けんたん‐か【健×啖家】
早食い・大食い
健啖家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 09:13 UTC 版)
加藤は将棋界においてかなりの健啖家として知られており、また、対局時の食事やおやつのエピソードが多い。現役最晩年の70代になっても変わらず大食漢であった。 対局中に食事で迷うことを避けるため、昼食と夕食は同じメニューとしていた。 東京・将棋会館での対局では、必ず鰻重を頼むことで知られていた。天ぷら定食や鍋焼きうどんも好物だが、天ぷら定食は注文しても届かないことが重なり、鍋焼きうどんは冷めるまで待たないと食べられないので、「確実に届き、すぐに食べられる」鰻重に落ち着いたと述べている。 鰻重が定番になる前は、昼食・夕食もラーメンが定番の時代があった。ラーメン一杯だけで他に何も追加せず、それで夜戦に突入して腹が減ることもなく、快調に指して良く勝っていたため、「ラーメン時代」は20代後半からかなり長く続いたという。 2013年頃、一時鰻重を注文しなくなった時期がある。医者から脂っこいものを控えるように言われたと言い、当時は「ざるそばと冷やしトマト」がお気に入りだった。また勝又清和によれば「昼はコンビニかスーパーでサンドイッチや果物を買う」ことが多かった。2014年の秋頃から、再び鰻重を注文するようになった。 2016年のコメントで、関西将棋会館での対局については鰻のメニューがないため、鍋焼きうどんとおにぎりを6つを頼むのをずっと続けていると述べている。 1981年の米長との十段戦において、互いに張り合って山盛りのミカンを注文し、2時間以上に渡って互いに食べ続けた。 2015年2月12日の対局(順位戦C級2組)では夕食にカキフライ定食とグリルチキン定食の2つを注文し、対局相手の三枚堂達也を驚かせた。この件について加藤はカキフライ定食は軽いのでグリルチキン定食を埋め合わせに頼んだ、ライスを少し残した他は完食した、と述べている。 対局中のおやつとしてチョコレートやカマンベールチーズを好み、対局時に持参してよく食べていた。 このような食生活のため肥満体型であり、2016年現在でも体重が100kgを超えているという。そのため、ダイエットの必要性を意識しているが「エアロバイクに耐荷重オーバーで乗れない」といった問題があり、なかなか実行に移せないと語っている。
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「健啖家」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は健啖家だ
健啖家と同じ種類の言葉
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