日本放送協会の沿革とは? わかりやすく解説

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日本放送協会の沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/06 06:54 UTC 版)

この項目では、日本放送協会NHK)の沿革について説明する。


注釈

  1. ^ 公益法人制度改革により設立される現在の「一般社団法人」とは異なる。旧制度に基づく社団法人。
  2. ^ a b 記事「フランク・正三・馬場」も参照。
  3. ^ 最初の番組は、ベートーヴェン作曲の交響曲第9番「合唱」で、演奏は、ヴィルマ・リップ(ソプラノ)、 エリーザベト・ヘンゲン(アルト)、ユリウス・パツァーク(テノール)、 オットー・ヴィーナー(バス) 、ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮、ウィーン・プロ・ムジカ交響楽団による、1956年にモノラルで録音された、米VOX原盤のLPレコードの再生によるものだった。現在この音源は、コロムビアよりCDにて入手できる(CD番号:COCQ-84706)。
  4. ^ 放送当時、まだ日本電信電話公社のテレビネット回線はカラー化されていなかったため、当日の当番組のみ、大阪での放送は、ネット回線ではなく、東京からダビングされたカラービデオテープを使って放送された。このカラービデオテープはNHKアーカイブスに保存されている。
  5. ^ この方式は札幌放送局の新館増築、長野放送局移転時にも用いられ、冬季オリンピック終了後正式にNHKの施設として運用を開始した。
  6. ^ 東京での14chは後に東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)に使われたが、アナログ放送のため2011年7月閉局。
  7. ^ 沖縄特措法の規定により開局30周年の年に27年ぶりの復活。これに伴いコールサインは戦前使われていた「JOAP」が他局から“返還”され、本土の慣例に従い教育には「JOAD」が新たに割り当てられた。
  8. ^ 曲目は、ハイドン作曲のピアノソナタ、ピアノ演奏は内田光子だった。録音機には、16ビット直線量子化、サンプリング周波数:44.1KHzのPCMプロセッサーの試作機に、記録媒体としてカセット式VTRが使われた。
  9. ^ 同放送第1弾は「N響演奏会」(ステレオ)、ちなみに二か国語放送第1弾は「5時のニュース」だった。ただし、当初大阪は電電公社のネット回線の整備の都合上多重放送のみの放送で、ステレオ放送が可能になったのは、名古屋の総合テレビに於いて音声多重放送が開始された翌年8月8日である。
  10. ^ 光ファイバーによるデジタル回線に更新されるまで使われた。
  11. ^ 16ビット直線量子化、サンプリング周波数:50.4kHz、1/4インチ幅の磁気テープ使用、テープ速度は38cm/sで、手切り編集が可能。この録音機は後に三菱電機等4社が提唱した「プロデジ(PD)フォーマット」へと発展していき、同型のデジタル録音機の規格の1つとなった。なお、同公演はバックアップ及び研究用として、ソニーのPCM-1600&3/4インチU規格VTR、同PCM-100&1/2インチベータマックスVTR、1/4インチアナログ録音機でも同時並行収録されたが、これらの方の音源は残っていない模様。
  12. ^ このデジタル録音された放送音源のほとんどは、2008年にNHKソフトウェアから、1年間の期間限定という条件付きでボックスセットでCD化された。
  13. ^ この演奏の模様は、2003年ユニバーサルミュージックからCD化もされた。
  14. ^ 運用開始当日は、NHKホールからのNHK交響楽団などによるベートーヴェン作曲/交響曲第9番「合唱」のコンサート、NHK放送センター505スタジオからの『ひるの歌謡曲』ライブ歌謡ショーなどのステレオ生中継特別番組を放送した。
  15. ^ 鹿児島県でも離島である奄美群島は、地理的・技術的等の理由により、ステレオ放送は光ファイバー回線が導入されるまで、沖縄放送局からの放送波中継で行っていた。
  16. ^ 山間部・離島他。
  17. ^ これに伴い、地上波の難視聴対策の放送は衛星第2放送に一本化・統合された。
  18. ^ 当時、総合テレビと衛星第2テレビは6時から24時、ラジオ第1は5時から24時、FM放送は6時から翌日未明1時の放送だった。この間、国歌演奏、日章旗掲揚は休止となった。またその後、同年11月以後、昭和天皇崩御後の1989年3月ごろまで総合テレビは0時台(23:57から1:00)に臨時の定時放送枠を設けた
  19. ^ テレビ系統はこれに皇居二重橋お天気カメラによる東京都内映像も含まれた。
  20. ^ これに先立って1984年から早朝「おはようラジオセンター」、午前中「ふれあいラジオセンター」、午後日中「こんにちはラジオセンター」、午後夜間「こんばんはラジオセンター」という1日を4つのゾーンに分けた編成を行っていたが、これを「NHKラジオセンター」という終日ワンフォーマット編成の形にした。
  21. ^ 大相撲中継国会中継・および7時・正午・19時の定時ニュースの同時放送も含む。
  22. ^ ただし、1994年までのNHK番組表では0-5時に「随時深夜便を編成」と掲載していたほか、NHKサービスセンター「ラジオ深夜便年鑑2010」の年表でも「1995年4月より深夜便を定時放送化」と掲載。
  23. ^ NHKは水曜日(全国高等学校野球選手権大会期間は除く)の全放送時間と、それ以外の曜日の放送のうち1日5時間程度を担当。
  24. ^ 2004年3月、東京地裁判決は制作会社の責任のみを認め、NHKへの請求は却下。VAWW-NETジャパンはこれを不服として控訴、2004年7月から東京高裁で控訴審開始。2005年に終わるはずの審理を延ばし、NHK幹部らを証人喚問。
  25. ^ この日、NHK職員の海老沢勝二会長(当時)に対するストライキも予定されていたが当番組の放送のため中止となっている。
  26. ^ ロシアを除く欧州・北米・ハワイ向日本語放送の廃止、英語放送時間の縮小など。ただし、日本語による1日通算20時間の放送はこれまでどおり維持されるが、独自制作番組は大幅に縮小され、国内向けラジオ放送の同時・時差放送が増加。
  27. ^ 英語化率100%の達成。英語音声のみ、副音声日本語の2か国語放送、英語字幕化、ティッカー表示などを併合。
  28. ^ ニュース・情報番組を中心に1日あたり5時間程度。ノンスクランブル放送初日の最初の番組は「NHKニュースおはよう日本」。運営元であるNHK情報ネットワーク(現:NHKグローバルメディアサービス)の問い合わせにより確認した。
  29. ^ ただし、9:20~11:00と14:00~16:00は衛星デジタルラジオ放送のみ。それ以外の時間は短波・衛星デジタルラジオ放送のサイマル放送。
  30. ^ 旭川局などごく一部の地方放送局では自局のローカル放送に限り表示しないところがある。BS放送と首都圏など一部地域の総合・教育では「!」マーク付きで表示される。ただし、BSプレミアムのアナログ放送では4:3または14:9コンバート放送時は表示されない。
  31. ^ 実効輻射電力は57kWと増えたが、これは送信機から送信アンテナまでに信号を送るケーブルも当然の如く長くなったためケーブルの電気抵抗特性による減衰量も増大したことによる。なお、東京タワー送信所は東京スカイツリーのメンテナンスによる代替送信および万が一送信できなくなった際の予備送信所として存続。
  32. ^ NHKのホームページには掲載していないが、小笠原村の広報誌「小笠原村民だより 平成25年3月1日付(小笠原村総務課発行)[1]」に開局情報を掲載している。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad NHK年鑑2014放送史ミニ年表” (PDF). NHK放送文化研究所 (2014年11月14日). 2014年12月15日閲覧。
  2. ^ 『学研まんがでよくわかるシリーズ94 正露丸のひみつ』(2014年3月31日、学研パブリッシングコミュニケーション発行)62ページより。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq 日本放送協会(編)『放送の五十年 昭和とともに』(日本放送出版協会、1977年)pp.323-347「年表」
  4. ^ a b c d 日本放送協会総合技術研究所『五十年史』(1981年3月発行。渋沢社史データベース)
  5. ^ 昭和16年12月8日のラジオ(一) 午前7時の臨時ニュース「太平洋戦争開戦」 - NHK戦争証言アーカイブス
  6. ^ a b 石井清司『日本の放送をつくった男 フランク馬場物語』毎日新聞社(原著1998年10月30日)、104&105、138頁頁。ISBN 4-620-31247-9 
  7. ^ 日本放送協会(編)『ラジオ年鑑 昭和23年版』pp.194-195「進駐軍放送一覧表
  8. ^ 日本放送協会(編)『ラジオ年鑑 昭和23年版』pp.192-193「進駐軍向放送設備の概況
  9. ^ 日本放送協会(編)『ラジオ年鑑 昭和22年版』pp.234-235p.236 「全国放送電波表」
  10. ^ 日本放送協会放送文化調査研究所放送情報調査部『NHK年鑑'54』日本放送出版協会、1954年、191頁。 
  11. ^ NHKアーカイブス NHK放送史 番組「アーカイブス編:舞台裏を綴ったコラム テレビ草創期にキネレコが果たした役割」(NHKアーカイブスサイト)(2023年11月21日閲覧)
  12. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'56』日本放送出版協会、1956年、131,132頁。 
  13. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'64』日本放送出版協会、1964年、175頁。 
  14. ^ 『NHK年鑑'65』, p. 216
  15. ^ a b 『NHK年鑑'66』, p. 172
  16. ^ 『NHK年鑑'66』, p. 50
  17. ^ 『NHK富山放送局開局80周年記念誌』(2016年1月29日、NHK富山放送局発行)46ページ。
  18. ^ NHKクロニクル 1969年12月21日「劇映画 「ぼくはついてる」」
  19. ^ 日本放送協会放送文化調査研究所放送情報調査部『NHK年鑑'70』日本放送出版協会、1970年、5頁。 
  20. ^ 『日本メディア史年表』(2018年1月1日、吉川弘文館発行、土屋礼子著)227頁。
  21. ^ NHKクロニクル「NHKコンサートホール」1970年8月9日
  22. ^ NHKクロニクルより
  23. ^ 日本放送協会放送文化調査研究所放送情報調査部『NHK年鑑'78』日本放送出版協会、1978年、183頁。 
  24. ^ FM fan 編集部(編集人:松村達郎)『FM fan 創刊15周年記念 臨時増刊・保存版』共同通信社、1981年6月1日、190頁。 
  25. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'78』日本放送出版協会、1978年、126頁。 
  26. ^ FM fan 編集部(編集人:松村達郎)『FM fan 創刊15周年記念 臨時増刊・保存版』共同通信社、1981年6月1日、191頁。 
  27. ^ FM fan 編集部(編集人:松村達郎)『FM fan 創刊15周年記念 臨時増刊・保存版』共同通信社、1981年6月1日、192頁。 
  28. ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修部『NHK年鑑'87』日本放送出版協会、1987年、67頁。 
  29. ^ 東日本大震災の災害報道 発災後2週間のテレビとラジオ(NHK放送文化研究所)
  30. ^ 総合テレビの新年度番組スタート予定について』(プレスリリース)NHK広報室、2011年3月17日https://www.nhk.or.jp/pr/keiei/otherpress/110317-001.html2011年3月19日閲覧 
  31. ^ NHK報道資料 菖蒲久喜ラジオ放送所・ラジオ第2放送 減力放送について
  32. ^ NHK報道資料 菖蒲久喜ラジオ放送所と秋田大潟ラジオ放送所での第2放送減力放送について
  33. ^ NHK年鑑2014著作権” (PDF). 著作権・アーカイブス・考査. NHK放送文化研究所 (2014年11月14日). 2014年12月18日閲覧。
  34. ^ NHK年鑑2014放送日誌(2013年度)” (PDF). NHK放送文化研究所 (2014年11月14日). 2014年12月18日閲覧。
  35. ^ NHKのネット同時配信&見逃し配信「NHKプラス」、3月から試行的に開始。契約者は追加負担無し”. AV Wacth. 2020年1月15日閲覧。





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