2020年代とは? わかりやすく解説

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2020年代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/10 06:23 UTC 版)

千年紀: 3千年紀
世紀: 20世紀 - 21世紀 - 22世紀
十年紀: 1990年代 2000年代 2010年代 - 2020年代 - 2030年代 2040年代 2050年代
: 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 2025年 2026年 2027年 2028年 2029年

2020年代(にせんにじゅうねんだい)は、西暦グレゴリオ暦2020年から2029年までの10年間を指す十年紀である。この項目では、国際的な視点に基づいた2020年代について記載。

できごと

COVID-19を引き起こすSARS-CoV-2の走査型電子顕微鏡画像
(カラー化、黄色がSARS-CoV-2のビリオン

2020年

2021年

2020年アメリカ合衆国大統領選挙の結果に抗議し、議会議事堂に侵入するドナルド・トランプの支持者ら

2022年

ロシアの攻撃によるウクライナハルキウ中心部の被害

2023年

2023年パレスチナ・イスラエル戦争

2024年

2024年大韓民国非常戒厳令に反対の声を上げる人々

2025年

予定及び予測

2024年

  • 国際宇宙ステーション (ISS) の運用について、この頃までの延長が国際合意されている(NASA2030年まで運用を継続する方針)。
  • アメリカ合衆国のエネルギー省の傘下にある国立再生可能エネルギー研究所は、この年までに風力発電によって、本国東海岸地域の総消費電力の20%を供給できると見込んでいる。
  • カタルーニャ独立運動ではパリオリンピックに「独立カタルーニャ共和国」で参加することを標榜しており、この頃までに独立達成を目指すと思われる。同時にスペインとの独立戦争への発展が危惧される。
  • TSMCは、この年に3ナノメートルノードの半導体の大量生産を開始する予定。同社はこの先の2nmプロセスまでの目処が立ったとしているが、1nmを超えて(Sub-1nm)集積回路微細化が進むかどうかは不透明で、スピントロニクス量子コンピュータの開発が待たれる。
  • ドライバー不足により「モノが運べない」物流危機が始まる(2024年問題)。

2025年

2026年

2027年

2028年

2029年

  • 4月13日に直径300メートル以上の小惑星アポフィスが32,500km(静止軌道近く)の距離まで地球に接近。この接近では衝突しないことが判明している。

世相

社会

科学と技術

人工知能(AI)

"A photo of a robot hand drawing, digital art"というプロンプトに対してAIが生成した画像

バイオテクノロジー

  • 新型コロナウイルス(COVID-19)に対するワクチンとしてmRNAワクチンの開発が急速に進められ、初めて実用化された[30]
  • 遺伝子編集技術「CRISPR」を用いた遺伝性疾患の治療への応用が進展する[31]

情報通信・IoT

  • デジタル資産をブロックチェーンと紐付けることで所有権と価値を担保する、NFT(非代替性トークン)の技術が注目される。

宇宙

エネルギー・環境

文化と芸術

建築

超高層建築物・構築物
その他の建築物

大衆文化

コンピュータゲーム

ファッション

Y2Kのビジュアルを取り入れたK-POPグループのNewJeans
  • 2020年代初頭には、1990年代2000年代のファッションが世界的に再注目され、「Y2Kファッション」がZ世代を中心に支持される[35]

脚注

注釈

出典

  1. ^ 新型コロナは「パンデミック」に相当、WHO事務局長が表明 ロイター (2020年3月12日)
  2. ^ WHO事務局長、新型コロナ「パンデミック」と表明 日本経済新聞 (2020年3月12日)
  3. ^ イギリス、EU離脱関連法が成立 31日23時にEU離脱へニューズウィーク日本版 2020年1月24日)
  4. ^ 地球帰還後の「はやぶさ2」は2031年に小惑星1998 KY26へアストロアーツ 2020年9月15日)
  5. ^ ジョー・バイデン氏が第46代アメリカ大統領に就任 BBCニュース (2021年1月21日) 2021年1月21日閲覧。
  6. ^ “ハイチ大統領暗殺される モイーズ氏、首都の私邸で銃撃受け”. 毎日新聞. (2021年7月7日). https://mainichi.jp/articles/20210707/k00/00m/030/284000c.amp 2021年7月8日閲覧。 
  7. ^ “ハイチで大統領暗殺 暫定首相は非常事態を宣言”. 日本経済新聞. (2021年7月8日). https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN07EQA0X00C21A7000000/ 2021年7月8日閲覧。 
  8. ^ 東京五輪・パラ、「1年程度」の延期決定 「東京2020」の名称は維持 BBC NEWS (2020年3月24日)
  9. ^ 米軍アフガニスタン撤退完了 米最長20年の戦争終結もなお米国人100人残留、協力者ら含めると6万人 東京新聞 (2021年8月31日)
  10. ^ トンガ大規模噴火 日本の津波注意報はすべて解除”. NHK (2022年1月16日). 2022年1月16日閲覧。
  11. ^ トンガ沖海底噴火、世界でも津波観測 NZが現地支援へ”. 日本経済新聞. 2022年1月16日閲覧。
  12. ^ 新型コロナ感染確認 世界全体で5億人を超える”. NHKニュース (2022年4月13日). 2022年4月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月13日閲覧。
  13. ^ 世界のコロナ感染者数が累計5億人超す…2か月で1億人増、収束見通せず”. 読売新聞オンライン (2022年4月13日). 2022年4月13日閲覧。
  14. ^ 世界最高齢の田中カ子さん死去 119歳、国内歴代も更新―福岡:時事ドットコム”. 時事通信社 (2022年4月25日). 2022年4月25日閲覧。
  15. ^ マクロン氏再選 ルペン氏と再対決、差縮まる―仏大統領選:時事ドットコム”. 時事通信社 (2022年4月25日). 2022年4月25日閲覧。
  16. ^ 中共二十届一中全会公报-新华网” (中国語). www.news.cn. 2022年10月23日閲覧。
  17. ^ 世界人口は今年11月に80億人に:国連が「世界人口推計2022年版」を発表国連人口基金駐日事務所 2022年7月12日、2022年8月7日閲覧)
  18. ^ 人口14・1億人のインド、来年には中国を上回り世界最多に…国連推計”. 読売新聞オンライン (2022年7月12日). 2022年7月22日閲覧。
  19. ^ NASAが月試料収集プロジェクトに日本のiSpaceなど4社を選抜、宇宙鉱業のパイオニア育成を目指す”. TechCrunch Japan (2020年12月4日). 2020年12月5日閲覧。
  20. ^ 月着陸船と月面車を開発、民間プログラム『HAKUTO-R』の進捗は順調(レスポンス 2022年1月26日)
  21. ^ 太陽活動の第25周期がスタート(アストロピクス 2020年9月16日)
  22. ^ NASA、有人月面着陸計画「アルテミス」のスケジュール発表”. AFBニュース. AFBニュース (2019年5月24日). 2019年5月24日閲覧。
  23. ^ NASA「アルテミス計画」有人月面着陸は2025年以降に、新型コロナや訴訟も影響 - sorae (2021年11月13日)
  24. ^ サグラダ・ファミリア、2026年の完成が確実に。聖堂につながる巨大階段は2034年までかかる見込み - ARTnews JAPAN (2024年4月1日)、2025年6月18日閲覧
  25. ^ ついに2026年に完成の「サグラダ・ファミリア」がすごすぎる!驚異的な工期短縮はなぜ? - Tripa (2024年5月24日更新)、2025年6月18日閲覧
  26. ^ サグラダファミリアの塔を完全攻略 – 登り方、見学方法、景観、完成図塔の構造と完成イメージ - Amazing TRIP (2025年2月20日更新)、2025年6月18日閲覧
  27. ^ サグラダファミリア 生誕・受難・栄光のファサードを徹底解説栄光のファサードについて - Amazing TRIP (2021年9月17日更新)、2025年6月18日閲覧
  28. ^ "Approved! Council gives project green light to proceed". ITER & Beyond. 2016年10月15日閲覧。
  29. ^ 国際園芸博覧会 - 横浜市
  30. ^ 新型コロナのmRNAワクチン 知られざる30年の開発史 日経サイエンス”. 日本経済新聞 (2021年9月24日). 2024年7月23日閲覧。
  31. ^ Mullin, Emily (2023年11月18日). “CRISPRによる“ゲノム編集治療”が英国で承認、医療の進歩における歴史的な出来事になる”. WIRED.jp. 2024年7月23日閲覧。
  32. ^ ガートナー「2026年までに25%の人々が1日1時間以上をメタバースで過ごす」”. TechCrunch Japan. 2022年2月15日閲覧。
  33. ^ 株式会社インプレス (2021年9月7日). “トヨタ、全固体電池は特性を考えハイブリッド車から導入へ 2020年代前半に量産車投入で、電池関連の総投資額は1.5兆円”. Car Watch. 2022年2月14日閲覧。
  34. ^ BMW、全固体電池を市販EVに搭載へ…2020年代終わりまでに”. レスポンス(Response.jp). 2022年2月14日閲覧。
  35. ^ Z世代に支持される「Y2Kファッション」の意味とは? | 大塚商会のERPナビ”. www.otsuka-shokai.co.jp. 2023年6月24日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、2020年代に関するカテゴリがあります。


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