山森阿蘇神社の楠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 02:46 UTC 版)
境内には「山森阿蘇神社の楠」があり、樹齢800年を数える。熊本県の天然記念物(1965年〈昭和40年〉2月25日付)に指定されている。この楠の大きさは、幹囲は約6.5 m、樹高は約25 m、枝張りは東西に20 m、南北に23 m。幹は、高さ約5 mで3つに分かれており、それぞれは直径が1 m前後の大枝で、四方八方に枝を伸ばしている。 この楠には、白蛇伝説が残る。 「集中豪雨で集落の裏山が今にも崩れ落ちようとしていた崖に、白い大蛇が横たわり崩落を防ぎ、下の裏山は災害を免れたという伝説が残る。さらに火災の時には、燃える家と隣家の間に白蛇が横たわり、鱗の間から水を噴きだしたので、隣の家は類焼を免れたという。このようなことが西吉地ではたびたび起こり、災難は最小限に留まった。この白蛇が樟に宿っているのを見た人はいないが、村人の多くは白蛇がこの樟に住んでいると信じている」という。
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