国鉄EF60形電気機関車とは? わかりやすく解説

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国鉄EF60形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 04:23 UTC 版)

国鉄EF60形電気機関車(こくてつEF60がたでんききかんしゃ)は、日本国有鉄道(国鉄)が1960年昭和35年)に開発した、平坦路線向けの直流電気機関車である。


注釈

  1. ^ 500番台は旅客列車牽引用であるが、牽引される20系客車はサービス用電源車をもつため機関車に暖房源を備える必要はない。
  2. ^ 国鉄末期の1986年(昭和61年)8月には、沼津機関区創立100周年のイベントとして廃車予定であったEF60 95をぶどう色2号に復元している(当時は現役機の塗色変更が認められていなかった。)。
  3. ^ EF58形は旧形電気機関車であるが、寝台特急をはじめ青い客車列車の先頭に立つことが多く、例外的にこの塗装が採用された。
  4. ^ 後年、特に1980年代中期以降は本形式に限らず1灯式の前照灯を用いた一部の電気機関車および電車103系など)・気動車キハ10系キハ20系など)車両がシールドビーム2灯に換装された。このうち電気機関車や電車のものは、前照灯まわりの造形がブタの鼻のように見えるため、一部の鉄道ファンの間からは「ブタ鼻(ライト)」と呼ばれていた。
  5. ^ 電磁指令ブレーキのない本形式では110 km/h運転に対応できないため。
  6. ^ EF58形は旧型で出力も低いが、1時間連続定格速度が68 km/hとEF65形 (45 km/h) よりもさらに高速特性に優れていた。
  7. ^ 国鉄もこの決定はあくまでEF65形投入までの暫定的なものと考えており、予算面で所要両数の確保もギリギリかつ多少の無理は承知しており、運用の工夫で合理化を達成せねばならない「苦肉の策」であった。
  8. ^ 当時の20系客車のブレーキは一般形客車に使用されているAVブレーキを若干手直ししただけのASブレーキであったため、20系客車の15両編成化はEF58形牽引では速度維持が困難であった。後年「あかつき」などでEF58形牽引の20系15両編成が運行されたことがあったが、それは20系客車が応答性を向上させたAREBブレーキとなり、EF58形にも増圧用元空気溜め管が増設改造されたために可能となった。
  9. ^ 本区分は予備車が少なく、故障時の代走はEF61形もしくはEF58形が投入された。
  10. ^ 9日には、上越線高崎 - 越後湯沢間の往復でさよなら運転が行われ、分割民営化時に唯一JR東日本に承継されたEF60 19が後補機に当たった。
  11. ^ 17日に同運転所にて。

出典

  1. ^ 『EF60型直流電気機関車説明書』1960年、4頁。 
  2. ^ a b Rail Magazine』330、ネコ・パブリッシング、2011年、p.119
  3. ^ a b 『Rail Magazine』330、ネコ・パブリッシング、2011年、p.121
  4. ^ a b c d 『Rail Magazine』331、ネコ・パブリッシング、2011年、p.90
  5. ^ a b c d 『Rail Magazine』331、ネコ・パブリッシング、2011年、p.93
  6. ^ a b c d 『Rail Magazine』331、ネコ・パブリッシング、2011年、p.97
  7. ^ 鉄道ファン』2004年9月号、p.70
  8. ^ [1]鉄道辞典_補遺版 - 252/464枚目」
  9. ^ [2]鉄道辞典_補遺版 - 252/464枚目」
  10. ^ [3]鉄道辞典_補遺版 - 252/464枚目」
  11. ^ a b c d e f g h i j k l [4]鉄道辞典_補遺版 - 253/464枚目」
  12. ^ a b 『Rail Magazine』340、ネコ・パブリッシング、2011年、p.97
  13. ^ 鉄道ファン編集部 『鉄道ファン』2009年7月号 (付録)JR旅客会社の車両配置表 交友社 p.42
  14. ^ 鉄道ピクトリアル』No.967、電気車研究会、2019年12月号、p.102。
  15. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、129頁。 
  16. ^ EF60 19,2エンド側前灯を1灯化か交友社鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース、2010年2月1日
  17. ^ "ELぐんまよこかわ号"をEF60 19がけん引交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース、2019年6月3日
  18. ^ EF60 19が秋田総合車両センターへ”. 鉄道ファン. 交友社 (2019年7月2日). 2019年9月25日閲覧。
  19. ^ 『鉄道ファン』2019年11月号、p.156
  20. ^ 笹田昌弘、イカロスMOOK『保存車大全コンプリート 3000両超の保存車両を完全網羅』イカロス出版、「全カテゴリー保存車リスト」 p.219
  21. ^ 沖田祐作、『機関車表 フルコンプリート版』DVDブック ネコ・パブリッシング p.2798
  22. ^ (所在場所について)白川淳、JTBキャンブックス『全国保存鉄道II 保存車全リスト3700両』 JTB(現・JTBパプリッシング) p.155
  23. ^ 笹田昌弘、イカロスMOOK『保存車大全コンプリート 3000両超の保存車両を完全網羅』 イカロス出版、「全カテゴリー保存車リスト:撤去情報」 p.249


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