国鉄ED55形電気機関車とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 国鉄ED55形電気機関車の意味・解説 

国鉄ED55形電気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/21 02:46 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

国鉄ED55形電気機関車(こくてついーでぃー55かたでんききかんしゃ)は、旧国鉄で計画されていた旅客列車用直流電気機関車で、蒸気機関車C63や電車の187系、客車のマイテ30形などと同様、現車の完成には至らなかった未成車両となってしまい、幻の形式となった。

計画は1926年と1941年の2回立案されている。

1926年のED55形

中央東線電化の進展にあわせ、当時横須賀線旅客用として使用されていたイングリッシュ・エレクトリック(デッカー)製のED50形ED51形ED52形を貨物機に改造転用し(→ED17形)、その後任として投入が予定されていた。

形態はゼネラル・エレクトリック製のED14形に類似した車体と、デッカー製私鉄向電気機関車のようなデッキと一体化した板台枠台車を組み合わせたような構造で、軸配置1B+B1の68t機となる予定であった。だが、1928年に標準型電気機関車の走りとなったEF52形の落成で雑形機となることが見込まれたこと、そして1930年の横須賀線電車化によって計画は中止されている。

1941年のED55形

当時5両が残っていた中央線用のED50形とED51形をED17形に改造するため、EF12形上越線投入で余裕が生じたED16形の一部を歯車比を変更の上、転用するものであったが、太平洋戦争の勃発で貨物輸送が優先される状況となったことから、結局改造されることなく中央線に転属している。

参考文献

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「国鉄ED55形電気機関車」の関連用語

国鉄ED55形電気機関車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



国鉄ED55形電気機関車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの国鉄ED55形電気機関車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS