異族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:41 UTC 版)
「境界線上のホライゾン」の記事における「異族」の解説
知性ある人間以外の種族の総称。総じて流体に近しい。これらも極東か世界各国の因子を持つため、先祖の区別も可能。 精霊系(せいれいけい) 流体により体をなす異族の総称。特に流体に近しい。死んでも遺骸は残らず、全てが本流である地脈に還元される。分派として精霊系にあたるものも多く、総じて高位な種族として扱われる。“型”から生じるので基本的に親族がなく、社会的概念として見る傾向がある。妖精(ようせい) 精霊系としては代表的な異族。人間の生態をもつ種もあり、それらは定期的に人と交わる必要がある。人間と妖精の間に産まれた子は、総じて莫大な内燃総拝気量を持つ。 幽霊(ゆうれい) 霊体(正確には精霊)化した死者。足が掠れている。残念や術式で生じた「個人の“型”」に、流体が流入することで発生する。物理要因が効かず、流体や加護の干渉のみ受ける。日常生活にも専用のものが必要。 動白骨(リビングボーン) 人骨を体として動く異族。白骨と相性の良い精霊が、それを媒体とすることで成る。 自動人形(じどうにんぎょう) 人形に魂を宿す人工異族。感情が無い。本体の「魂が宿る器物」を体のどこかに持ち、後天的には移せないとされる。重力を御し、奉仕を本能とする。随時機能を最適化するため、言動がかなり唐突。生体式(せいたいしき) 有機物を部品とする種。生理的な反応・活動ができる。要人の自動人形化に用いることが多い。 艦長式(かんちょうしき) 航空艦を管理する種。航空艦が本体で、自動人形はインターフェース。語尾は「――以上」。 共通記憶(きょうつうきおく) 同式の自動人形間で共有できる記憶。計算処理や情報交換に優れる反面、干渉を受けると自動人形全体に被害が及ぶ。 重力制御(じゅうりょくせいぎょ) 重力を介し周囲に働きかける能力。多くは運動・業務補助程度だが、戦力に足る出力を設定された個体もある。自動人形は奉仕を本能とするため、主人以外の生物を対象に発動できない。 長寿族(ちょうじゅぞく) 長命な異族。人型と鬼型に大別される。心身の成長が遅く、急な変化を厭う傾向がある。歴史再現初期は源氏を襲名。生存率をあげるため、一定の年齢までは人間と同様の早さで成長する。人型(ひとがた) 主体派。人間に酷似するが、耳は長く鋭い。関東・奥州では未だに強い権力を持つ。山岳系、森林系、純系などに分かれる。 鬼型(おにがた) 額から角を生やす。女性は人型に近い。戦闘系は大柄で固い外殻に覆われ、強靭な加護と身体能力を持つ。 半寿族(はんじゅぞく) 人間と長寿族のハーフ。体は人間、精神は長寿族の早さで成長するため、心身の年齢がズレやすい。三征西班牙では、人間と長寿族の双方から迫害される。 獣人(じゅうじん/ベトドウペルソンネ) 人と獣の特徴を併せ持つ種族の総称。総じてカロリーの消費が多いため健啖家。人狼(じんろう/ルウガルウ) 人と狼の性質を併せ持つ異族。六護式仏蘭西異族の最高峰。普段は人型だが、嗅覚に優れ肉食で健康を維持する。半人狼(デミ・ルウガルウ) 人狼と人間のハーフ。基本的な身体能力は、血統に左右されるが、人狼に劣る。 獣変調(じゅうへんちょう/ベト・デ・モデュレシオン) 狼に変身する能力。部分的な変身も可能。満月の夜のみ使える。半人狼には使えない者もいる。 人狼女王(じんろうじょおう/レーネ・デ・ガルウ) 人狼社会の頂点。現在位者はこちらを参照。本来人狼は人に憑いた狼霊が増力し独立した異族で、社会階級は実力に比例する。 人狐(じんこ) 人と狐の性質を併せ持つ異族。人狼と同じ変調型だが、変身条件が緩く本性が狐寄りで、狐の形態が出やすい。 魔神族(まじんぞく) 角と外殻を持つ巨躯の異族。強い身体能力と内燃総拝気量を持ち、その王は人狼女王に比肩する。不死系(ふしけい) 自然崩壊でのみ死ぬ部族。外傷は修復するが全身を砕かれると死者化し、人格の型である“魂の骸”が生じる。 竜属(りゅうぞく) 総じて大柄な獣型異族の総称。種で生態は大きく異なるが、条件を満たせば人間の姿になる能力を持つ。かつてゲルマン侵攻で世を席巻したが敗れ、今は各地に散らばっている。天竜(てんりゅう) 高位種。地脈から生まれる精霊。6枚の翼と高度な知性を持ち、固有に特殊能力を有している。 地竜(ちりゅう) 下位種。生命体としての種族。天竜とは違って親や子を持ち、遺骸も残る。氏族で知能や生態が違う。リンドヴルム 英国に多い氏族。後ろ足はないが巨大な翼を持つ、高速飛行型の飛竜。 半竜(はんりゅう) 人型の竜属。発生は前地球時代にまで遡り、詳細な出自は不明とされる。航空系(こうくうけい) 飛行に特化した派生種。固い外殻に翼と天然の噴射口を備え、擬態として背面は白く前面が青い。神代に高重力に適応すべく、種族改造をした部族の末裔。 堕天/墜天(だてん/ついてん) 翼を持つ人型の異族。前者は神に反した者、後者は神を離れ人と生きることを選んだ者をいう。6枚の翼で飛行が可能。消費カロリーが多いため種族的に健啖家。 巨人族(きょじんぞく) 歴史再現初期に平家を襲名した種族。 半狼(ハードウルフ) 人型の狼。人狼に近しい。強靭な体と再生力を持ち、銀製品以外では滅多に傷つかず、治癒も早い。食人習性が強く、犯罪者は「狼藉者(ライカンスロープ)」と呼ばれる。 逆齢の民(ぎゃくれいのたみ) 老体から胎児へと“歳をとる”異族。夢を見るほどに成長(若返り)し、見る間は周囲にその内容が具現化される。 変態野郎(シェイプシフター) 自在に容姿を変える異族。 機獣(きじゅう) 生まれついて機械の体を持つ獣。形態により「機馬」「機鳳」「機竜」などに分類される。“赤鷲”(ロジョ・アゾゥル) 航空戦に特化した機鳳。三征西班牙新大陸派遣団が10機を所有。 黒藻の獣(くろものけもの) 汚物を食べて浄化する植物の獣。武蔵で下水処理担当として飼われている。 苔の獣(こけのけもの) 黒藻の獣によく似ているが、少々緑色が入っている。六護式仏蘭西の森に住む。 犬鬼(コボルド) 声 - 安元洋貴 労働を食う半使役精霊。鉱床を流れる地脈を巣とする。価値ある物を対価に、依頼内容に従事する。 ユニコーン 六護式仏蘭西の森に生息する獣。女好きで処女しか乗せない。語尾は「〜です――ン」。重奏世界の崩壊以来、体の情報量を削っているため体型や姿があまりにも適当。 妖物(ようぶつ) 生物型として現出した怪異の総称。非神刀(かみざりとう) 比較的メジャーな妖物。人を象る刀の集合体のような姿をとる。“刀”の性質しか持てず、空間を走る力場刀で周囲を攻撃する。 非竜刀(たつざりとう) 竜の姿をした妖物。武蔵影響下でのみ出現する強力な希少種“隠竜”がある。
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