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漢字表記は春楡、これは春に花が咲くことからとされる。もっとも、ニレ属の花は世界中で3種類の例外を除いて春に花を咲かせる。英名はJapanese elm, 中国名は春楡、日本楡、基変種は黒楡などと呼ばれる。一般にニレと呼ばれるのは、このハルニレのことである。 ニレ属は身近で関心が高く、また地域差も大きいためか、非常にシノニム(学名の異名)が多い種類が多い。本種も同じで、学名は長らくUlmus japonicaとされてきた。種小名japonicaは「日本の」の意味である。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/09 09:49 UTC 版)
ヒノキ科ヒノキ属、日本のヒノキ(Chamaecyparis obtusa)やサワラ (C. pisifera) とは同属である。始新世に生息していた絶滅種C. eureka の近縁であるという報告がある。 ヒノキ属のいくつかの種類と交雑出来るという報告がある。ローソンヒノキを雌親としてヒノキ、サワラ、ヌマヒノキ (C. thyoides) などと交雑させた結果、サワラとの間ではローソンヒノキ同士の種内交雑と比べても比較的多くの充実種子が得られた、ヒノキとの間ではそれより低く、ヌマヒノキとの間ではそれはほとんど得られなかった。このうち、サワラとの交雑で得た雑種には致死性の発芽・生育不良(雑種致死)が見られた。発芽した雑種のうちの8割以上の個体が葉緑素の形成に異常のある黄色いもので、それらは皆すぐに枯死してしまったという。 本種の代表的な英名には Lawson's CypressとPort-Orford Cedarの2種類の呼び名があるが、これについて英語版の記事によれば、前者の名前は本種を発見し持ち帰った先のスコットランド(Scotland)エディンバラ(Edinburgh)にあるローソン・アンド・サン種苗場(Lawson and Son nursery)に由来し、スコットランドの植物学者 アンドリュー・ディクソン・マレー (1812 -1878) によって1854年に与えられたもの。後者の名前は本種の発見地、アメリカ合衆国オレゴン州 Port Orfordに因む。後者の名前はアメリカ合衆国農務省 (United States Department of Agriculture, USDA)では公式に用いており、原産地付近に住む住民のほとんどもこの名称を使う。植物学者は前者の名前を良く使うが、これは本種はCedar (シダー)ではない(狭義のシダーはヒマラヤスギ属 Cydrus のみを指す)ためだという。 和名は Lawson's Cypress を直訳した ローソンヒノキ が一般的。アメリカ産のヒノキということでベイヒ (米檜、米桧) と呼ばれることもある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/15 09:28 UTC 版)
マツ科マツ属、いわゆるマツ(松)の仲間の一種。以下の2変種が認められている。 Pinus radiata var. radiata (基変種) P. radiata var. bianta 基変種 Pinus radiata var. radiata について産地別に枝、針葉や球果を多数集めたところ、Cambria の個体群は変種とまではいかないものの他の2つの生息地と違う傾向が見られた。オーストラリアの研究ではこれらの形態・表現型的な違いに加えて遅い成長率、季節ごとの成長に違いが見出されており、おそらく遺伝子的に他の個体群と異なるとされている。近年の研究では各生息地間に僅かな遺伝子的な差異が認められた。そのほとんどは生息地に固有のものだという。 本種とPinus attenuata やビショップマツ (Pinus muricata) との間で大きく遺伝子移入があるという証拠はないが、雑種の出現は地域的にしか見られない。 学名Pinus radiata の種小名 radiata は英語のradial(放射状) に由来し、毬果の鱗片の特徴に基づいて名付けられた。英名として一般的な Montrey Pine は本種が広く分布するカリフォルニア州の半島の名前に由来する。他の名前としてはスペイン語風の pino insignis や 種小名 radiata からRadiata pineと呼ばれることも多い。種小名由来の名称は世界的によく使われる。 日本でもMonterey Pineを直訳したモントレーマツが標準和名として与えられているが、種小名に由来するラジアタマツ、ラジアータマツ、ラジアータパインなどと呼ばれることも多い。ラディアタと表記されることもある。木材の輸入先として大きなニュージーランドやチリを頭に付けたニュージーランドマツやチリーマツという表記も木材・建築業界など、一部で使われているようである。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/05 20:34 UTC 版)
マツ科マツ属に分類されるマツの一種。Pinus亜属(葉内部の維管束が2つ)、Australes節に分類される。 和名のダイオウマツ(大王松)は後述のように巨大になる形態的特徴から来ている。英名longleaf pine(長い葉のマツ)も形態的特徴から。種小名palustrisは「湿地に住む」という意味で生態的特徴から来ている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 15:24 UTC 版)
マツと付くものの、いわゆるマツ(松、英語:pine)が属するマツ属 (Pinus)ではなく、モミ属 (Abies) に分類される。学名 Abies sachalinensis の種小名 sachalinensis はサハリン (樺太) に由来し産地を表す。漢字表記では椴松と記す。北海道においては他の針葉樹も含めて青木と呼ばれるという。 一般に以下の2つの変種が知られている。 アカトドマツ Abies sachalinensis var. sachalinensis (基変種) アオトドマツ Abies sachalinensis var. mayriana これに加えてさらに以下の2変種を認める場合がある ネムロトドマツ(エゾシラビソ)Abies sachalinensis var. nemorensis オニハダトドマツ Abies sachalinensis var. corticosa シラビソ (Abies veitchii)にごく近縁とされる。最終氷期あるいはそれ以前の氷期に本州まで南下したトドマツが、氷期の終わりとともに隔離されて分化した集団がシラビソと考えられる。現在の東北地方には、南部を除いてトドマツもシラビソも分布しないが、最終氷期には本種が東北地方にも広範囲に分布していたことが、化石資料から知られている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 13:48 UTC 版)
インドの森では最も普通に見られるシカの仲間であり、多くの地方名を持つ。本種はチタール (chital) と呼ばれることもあるが、これベンガル地方の言葉で「斑点のある」という意味である。本種はいわゆる単型であり、本種だけでアクシスジカ属 (Axis) を構成する。かつてはこの属には本種の他にHyelaphus亜属の3種が含まれていたが、Hyelaphus亜属については遺伝子による分類に基づいて属への格上げが行われたため、本種とは属単位で異なることになった。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 10:10 UTC 版)
スギの名の由来は、真直ぐの木「直木」から来ていると言われる(大和本草)。本居宣長は古事記伝神代七之巻にて、スギは傍らにはびこらず上へ進み上る木として「進木(ススギ)」が語源としており、「直木(スグキ)」は誤りであるとしている。漢字の「杉」は、日本ではスギのことを指すが、中国ではコウヨウザンのことを指す。中国では日本の杉の仲間を「柳杉」と呼ぶ。他にも「椙」の字の表記がある。「椙」はいわゆる国字であり、日本でしか通じない。太平洋側に産するものを「オモテスギ」、日本海側に産するものを「ウラスギ」と呼んで区別することがある。 本種は単型であり、本種のみでスギ属 (Cryptomeria属) を形成する。科はヒノキ科に属する。ヒノキ科は中生代に登場した起源の古い植物群で、現在は日本のスギの他、アメリカ大陸のセコイア Sequoia sempervirens、中国のメタセコイア Metasequoia glyptostroboides、コウヨウザン Cunninghamia lanceolata などが遺存的に分布している。 代表的な針葉樹として分類的にスギに近縁ではないものまでスギと名付けられることがしばしば見られる。たとえばレバノンスギ (Cedrus libani)、ヒマラヤスギ (C. deodara)はスギの名前がついているもののヒノキ科ではなくマツ科に属する。また、バラ目のアズキナシをカタスギと呼ぶこともある。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/17 07:36 UTC 版)
マツ科マツ属、いわゆるマツ(松, 英語:pine)の一種である。学名 Pinus koraiensisの種小名 koraiensisは「高麗の」という意味。和名はチョウセンゴヨウ (朝鮮五葉)が一般的。他にチョウセンマツ(朝鮮松)など。中国名は紅松や果松、ロシア語名はКорейский кедр(韓国のマツ)やМаньчжурский кедр(満州の松)という。 我々の身近なマツであるアカマツやクロマツとは亜属単位で異なりStrobus亜属、いわゆる五葉マツの仲間に分類される。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/08/23 09:31 UTC 版)
マツ科マツ属、所謂松の一種。二・三葉マツ類(Pinus亜属)と五葉マツ類(Strobus亜属)の中間の性質を示し、Ducampopinus亜属という変わり種のグループに入れられることが多いが、古い図鑑ではStrobusに含めることがある。 和名は樹皮の色の特徴からと思われ、漢字表記は白松。音読みでハクショウと呼ばれることも多い。中国名は同じく白皮松、英名も樹皮の特徴をつかんだwhite bark pine(白い樹皮のマツ)やlacebark pine(滑らかな樹皮のマツ)。種小名bungeanaは東アジアの植物を調べたドイツ人植物学者Alexander Bunge(1803-1890)に因む。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/06 13:37 UTC 版)
マツ科マツ属に属し、所謂「松」の一種。葉断面に維管束を2つ持つPinus亜属に属する。 種小名nigraは「黒い」の意味。仏名:Pin noir、独名Schwarzkieferも共に「黒いマツ」の意味。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 00:40 UTC 版)
マツ科マツ属に分類。マツ属(Pinus 属)の中では複維管束亜属(Pinus 亜属)に分類される。和名は種小名rigidaからリギダマツと呼ばれることが多い。他にミツバマツ、アメリカミツバマツなど。rigidaという種小名は「堅い」という英語rigidに由来する。英名はPitch pine(松脂の松)。 亜種・変種等は認められていないものの、形態的によく似ており、分布域も一部重なるヌママツ (Pinus serotina)については学者によっては本種の亜種に含めるときがある。このヌママツの他にもテーダマツ(Pinus taeda)、エキナタマツ(P. echinata)などいくつかのマツと雑種を形成することで知られている。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 00:40 UTC 版)
マツ科マツ属に属するいわゆるマツ (松、英語: Pine) の一種。マツ属の中では複維管束亜属に分類。亜種や変種は知られていない。 何種類かのマツとは雑種を形成し、比較的近縁であると考えられている。このうち、以下に挙げるマツとの雑種個体は天然でも確認されている。 エキナタマツ Pinus echinata ダイオウマツ P. palustris リギダマツ P. rigida ヌママツ P. serotina ※ ヌママツはリギダマツの亜種や変種にあたると考える学者もいる。 学名Pinus taedaの種小名 taedaは「樹脂に富む木材」を表している。和名はこの種小名に由来するテーダマツの呼び名が一般的である。原産地のアメリカでの代表的呼称は Loblolly Pine。Loblollyは「低湿地」という意味で本種の代表的な生育地を指す。他にもいくつかの古い名前を持つが、これらは現在ほとんど使われることはない。"Oldfield Pine"は先駆的な種(パイオニア的な種)であり、やせた土地に生えることに由来している。"Bull Pine"という名前は"bull"は「雄牛」を意味し、本種の大きさに由来している。"Rosemary Pine"という名前は本種がアメリカ南部に生える他の二・三葉マツ類と比べて独特の香りを持つために付けられた。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 00:27 UTC 版)
アキニレは秋楡と書き、これは秋に花が咲くという生態的特徴からきていると言われる。別名としてイシゲヤキやカワラゲヤキと呼ばれ、これは後述のように形態的特徴、特に樹形や樹皮の様子がケヤキ(Zelkova serrata)に似ていること、イシ、カワラは木材が石のように硬いこと、生息地として河原を好むことからきている。英名は樹皮の特徴をつかんだlacebark elm(滑らかな樹皮のニレ)や分布地に因むChinese elm(中国のニレ)、中国名は榔楡。種小名parvifoliaは「小さい葉」の意味。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 04:55 UTC 版)
和名のシデは神社の注連縄、鳥居や家の神棚に垂らす四手(紙垂)とこの植物の花が似ていることに由来して名付けられたと言われる。英名hornbeamは動物の角(horn)の様な硬い木材と樹木を表す古英語「beam」に由来するとされる。中国名は鹅耳枥 (鵝耳櫪) である。 垂れる雄花 C. laxiflora 雄花(右)と雌花 C. betulus 神棚の四手(紙垂)
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名前と分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 10:12 UTC 版)
マツ科マツ属に属するマツ(松)の一種。マツ属の中では複維管束亜属に分類される。 以下の1種類のマツとの間に雑種が確認されており、比較的近縁であると考えられている。このほかにバージニアマツ (Pinus virginiana)、テーダマツ (P. taeda)、クロマツ (P. thunbergiana)との間で交雑したという報告もあるが、いずれも正確な確認が取れていない。 コントルタマツ (ヨレハマツ) Pinus contorta 学名Pinus banksiana の種小名 banksiana はイギリスの著名な植物学者ジョゼフ・バンクス(Joseph Banks)に由来する。和名もこれに由来するバンクスマツが一般的。
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