年2月4日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110204203424/http://www.asahi.com/international/update/0202/TKY201102020473.html 2011年2月19日閲覧。 [リンク切れ]
  58. ^ シリアの金曜デモ、政権側が強硬手段控える? 読売新聞 4月16日[リンク切れ]
  59. ^ “焦点:シリア内戦の見えない出口、「代理戦争」激化も”. Reuters. (2017年5月22日). https://www.reuters.com/article/analysis-syria-proxy-war-idJPKBN0TJ0DO20151130 2022年10月9日閲覧。 
  60. ^ シリア内戦の民間人死者、10年間で30万人超 国連推計”. 毎日新聞. 2022年10月30日閲覧。
  61. ^ シリア内戦10年、死者は約50万人に ― 新規集計結果”. Arab News. 2022年10月30日閲覧。
  62. ^ シリア難民の現在の数や流出原因、受け入れ国、支援の現状を知ろう”. www.worldvision.jp. 2022年10月30日閲覧。
  63. ^ DeSilver, Drew. “After a month of war, Ukrainian refugee crisis ranks among the world’s worst in recent history” (英語). Pew Research Center. 2022年4月12日閲覧。
  64. ^ Algeria Leader Vows to 'Reinforce' Democracy. The Wall Street Journal (16 April 2011)
  65. ^ 10 injured, several arrested in Algeria protests. Agent France Press
  66. ^ Anger at squalid housing unleashes Algeria protest. Reuters (12 January 2012)
  67. ^ モロッコで数千人デモ 国王権限の縮小要求 フェースブックで集まる MSN産経ニュース(産経新聞)2011年2月21日より。[リンク切れ]
  68. ^ 「デモには譲歩しない」モロッコ国王、権限縮小の要求拒否 MSN産経ニュース(産経新聞)2011年2月22日より。[リンク切れ]
  69. ^ “モロッコで穏健イスラム政党主導の内閣発足”. 読売新聞. (2012年1月4日). http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20120104-OYT1T00656.htm 2012年1月4日閲覧。 [リンク切れ]
  70. ^ 首相を議会で選出へNHK)2011年11月26日、同日閲覧[リンク切れ]
  71. ^ サウジアラビア国王、ムバラク氏支持を表明[リンク切れ]
  72. ^ “サウジでデモ呼び掛け 3月11日を「怒りの日」に”. (2011年2月26日). オリジナルの2013年5月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130508194346/http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022601000721.html 
  73. ^ “サウジ国王、女性参政権認める…アラブの春受け”. 読売新聞. (2011年9月25日). オリジナルの2011年9月28日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110928012227/www.yomiuri.co.jp/world/news/20110925-OYT1T00674.htm 2011年9月25日閲覧。 
  74. ^ ヨルダン:デモが縮小[リンク切れ]
  75. ^ ヨルダンで最大規模のデモ=政治改革求め6000人参加:時事通信:2011/02/25-23:49[リンク切れ]
  76. ^ Jordan's king 'appoints new prime minister'. Al Jazeera (17 October 2011)
  77. ^ The second Cedar Revolution. The Daily Star (Lebanon) (14 March 2011)[リンク切れ]
  78. ^ GLC Suspends Strike, Refuses Cabinet Decision. Lebanon News[リンク切れ]
  79. ^ “Iraqi prime minister won't run for third term”. MSNBC. (2001年2月5日). http://www.msnbc.msn.com/id/41437551/ns/world_news-mideastn_africa/ 
  80. ^ Egyptian revolution sparks protest movement in democratic Iraq. The Washington Post (13 February 2011)
  81. ^ “Governor of third Iraqi province quits over protests”. The Gulf Today. (2011年2月27日). http://gulftoday.ae/portal/0633bc9e-f175-4ccb-9aa8-5d1bd1a0e316.aspx 
  82. ^ Iraq subsidises power after protests over services. Reuters Africa (12 February 2011)
  83. ^ “リビアのデモ、3日で84人死亡 米人権団体調査”. 47NEWS (共同通信). (2011年2月19日). オリジナルの2011年2月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110224033444/http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021901000580.html 
  84. ^ クウェート議会解散、改革要求高まりで 2011年12月6日、YOMIURI ONLINE Web(読売新聞)より
  85. ^ バーレーン各地でデモ、警察と衝突 死者2人に AFP 2011年2月15日
  86. ^ Bahrain's king to free political prisoners as protests continue. Monsters and Critics (22 February 2011)
  87. ^ “Bahrain's king gives out cash ahead of protests”. Reuters. (2011年2月11日). http://af.reuters.com/article/commoditiesNews/idAFLDE71A24Z20110211 
  88. ^ Bahrain sacks ministers amid protests. Press TV (26 February 2011)
  89. ^ “バーレーン:「デモに武力行使」 責任認め幕引き図る--調査委”. (2011年11月25日). http://mainichi.jp/select/world/news/20111125ddm007030099000c.html [リンク切れ]
  90. ^ ロイター:オマーンでデモ隊が主要港への道路封鎖、死者は6人に:2011年 02月 28日 17:50 JST
  91. ^ Egypt fallout: Oman ruler postpones India trip. Indrani BagchiThe, Times of India (18 February 2011)
  92. ^ Oman: Sultan Qaboos Restructures Cabinet Ministers. Global Arab Network (7 March 2011)
  93. ^ Oman takes measures to address public grievances. Khaleejtimes.com
  94. ^ Qaboos gives legislative powers to Council of Oman. gulfnews (13 March 2011)
  95. ^ Oman: Sultan Qaboos Restructures Cabinet Ministers | Oman Politics. Global Arab Network (7 March 2011)
  96. ^ Oman shuffles cabinet amid protests – Middle East. Al Jazeera English
  97. ^ His Majesty issues Royal Orders. Times of Oman (15 March 2011)[リンク切れ]
  98. ^ His Orders issued for raising Social Insurance Pension. Times of Oman (14 March 2011)[リンク切れ]
  99. ^ Bank Nizwa is Oman's first Islamic bank. Emirates 24/7
  100. ^ Oman to decentralise power, implement reforms. Khaleejtimes.com (4 May 2011)
  101. ^ Protests in Oman Spread From Port City to Capital. The New York Times (1 March 2011)
  102. ^ Operation Salalah: Omani Army arrests Salalah protesters. Muscat Daily
  103. ^ "Mass exodus" from Western Sahara cities. Afrol News (21 October 2010)
  104. ^ Sudan's Bashir will not stand in next election: party official. BBC News (21 February 2011)
  105. ^ “ジブチで数千人がデモ 大統領の3選阻止が目的”. MSN産経ニュース (産経新聞). (2011年2月19日). オリジナルの2011年2月23日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110223002519/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021901340003-n1.htm [リンク切れ]
  106. ^ ジブチで警官1人死亡 反政府デモ続く 2011年2月19日、MSN産経ニュース(産経新聞)より。[リンク切れ]
  107. ^ 団体交渉権めぐるウィスコンシン州公務員のデモ、全米に拡大へ-労組(ブルームバーグ 2011年2月22日)
  108. ^ アメリカ労働運動のその後 ~ウィスコンシン州公務員デモ8~(アメリカ教育最前線 2011年4月24日)
  109. ^ 全米に広がる組合団体交渉権はく奪運動 ~オハイオ州のその後~(アメリカ教育最前線 2011年6月30日)
  110. ^ “ウォール街で抗議デモ、米国にも「アラブの春」を”. CNN.co.jp (CNN). (2011年9月19日). オリジナルの2011年9月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110926235454/https://www.cnn.co.jp/usa/30004013.html 2011年10月2日閲覧。 [リンク切れ]
  111. ^ “イスラエルで30万人デモ 物価高騰で「史上最大規模」”. MSN産経ニュース (産経新聞). (2011年8月7日). オリジナルの2011年8月8日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110808011956/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110807/mds11080711310005-n1.htm [リンク切れ]
  112. ^ “イスラエルで史上最多の40万人デモ”. MSN産経ニュース (産経新聞). (2011年9月4日). オリジナルの2011年9月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110905195718/http://sankei.jp.msn.com/world/news/110904/mds11090409220000-n1.htm [リンク切れ]
  113. ^ イスラエルで再び大規模デモ(ROCKWAY EXPRESS )(阿修羅)
  114. ^ “下院選の不正に抗議、ロシア各地で大規模集会”. 読売新聞. (2011年12月10日). http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20111210-OYT1T00621.htm 2011年12月11日閲覧。 [リンク切れ]
  115. ^ “ロシア全土に反政府デモ拡大、ソ連崩壊後で最大規模”. ロイター (ロイター). (2011年12月11日). https://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7BA00D20111211 2011年12月11日閲覧。 
  116. ^ “「プーチンなきロシアを」、数千人がモスクワで退陣要求デモ”. ロイター (ロイター). (2011年12月6日). https://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7B500620111206 2011年12月11日閲覧。 
  117. ^ asahi.com(朝日新聞社):カイロのイスラエル大使館襲撃 3人死亡1050人負傷 - 国際”. 朝日新聞 (2010年9月10日). 2011年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年10月12日閲覧。[リンク切れ]
  118. ^ <パレスチナ国連加盟申請>「アラブの春」が後押し(毎日新聞 2011年9月24日/海外情報ニュース。)





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アラブの春」の関連用語

アラブの春のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アラブの春のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアラブの春 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS