ポータブル地上・BS・110度CSデジタルテレビ
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「VIERA」の記事における「ポータブル地上・BS・110度CSデジタルテレビ」の解説
※全機種アナログAV出力端子非搭載のため、HDMI端子非搭載テレビ(PX/LX50シリーズ・LX60シリーズ・TH-15LD60以前の機種)との組み合わせ不可(HDMI端子を搭載した2005年以降製造「PX/LX500シリーズ」以降モデルとのみ組み合わせ可)。加えて光デジタル出力端子も非搭載のため、ホームシアターシステムは「HDMI端子搭載機種」とのみ組み合わせ可能(本機と据置ビエラの間にホームシアターを挟む形でHDMI接続)。なおプライベートビエラの4K・8Kチューナー内蔵機種は2019年12月現在発売されていない。 SV-PT15S1 SV-PT19S1 2014年6月発売。書斎や寝室などの狭い空間にも設置可能なコンパクトモデル。持ち運びしやすくするためディスプレイ背面には取っ手が付いている(持ち運びの際は取っ手と底面を両手でしっかり持つ。なお持ち運び時は付属リモコンを本機後面に収納可。リモコン本体収納時は必ずボタンを表に向ける)。また、ディスプレイ下部のスピーカーにホーン型構造のフロントホーンスピーカーを採用することで、ディスプレイ部の薄型化を実現。チルト(角度調節)機能を搭載しており、前に4度・後ろに16度動くので視聴場所に応じてディスプレイを見やすい角度に手動調整可能。また、別売りバッテリーパック「DY-DB35」に対応しており、市販の外部アンテナと一緒に使うことで電源のない場所でも地上デジタル放送を視聴可能(但し同じパナソニック製でもDY-DB35以外の他機用バッテリーはサイズが合ってもエラー表示が出るので装着・使用不可)。なお本機は防水仕様ではないため、浴室・台所など水のかかる場所では使用不可。また、(同じポータブルビエラの地デジ専用モデル「SV-ME/DMP-BV・HV」シリーズとは異なり)本体内蔵(ダイバーシティー方式)地デジ用受信アンテナは非搭載のため、視聴には(一般の据置型ビエラ同様)アンテナ線接続が別途必要(地デジとBS・110度CSが混合伝送されているアンテナコンセントにアンテナ線を繋ぐ場合は、加えて市販のBS・地デジ分波器も必要)。よって(SV-ME7000など)他のポータブルビエラとは異なり、停電時は「市販のポータブル地デジアンテナを用いる(ブースター内蔵ポータブル地デジアンテナは乾電池又は充電式電池でも駆動可能な機種に限り停電時でも使用可)」及び「衛星アンテナ線を単独配線にして本機より直接衛星アンテナへ電源を供給させる形」とし、充電したバッテリーで駆動させない限り本機でのTV放送視聴は不可となる(ブースターを用いた共聴受信の場合、停電すればブースターは動かなくなる)。 外部AV入力はHDMI端子1系統のみであるため、HDMI出力端子非搭載の従来型アナログ再生機器は接続不可。さらに光デジタル出力&固定アナログオーディオ出力端子も非搭載(アナログ音声出力はヘッドホン端子のみ)でHDMI端子はARC非対応なので、ホームシアターとの組み合わせも不可。 本機は他のポータブルビエラと異なり無線LANは非搭載(有線LAN端子のみ)で、「お部屋ジャンプリンク」や「アクトビラ」にも非対応(リモコンも文字入力非対応)。SDカードスロットも非搭載のため、デジカメ写真&撮影ビデオ映像は本機での直接視聴不可(ディーガ又はBDプレーヤーのSDカードスロットへ挿入し、HDMIケーブル経由で視聴)。なお付属B-CASカード(デジタル3波用の赤色カード)は通常サイズで、B-CASスロットは本機の左側面に搭載。 据え置きビエラ同様に「ビエラ操作ガイド」を内蔵しており、リモコンの「?」ボタンを押せば(据え置きビエラ最新モデルと同一デザインの)操作ガイド画面が出る。「らくらくアイコン」ボタンは「番組表」ボタンと兼用になっており、「らくらくアイコン」を出す場合は「番組表」ボタンを1.5秒以上長押しする。 本機のリモコン信号方式は他の据え置きビエラと同じ種類を採用しているため、2台以上のパナソニック製TV受像機を同じ場所で使う場合は(据え置きビエラはじめ)他のパナソニック製TV受像機が本機リモコン操作に反応しないよう、本機側リモコンモードの変更が可能(但し本機のリモコンモードを工場出荷時設定の「1」以外に変更した場合、パナソニック製TVが操作可能な汎用リモコンでの本機操作不可)。 UN-10E5 UN-15E5 UN-19F5 2015年6月発売。ポータブルテレビは本代からチューナー部とモニター部が分離した構造となり、チューナー部に無線LANを搭載し、モニター部とワイヤレスで接続する方式となり、チューナー部をアンテナ線と接続しておけばモニターを持ち運んでアンテナ線のない場所でも視聴できるようになった。チューナー部は別売りの外付けUSBハードディスクと接続することで録画ができ、放送画質のままで録画するDRモードとBSデジタル放送・CS110度デジタル放送の場合で約15倍、地上デジタル放送の場合で約10.6倍の長時間録画ができる15倍録モードの2種類が設定可能。また、T5シリーズ同様に「外からどこでもスマホで視聴」に対応する。 ラインナップはE5シリーズとF5シリーズの2シリーズをラインナップしており、E5シリーズは10V型と15V型の2サイズ、F5シリーズは「プライベート・ビエラ」で最大サイズとなる19V型を設定する。 E5シリーズはモニターが防水仕様で、バッテリーを内蔵している為、台所や浴室での使用、電源が無い部屋での使用も可能。前述のJL10T3/JL15T3同様、スタンドは幅広タイプで、浴室で視聴する際に壁に取り付ける吸盤ホルダーも同梱する。白基調の防水リモコンを同梱しており、「チューナー操作」ボタンを押すことでモニター部とチューナー部を切り替えて操作することができる。モニター部には右下に操作ボタンを設置しており、チャンネル切換・音量調節・放送切換の操作ができる。「T5シリーズ」同様、モニター部はブラックとホワイトの2色展開である。 F5シリーズは後述のPT19S1同様に付属のACアダプターと接続して使用するもので、防水仕様ではないので台所や浴室での使用は不可。液晶パネルはPT19S1に比べて視野角が広くなり、新たにバスレフポート付スピーカーボックス(3W×2)を搭載したことで低音域の表現が可能となった。リモコンは黒基調の「かんたんリモコン」を同梱しており、E5シリーズ同様、「チューナー操作」ボタンを押すことでモニター部とチューナー部を切り替えて操作することができる。 UN-10D6(ブルーレイディスクプレーヤー付) UN-10E6 UN-19F6 UN-24F6 10D6・10E6・19F6は2016年5月発売、24F6は同年6月発売。E5シリーズ後継のE6シリーズは10V型のみの設定となり、F5シリーズ後継のF6シリーズは19V型に加え、24V型を追加して2サイズ展開となった。 E6シリーズ・F6シリーズ共にチューナー部がコンパクト化され、E5シリーズ・F5シリーズに比べて横幅6.8cm、高さ0.7cm、奥行3.9cm(いずれも突起部を含む)それぞれ短縮して設置性を向上した(なお、アンテナ端子は地上デジタル/BS・CSデジタルの混合1系統となっているため、部屋にあるアンテナ端子が地上デジタル用とBS・CSデジタル用に分かれている場合は混合器が別途必要となる。加えてE6シリーズはチューナー部アンテナ出力端子が廃止されたため、同じ場所で用いる2台以上のテレビ受像機にアンテナ線を繋ぐ場合は市販の分配器が別途必要)。外付けUSBハードディスク録画や「外からどこでもスマホで視聴」はE6シリーズ・F6シリーズでも可能である。 E6シリーズはE5シリーズでは同梱していた吸盤ホルダーが非同梱となり、カラーラインナップがホワイトのみとなった。なお、モニター部は前機種のE5シリーズ同様に防水仕様・バッテリー内蔵のため、台所や浴室、電源が無い部屋でも使用できる。またチューナー電源コードは本機以降の代より、以前(E5)のAC直結式から「外付けACアダプター」へと変わっている。 F6シリーズは19V型のみ別売りのバッテリーパックの使用ができるようになったことで電源が無い場所にも設置できるようになった。(24V型は別売りバッテリーパックの使用は不可で、19F5同様に付属のモニター部用ACアダプターと接続して使用する)。なお、前機種の19F5同様に防水仕様ではないため、台所や浴室での使用は不可。 D6シリーズは2016年モデルから新たに設定したブルーレイディスクプレーヤー付モデルで、チューナー部にディスクドライブを搭載し、アンテナ端子が地上デジタル用とBS・CSデジタル用を各1系統ずつ配置していること、モニター部のカラーがブラックになっている点を除いては10E6と仕様は同じである。また、TD6シリーズ同様にチューナー部を手持ちのテレビと接続してブルーレイディスクプレーヤーとして使用することもできる。 UN-10E7 UN-19F7 UN-24F7 2017年5月発売。両シリーズともモニター部の改良を行い、E6シリーズ後継のE7シリーズは背面のフックを引き上げ、市販のS字フックを用いることで吊り下げ設置が可能となった(吊り下げ設置時の留意点は2016年モデルのTD6シリーズなどと同じ)。F6シリーズ後継のF7シリーズは裏面にHDMI入力端子(ARC非対応)が搭載され、ブルーレイプレーヤーやゲーム機などとの接続が可能となった。なおE7シリーズはアンテナ端子が「地デジとBS・110度CSデジタル混合入力」となっており、両放送が混合伝送されている壁面アンテナ端子に繋いだ場合は地デジ・BS分波器(セパレーター)が不要となり市販のプラグ又は接栓付きアンテナ線1本のみで接続可(但しチューナー部は地デジ・BS110度CS混合アンテナ出力端子非搭載のため、据置ビエラとHDMI接続する場合は「8K及び110度CSデジタルに対応した市販の分配器とアンテナ線」が別途必要)。 UN-10E8 UN-19F8 UN-19FB8 2018年5月発売。モニター部にバッテリーを内蔵し、各種インターネット動画配信サービスやradiko.jp(ただし、「radiko.jpプレミアム」のエリアフリー聴取、タイムフリー聴取機能、シェアラジオは非対応)に対応し、YouTubeやNETFLIXに関してはスマートフォンが「プライベート・ビエラ」と同一のネットワーク上に接続されている場合、スマートフォン側で操作を行うことで、YouTubeやNETFLIXの動画コンテンツをモニター部で続きから視聴することが可能な機能を備えたFB8シリーズを新設。F7シリーズ後継のF8シリーズはサイズバリエーションが19v型のみに集約され、モニター部は19FB8に準じたデザインに変更され、バッテリーが内蔵されなくなった。なお、E8シリーズとF8シリーズはチューナー部の形状が変わった(高さが6mm高くなった)程度で、主要機能はE7シリーズ・F7シリーズから踏襲されている。 UN-10E9 UN-10N9 UN-15N9 UN-19F9 UN-19FB9 2019年6月発売。インターネット動画配信サービスに対応したバッテリー内蔵・防水対応モデルのN9シリーズを新設。本シリーズではインターネット動画配信サービスやradiko.jpの中からよく利用するサービスを最大2つまでホーム画面上にお気に入りアプリとして登録することが可能である。サイズは10v型に加え、2015年モデルの15E6以来となる15v型がラインナップされた。FB8シリーズ後継のFB9シリーズはインターネット動画配信サービスにParaviが追加され(N9シリーズも対応)、N9シリーズ同様にホーム画面上へのアプリの登録機能を備えた。E8シリーズ後継のE9シリーズはモニター部の厚さが薄くなった(10E8:38.2mm → 10E9:37.0mm)程度で、主要機能はE8シリーズから踏襲されている。F8シリーズ後継のF9シリーズに関しては主要機能・外観ともにF8シリーズから踏襲される。チューナー部はサイズが大幅に小型化されアンテナ入力端子は「地デジとBS・110度CSデジタル混合入力」を、電源ケーブルは「外付けACアダプタ」をそれぞれ採用。共同受信時も(BS・地デジ分波器が不要となり)市販の同軸アンテナ線1本を繋ぐだけで済む(但しアンテナ出力端子は非搭載なので、据置ビエラとHDMI接続する場合は市販の8K対応分配器・分波器・アンテナ線が別途必要)。 UN-10E10 UN-10N10 UN-15N10 UN-19F10 UN-19FB10 F10/FB10シリーズは2020年7月、E10/N10シリーズは同年8月に順次発売。N9シリーズの後継となるN10シリーズはクレードル式のモニター用充電台(別売、DY-BC30-K)に対応し、同梱のACアダプターを充電台に接続することでモニター部に充電台をセットしておくだけで充電が可能となった。また、時刻・天気予報・カレンダーの表示が可能な「置き時計機能」やパナソニック製エアコン「Eolia」と連携し、エアコンの状況確認や操作が可能な「エアコン連携操作」も搭載された(注意事項は同じ機能を搭載するTD10シリーズに準じる)。FB9シリーズの後継となるFB10シリーズはTD10シリーズ同様に対応のインターネット動画配信サービスにU-NEXTが追加された。なお、E9シリーズ後継のE10シリーズとF9シリーズ後継のF10シリーズは主要機能・外観ともにE9・F9シリーズから踏襲される。 UN-10E11 UN-10L11 UN-15L11 UN-19F11 UN-19FB10H 2021年11月発売予定。N10シリーズはLD11同様にBluetoothが内蔵され、L11シリーズへ移行。LD11同様に「音声プッシュ通知」サービスへの対応や「LINE」での予定の追加、伝言の通知が可能となり、チルトスタンドの形状が変更された。E11シリーズ・F11シリーズ・FB10Hシリーズは無線LANがARIB規格にも対応した程度で、主要機能や外観はE10シリーズ・F10シリーズ・FB10シリーズに準じる。
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