人間以外の種族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/03 23:58 UTC 版)
共に歩むもの(ともにあゆむもの、Companion) ヴァルデマール一世の祈祷に応じて出現したことが起源とされる。銀のひづめと青い目を持つ白馬のような存在。生態は馬に似ており、しかし決して馬ではなく、いわば精霊が白馬の形態を取ったようなもの。人種や国籍に関わらずに選ぶが、堕落した者、邪悪な者は決して選ばない。万が一〈選ばれた〉者が堕落した場合、〈共に歩むもの〉はその者を否認する。 ある種の〈共に歩むもの〉は必ず〈出現の原〉の木立から出現するが、交尾によって産まれたものも多い。並みの馬よりはるかに速く走り、『宿命の囁き』では伝令が一週間先行したにもかかわらず、到着時には1日程度の差しかなかったという描写がある。 〈使者〉〈共に歩むもの〉のどちらかが死亡した場合、時を経ず片方も死亡する。ただし後述のように例外もある。 〈女王(君主)補佐〉は必ず木立から出現した雄が選ぶ。〈選ばれた〉者が死亡した場合は次の者を選ぶ。逆に、〈共に歩むもの〉が死亡した場合は後任の〈共に歩むもの〉が木立から出現して選ぶことになる。 グリフォン 鳥と猫をベースとして作成された翼持つ四足獣の形態を持つ魔法生物。白い毛皮と羽毛に覆われ、頭は丸く、くちばしはオウムのように曲がっている。“心話”を含む魔法の天恵を持つ。交尾する際は特殊な魔法を必要とし、産まれてくる子供は時に双子である。 キリー ペラジール山脈に生息する、草原猫の特徴を備えた狼に似た生物。体高は成人の腰まである。男性/女性/中性が存在し、中性は群れを作らない。人間と同等もしくはそれ以上の知性があり、“心話”の天恵をもつものもいる。 火猫(Firecat) 体は淡黄色、耳、顔面、尾は赤く、青い目を持つ。大型の闘犬と同じくらいの大きさで、見た目も性質も猫に近いが猫ではない。〈心話〉、瞬間移動、魔法の天恵を持つ。 助言を与えるべき重要な時に〈太陽神の息子〉や重要人物の元に現れるとされる。古代を除けばソラリスの治世になるまで現れることは無かった。伝統的に以前の〈太陽神の息子〉の名を名乗り、〈息子〉の霊が導きのために遣わされるものとカースでは信じられている。 ヘルタシ ペラジール山脈に生息する、トカゲのような生物。様々な工芸に通じている。ティレドゥラスからの保護や意匠の案を提供されることと引き換えに、衣食住全般の面で仕える。多くは引っ込み思案で、人前に姿を現さないことも多い。〈白き風〉の流派を設立した魔法使いジャーヴァスが有名。 ダイヘリ ペラジール山脈に生息する、鹿のような生き物。テイレドゥラスが騎乗したり荷物の運搬に使うこともある。〈心話〉の天恵を持つ。
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