駆除薬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 01:20 UTC 版)
日本で販売されている唯一の駆除薬は、ピレスロイド系フェノトリンで、0.4%の粉末およびシャンプー剤が第2種医薬品「スミスリン」などとして市販されている。フェノトリン5%のローション剤は疥癬治療用の医療用医薬品なので、シラミには使うことができない。 同じくピレスロイド系のペルメトリン(英: Permethrin、パーメスリン)は、1%ローション剤NixがFDAで認可を受けており、2か月児から使用可能の市販薬であるが、日本では動物用薬のみ販売されている。 マクロライド系抗生物質のイベルメクチンは、0.5%ローション剤のSkliceが2012年にFDA認可を受けており、6か月児から処方可能の医療用医薬品である。日本ではシラミ症に適応のある医療用医薬品が無いため、皮膚科を受診しても処方される薬剤は無い。フェノトリン抵抗性のシラミが報告されており、抵抗性アタマジラミにも有効なイベルメクチンの日本での利用が熱望されている。
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