名前と前半生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/11 08:24 UTC 版)
ウェールズ人修道士アッサー (ジョン・アッサー、アッセリウス・メネウェンシスとも)は、少なくとも885年ごろには活躍し始めている。彼の前半生についてはほとんどわかっていない。アッサーという名は、おそらく創世記のヤコブの子アシェルに由来する。この当時ウェールズでは旧約聖書の人物名を子につけるのが一般的だったが、アッサーはヒエロニムスのヘブライ語人名解釈に通じていたと考えられることから(ヒエロニムスは「アシェル」という名は「祝福された」という意だと述べている)、出生名ではなく彼が修道院に入った際に名乗った名であるという説もある。そこから、アッサーの出生名はウェールズ語で「祝福された」もしくは「祝福」を意味するGwyn (もしくはGuinn)であった可能性がある。 『アルフレッド王の生涯』によれば、アッサーは西南ウェールズのダヴェドの聖デイヴィッド大聖堂の修道士だった。彼はこの地で育ち剃髪し、聖職者としての経験を積んだ。また、聖デイヴィッド大聖堂の司教ノビス(873年/4年没)は彼の親族だったと述べている。
※この「名前と前半生」の解説は、「アッサー」の解説の一部です。
「名前と前半生」を含む「アッサー」の記事については、「アッサー」の概要を参照ください。
- 名前と前半生のページへのリンク