山椒とは? わかりやすく解説

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さん‐しょ【山×椒】

読み方:さんしょ

さんしょう(山椒)」の音変化


さん‐しょう〔‐セウ〕【山×椒】

読み方:さんしょう

ミカン科落葉低木山地自生付け根一対ずつとげがある長卵形小葉からなる羽状複葉雌雄異株で、春、黄緑色小花密生する。実は赤く熟し黒色の種が現れる若芽を「木の芽」といい食用に、実を香辛料に、果皮漢方健胃薬回虫駆除薬にし、材ですりこぎ作るはじかみ。《 春 花=夏 実=秋》「摺鉢(すりばち)は膝でおさへて—の/時彦」


山椒

読み方:サンショ(sansho), サンショウ(sanshou)

ミカン科サンショウ属落葉低木


サンショウ

サンショウ
科名 ミカン科
別名: -
生薬名: サンショウ(山椒)
漢字表記 山椒
原産 日本
用途 生の果実を、お吸い物佃煮用いるが食べすぎには注意が必要です。新芽木の芽味噌使います果皮には辛味があり、香辛料として利用されています。
学名: Zanthoxyllum piperitum DC.
   

さんしょう (山椒)

ミカンのほかの用語一覧
ゴシュユ:  呉茱萸
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ヘンルーダ:  ヘンルーダ

山椒

読み方:サンショウ(sanshou), ハジカミ(hajikami), サンショ(sansho)

ミカン科落葉低木園芸植物薬用植物

学名 Zanthoxylum piperitum


山椒

読み方:ハジカミ(hajikami)

生薑古名


サンショウ

(山椒 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/18 05:31 UTC 版)

サンショウ(山椒[5]学名: Zanthoxylum piperitum)は、ミカン科サンショウ属落葉低木である。別名はハジカミ。山地の雑木林などに自生し、和食料理に添えられる若葉は食材として木の芽とも呼ばれる。雄株と雌株が別々であり、春に葉のわきに黄緑色の花を咲かせ、雌株のみ実をつける。葉と雄花、球果に独特な香りを有し、香辛料として使われる。


注釈

  1. ^ 直訳すると「日本のコショウ」とか「日本の辛味香辛料」といった意味である。
  2. ^ 中国も原産地だとする説も存在する。香辛料の分類と特徴”. 全日本スパイス協会 (2002年). 2011年2月8日閲覧。
  3. ^ サンショウの病気としては、真菌が原因の「白絹病」と呼ばれる病気などが知られる。
  4. ^ グラインダーとは、粒状のコショウなどを粉末にするための器具である。

出典

  1. ^ a b c 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zanthoxylum piperitum (L.) DC. サンショウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月25日閲覧。
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zanthoxylum piperitum (L.) DC. f. corticosum Kusaka サンショウ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月25日閲覧。
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zanthoxylum piperitum (L.) DC. f. verrucatum Kusaka サンショウ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年4月25日閲覧。
  4. ^ a b 講談社編 2013, p. 112.
  5. ^ a b c d e f g h i j k 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 120.
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  8. ^ a b c d e f g h i j k l 猪股慶子監修 成美堂出版編集部編 2012, p. 164.
  9. ^ a b c d 亀田龍吉 2014, p. 98.
  10. ^ a b c d e f 滝戸道夫「薬草百話20:サンショウ」『月刊漢方療法』第2巻第8号、1998年、p.p.638-640。 
  11. ^ a b c d e f g h i j 篠原準八 2008, p. 74.
  12. ^ a b c d e f g h i 金田初代 2010, p. 80.
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  14. ^ a b c d e f 貝津好孝 1995, p. 36.
  15. ^ 小曽戸洋「『日本薬局方』(15改正)収載漢薬の来源」『生薬学雑誌』第61巻第2号、2007年、73頁、ISSN 00374377 
  16. ^ a b c d e f g h i 岡田稔「和漢薬の選品20:山椒の選品」『月刊漢方療法』第2巻第8号、1998年、pp. 641 - 645。 
  17. ^ 佐竹(1989年)、p.280
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  19. ^ a b c d e f g h i j k l m n 馬場篤 1996, p. 60.
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  21. ^ 県民の友8月号|和歌山県ホームページ
  22. ^ ぶどう山椒 の産地育成と需要拡大への取り組み ∼和歌山県有田川町∼
  23. ^ a b c 牧野富太郎「植物研究雑誌」『第五巻』第十号、1928年、p.378-380。  (PDF)
  24. ^ 飛騨農林事務所:高原山椒 (PDF)
  25. ^ サンショウ栽培品種(タカハラサンショウ・アサクラザンショウ・ブドウザンショウ)の成分比較研究 (PDF)
  26. ^ 手島茂晴「コモエの森の宝物:第6回Zanthoxylum zanthoxyloidesRutaceae:ミカン科)」(PDF)『コモエの森からの恋文』第8巻、2010年6月、p.2、2011年2月8日閲覧 
  27. ^ 佐竹(1989年)、p.278
  28. ^ 金田初代 2010, p. 81.
  29. ^ 椿叶花椒 Zanthoxylum ailanthoides Sieb. et Zucc.”. www.iflora.cn. 2018年11月19日閲覧。
  30. ^ 佐竹(1989年)、p.p.278-279
  31. ^ 朝倉さんしょ|香り高くやさしい辛味の山椒|JAたじまの特産品」
  32. ^ 養父市特産「朝倉山椒」
  33. ^ 有田の特産品:山椒”. ありだ農業協同組合. 2011年1月28日閲覧。
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  36. ^ a b c 講談社(2007年)、p46
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  39. ^ 五平餅の作り方”. とよた五平餅学会. 2011年1月30日閲覧。味噌には「※お好みで、山椒、刻んだくるみやピーナッツなど」と記してある
  40. ^ 農文協『伝承写真館日本の食文化 5 甲信越』農山漁村文化協会、2006年https://books.google.co.jp/books?id=ZxVOAQAAIAAJ ,p.13 「伊那谷の五平もち春はさんしょう味檜 1 秋はゆず味噌をつけて。」
  41. ^ 京山椒あられ”. 小倉山荘. 2011年1月30日閲覧。
  42. ^ 山椒あられ”. 七味家本舗. 2011年1月30日閲覧。
  43. ^ 実生屋の山椒餅”. NPO法人佐川くろがねの会. 2011年1月30日閲覧。
  44. ^ 餅類”. 俵屋吉冨. 2011年1月30日閲覧。
  45. ^ 樹木シリーズ26サンショウ、イヌザンショウ”. 森と水の郷あきた あきた森づくり活動サポートセンター. 2020年6月4日閲覧。
  46. ^ a b 野生植物[民間療法で利用されている種] 奄美群島生物資源Webデータベース
  47. ^ 相原傳、鈴木猛、山椒の成分に就いて (第5報) 殺虫及び魚毒成分 YAKUGAKU ZASSHI., Vol.71 (1951) No.11 P.1323-1324, doi:10.1248/yakushi1947.71.11_1323
  48. ^ 山椒は小粒でもぴりりと辛い”. コトバンク. DIGITALIO. 2023年12月10日閲覧。


「サンショウ」の続きの解説一覧

山椒(さんしょう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/12 12:22 UTC 版)

虹色とうがらし」の記事における「山椒(さんしょう)」の解説

六男。3歳。風賀出身。幼いが忍術が得意。半蔵が陰で鍛えている。

※この「山椒(さんしょう)」の解説は、「虹色とうがらし」の解説の一部です。
「山椒(さんしょう)」を含む「虹色とうがらし」の記事については、「虹色とうがらし」の概要を参照ください。

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山椒

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 00:55 UTC 版)

名詞

 さんしょうさんしょ

  1. ミカンサンショウ落葉低木若芽を「木の芽きのめ」といい、香味料に、実を香辛料に、果皮漢方健胃回虫駆除にし、すりこぎにする。はじかみ

発音(?)

関連する季語

「山椒」は季語ではないが、「切山椒」は新年季語、「山椒の芽」「山椒の皮」「山椒の皮剥ぐ」「山椒味噌」「山椒和」は春の季語、「山椒の花」「花山椒」「青山椒」は夏の季語、「山椒の実」「実山椒」は秋の季語と、関連する季語多いまた、山椒の芽意味する「木の芽(きのめ)」「きのめ」やそれを使った料理木の芽和え」「木の芽漬け」「木の芽田楽」は春の季語である。

成句


「山椒」の例文・使い方・用例・文例

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