しや‐かく【視野角】
視野角
【英】viewing angle
視野角とは、ディスプレイなどを斜めから見た場合に、どの位の角度まで画面を正常に見ることが可能かを示す指標のことである。
液晶ディスプレイなどでは、画面を見る角度が正面から傾くにしたがって、色やコントラストが大きく変わったり、暗色に変わって表示が認識できなくなったりする。このとき、真正面から見た角度を0度として、斜め何度まで正常に画面を認識できるかが、視野角の値となる。測定基準に統一的な指標はなく、メーカーによって差があるが、おおむねコントラスト比を10対1、あるいは5対1以上に保っている角度を視野角としていることが多い。
視野角は、輝度やコントラスト、応答速度などとともに、液晶ディスプレイの品質を表す指標のひとつとして用いられている。最近の液晶ディスプレイは技術向上によってほぼ水平(180度)に近い視野角を持つものも登場してきている。
画角
視野角(視界)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 07:24 UTC 版)
倍率の異なる双眼鏡間で、見える対象物の範囲(1000ヤード先で372フィート、など)が等しい場合、倍率が高い双眼鏡の方が双眼鏡を覗いた際の見かけの視野角が広くなる。このため視野角は、実際の見える対象物の範囲を表す実視野角と、覗いた際の広がりを表す見かけ視野角とに分けて記載される場合が多い。一般的には、見かけ視野角が50度前後以上のものであればストレスなく使うことができ、60度以上のものは広角双眼鏡と称されることもある。視野角を広くするためには大型のプリズムと複雑な構成の接眼レンズが必要となるため、同じ倍率で比較した場合、高額な製品ほど視野角が広い傾向がある。
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視野角
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 09:26 UTC 版)
「有機エレクトロルミネッセンス」の記事における「視野角」の解説
液晶のような見る方向によって階調が反転してしまうという現象がなく、またコントラストの低下も低く視野角は180度に限りなく近い。プリズムシートで集光して表面輝度を向上させている液晶ディスプレイとは異なりランバート分布に近い発光分布を持つが、マイクロキャビティー効果を用いることで集光させることも可能である。ただし、注意深く設計されていない場合には色調が観察方向に依存してしまう。
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「視野角」の例文・使い方・用例・文例
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