課員
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「攻殻機動隊 S.A.C.シリーズの登場人物」の記事における「課員」の解説
草薙素子(くさなぎ もとこ) 声 - 田中敦子 本作の主人公。9課の実質的なリーダーで、かつて軍に属していた過去から、課員からは「少佐」と呼ばれる。 荒巻大輔(あらまき だいすけ) 声 - 阪脩 9課の課長。元陸上自衛軍情報部出身で、優れた政治的手腕と豊富な人脈を有する。 バトー 声 - 大塚明夫 元陸上自衛軍レンジャー4課所属のサイボーグ(義体化した人間)。 トグサ 声 - 山寺宏一 元警視庁捜査一課特務班の刑事。電脳化以外は生身であったが『S.S.S.』以降はある程度の義体化を施し、9課の隊長を拝命している。所帯持ち。 イシカワ 声 - 仲野裕 主にネットでの情報収集を担当している電脳戦のエキスパート。身長180cm。 素子との付き合いは9課メンバー中で最も長く、彼女を「戦闘の天才」と評価している(「メスゴリラ」と呼んだこともある)。元軍属。年齢の詳細は不明だが、メンバーから「ご老体」と呼ばれたり、自分のことを「老体」と呼んでいることから比較的高齢であることが窺える。副業で、この時代では老人の娯楽とされているパチンコ店を経営している。『タチコマな日々』で髭が付け髭らしいというエピソードが紹介されている。 サイトー 声 - 大川透 狙撃のプロフェッショナルで、第四次非核大戦時は傭兵として活動していた。身長172cm。 左眼は「鷹の眼」と呼ばれる義眼となっており、狙撃時には人工衛星とリンクして狙撃の為の様々な情報を得る事ができる。義体化部位は左眼と左腕のみで、9課の中ではトグサに次いで少ない。そのため、拳銃による長距離集中速射がトグサ同様常人並みとなっている。 9課所属以前はメキシコ暫定政権に味方する義勇軍「赤いビアンコ」で傭兵をしており、2020年夏に素子との戦いに敗れた後、その能力を見込んだ素子にスカウトされたことが『2nd GIG』で語られている。ただし、本当であることは示唆されているものの後に本人が「全部作り話だよ」と言っているため本当かどうかは不明。 『S.S.S.』では、当初は傀儡廻(くぐつまわし)の捜査に参加しておらず、アフリカでのPKO活動を終えた後に合流。元々トグサに次いで義体化率が低かったが、アフリカの環境に備えて心肺機能を義体化により強化している。 ポーカーの腕はかなりのもので、『攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER』(以下:1.5)では対戦相手から「もう9課員とは遊ばない」と言われ、『2nd GIG』でも最後にストレートフラッシュを出し勝ち抜けている。 ボーマ 声 - 山口太郎 スキンヘッドが特徴的な義眼の大男。電脳戦を得意とし、イシカワと共にネットでの情報収集に従事する。ダイブルームの外ではパズと組んで行動することが多い。軍に所属していた時「爆弾を仕掛けるのが専門」であったため爆発物に詳しい。身長200cm。原作『攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL』(以下:攻殻1)では、前半でイシカワと共に車で犯罪者を追跡していた。ARISEにてバトーと一時、戦場を共にしており「爆弾野郎(ボーマ)」と呼ばれていた。 『攻殻1.5』でも1話しか登場せず、プロトと組んで情報整理を行っていた。『2nd GIG』では義体化以前に童貞であったことを発症因子の一つとしている「個別の11人」ウイルスを発症したため、義体化以前は童貞だったということになる。 パズ 声 - 小野塚貴志 オールラウンダー。クールで無口な愛煙家。身長177cm。聞き込みや内偵調査が得意分野だが、ネットでの情報収集も行なう。時には前衛も担当する。ナイフを用いた格闘術が得意である。義体化率は高い。かなりの女好きで「同じ女とは2度寝ない主義」を貫く。この主義が原因で『2nd GIG』にて殺人事件に巻き込まれ、地元警察からは事件の犯人だと疑われた。 原作の『攻殻1』ではそれらしき人物が僅か数コマしか登場せず、『1.5』には登場しない。『S.A.C.』シリーズにおいて大幅にキャラクター性が肉付けされた。 アズマ 声 - 尾形雅宏 原作では『1.5』にて初登場。『S.A.C.』では『2nd GIG』から初登場し、他に『イノセンス』にも登場する。『1.5』ではよくトグサと組んでおり、本人曰く「麻薬犬より確かな鼻を持っている」そうである。『2nd GIG』第16話「そこにいること」では、任務である個別主義者の内偵を「動きがないのでつまらない」と言い、それを聞いたトグサから叱られる。 『S.S.S.』では冒頭の新浜国際空港でトグサとコンビを組み、サポート役を務める。 矢野(やの) 声 - 望月健一 原作では『攻殻1』に、『S.A.C.』では『2nd GIG』に登場。『攻殻1』ではコイル・クラスノフの尾行中に、『2nd GIG』では長崎の出島での戦闘で、それぞれ殉職。『攻殻1』ではかつてバトーが担当した訓練生で、肉親としては弟が1人いる。 アマギ 『SECTION-9』に登場。警視庁の特殊部隊SWAT出身。 9課からスカウトされたアマギは、「9課にくれば正義をなせる」と考えて入隊した。『SECTION-9』では、教官であるバトーからの、鉄拳制裁は当たり前の理不尽な指導に対して当初は「ただの揚げ足とりではないか」「9課でトップになれなかった男が、サディスト的よろこびを充足させるために訓練生をいじめている」と殺意を含んだ不信感を抱いていたが、その後同期のロンから、バトーが訓練生に異様に厳しいのは、かつて練度が十分でない新人隊員ヤノを実戦投入して殉職させてしまった経験から、あえて教官として憎まれ役を演じ、隊員の錬成に時間をかけるためだと聞かされ、バトーへの不信感は薄らいでいる。 ロン 『SECTION-9』に登場。アマギと同期。話し好きであり、各セクションに配属されている新人隊員に話しかけて、9課に関する情報を聞き出してアマギに聞かせていた。 ソガ 声 - 奈良徹 『S.S.S.』と『SECTION-9』に登場。9課の電脳戦部隊に所属。電脳倫理を無視した電脳侵入や国家機密に関わる情報へのアクセス権限など、法に縛られることなく自身のネットスキルを試すことが出来る9課での仕事にやりがいを感じている。自分よりも「格下」だと思っていた他の隊員たちが重要な役割を与えられている中、調達担当という「パシリ」を任されて不満を抱いていたが、〝ナンバー・オブ・ザ・ビースト〟が9課のデータベースサーバーに侵入した際には、ヒガキ、テオと協力して〝ナンバー・オブ・ザ・ビースト〟に抗体プログラムを転送し、撃退に成功した。その後は、同期隊員に対するわだかまりは消えている。 ヒガキ 声 - 新垣樽助 『S.S.S.』と『SECTION-9』に登場。9課の電脳戦部隊に所属。〝ナンバー・オブ・ザ・ビースト〟が9課のデータベースサーバーに侵入した際には、囮ファイルの盾を展開して、ソガが抗体プログラムを転送するまでの時間稼ぎを行った。 テオ 『SECTION-9』に登場。9課の電脳戦部隊に所属。〝ナンバー・オブ・ザ・ビースト〟が9課のデータベースサーバーに侵入した際には、ソガ、ヒガキと共に対応要員に選ばれている。 マキ・シンイチロー 『SECTION-9』に登場。2032年に警察庁に入庁、その後、公安9課の訓練生として出向して、半年間の研修を受けた後、正式に9課に採用された。 思考戦車ウチコマの『最適化及び機能拡充計画』に参加している。 ハタ 『S.S.S.』と『SECTION-9』に登場。陸自第一師団斥候狙撃手養成学校を卒業した後にレンジャー訓練を経て、軍の技能識別コード
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