タイムフリー聴取
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 13:11 UTC 版)
2016年(平成28年)10月11日正午に開始したサービスで、実証実験と位置付けられていて過去1週間の番組を無料聴取可能にした。 聴取する番組に再生開始後3時間の「聴取可能時間」が設けられており、その時間内であれば早送り・早戻し・一時停止なども可能となる。聴取可能局は基本サービスと同様で、無料会員は自分のいる地域で利用可能な放送局、プレミアム会員はエリアフリー聴取同様に全国の放送局となる。 1つの番組につき聴取可能時間は最初の再生開始から3時間以内(分割聴取可能・最大24時間以内)であるため、番組表上で放送時間が3時間超の番組はタイムフリーで全編を聴取することができない。このため、放送局によっては番組を1〜2時間ごとに分けたりして、タイムフリー聴取で番組全編を聴取できるように配慮していることもある。聴取時間はエリアごとに管理されているため、エリアフリーに入っていて別エリアの局で同じ番組を配信している場合、その局で聞き直すことも可能である。 番組の「放送後1週間」の期限は「翌週の同じ曜日の29時00分(次の曜日の5時00分)」までであり、上記の「聴取可能時間」が残っていても、この最終期限をもって聴取不可となる。朝5時をまたぐ番組の場合、前半(5時以前)と後半(5時以降)で最終期限が異なり、後半のみ1日長く聴取できることとなる。/#!/ts(タイムシフトの略)/(局名)/の後に続く“放送年月日・時刻(24時制表記、秒単位まで指定可能)”のURLで、番組内コーナーであっても直接アクセスして聴ける。 気に入った番組をソーシャルメディアを通じて知らせて共有し、タイムフリーで聴取可能にする「シェアラジオ」機能も同時に開始しており、Webやアプリ上にある「シェアボタン」を押すことで、ソーシャルメディアにその番組の聴かせたいところ(指定開始時点)が、定められたURLとともに通知でき、URLをクリックすることでその時点からの再生が可能となっている。 特定のタレントが出演する番組やスポーツ中継など、権利上の問題で一部聴取できない番組があるほか、放送局ごとの編成判断で当該番組の配信が停止される場合もある。このため、エリアフリーで聴取可能でもタイムフリーでは聴取できない番組が発生することもある。 番組放送中に放送事故が起こった場合は、タイムフリーでは本来当該時間に放送されている番組に差し替え措置を行う場合がある。 2017年10月2日に聴取可能時間が再生開始時刻から24時間に増えたが聴取可能な番組の長さは合計3時間までと従来と変更はない。
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