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サンショウ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/12 20:40 UTC 版)

サンショウ属
サンショウ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 core eudicots
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : バラ上群 superrosids
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : rosid II / Malvidae
: ムクロジ目 Sapindales
: ミカン科 Rutaceae
: サンショウ属 Zanthoxylum
学名
Zanthoxylum L.

本文参照

サンショウ属(山椒属、さんしょうぞく、学名: Zanthoxylum)は、ミカン科の属の一つである。 中国では花椒属と呼ぶ。

学名の由来

属名はギリシア語の「黄色い (Xantho- ) (xylum) 」 の意味で、ギリシア語で黄色の zanthos と材の xylon [1]、つまり木質部(内皮)が黄色みを帯びていることによる[2][3]

主な種

性状

世界の熱帯・亜熱帯および温帯地方に広く分布しており、250種あまりが知られている[2][3]。落葉または常緑の低木または高木で、樹高は2 - 8メートルくらいのものが多い。幹は直立する。葉は互生し、羽状複葉で、潰すと香り(時に不快臭)があるものが多く、辛みと舌を痺れさせるような刺激性がある。全体に棘を持つものが多い。花は小さく、萼片および花弁は4または5で、花弁を欠くものもある。

利用

サンショウ日本で、カホクサンショウ中国、特に四川省で料理にスパイスとして用いられる。またヨーロッパでは一部の種が、リウマチおよび歯痛の特効薬として用いられていた。

脚注

  1. ^ 辻井達一『続・日本の樹木』中央公論新社〈中公新書〉、2006年2月25日、103頁。ISBN 4-12-101834-6 
  2. ^ a b 滝戸道夫「薬草百話20:サンショウ」『月刊漢方療法』第2巻第8号、1998年、p.p.638-640。 
  3. ^ a b 手島茂晴「コモエの森の宝物:第6回Zanthoxylum zanthoxyloidesRutaceae:ミカン科)」(PDF)『コモエの森からの恋文』第8巻、2010年6月、p.2、2011年2月8日閲覧 
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 米倉浩司・梶田忠 (2003-).「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList),http://ylist.info( 2019年5月18日).
  5. ^ a b c d e f 熱帯植物研究会 編『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、235-6・238頁。ISBN 4-924395-03-X 

関連項目


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