電源ケーブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 00:49 UTC 版)
2000ボルトを超える回路の中高圧ケーブルには、通常、銅またはアルミニウムのテープまたは導電性ポリマーのシールド層がある。シールドされていない絶縁ケーブルがアースまたは接地された物体に接触すると、導体の周囲の静電界が接触点に集中し、 コロナ放電が発生し、最終的に絶縁が破壊される。 絶縁体を通る漏れ電流と容量性電流は、感電の危険をもたらす。接地されたシールドは、導体周囲の電気的ストレスを均等化し、漏れ電流を接地に流す。特に地面に対して2キロボルト以上のケーブルでは、ストレスリリーフコーンをシールドの端に適用する必要がある。 電源ケーブルのシールドは、誘導電流がシールドに流れてもショックを防ぐために、各シールドの端とスプライスでアースに接続して冗長性を持たせることができる。この電流は損失と発熱を引き起こし、回路の最大電流定格を低下させる。テストでは、絶縁されたワイヤーに隣接する裸の接地導体があると、故障電流がより早くアースに流れることが示されている。大電流回路では、シールドは一方の端でのみ接続される場合がある。非常に長い高電圧回路では、回路障害時に長いシールドの実行が危険な電圧に上昇する可能性があるため、シールドはいくつかのセクションに分割される場合がある。シールドの一方の端のみを接地すると、感電の危険性がある。最大推奨シールド電位上昇は25ボルトである[要出典]。IEEE 422および525には、単一点接地アプリケーションのシールド電位を25ボルトに制限するケーブル長がリストされている。 サイズ導体ダクトごとに1本のケーブル (ft)ダクトあたり3本のケーブル (ft)1/0 AWG 1250 4500 2/0 AWG 1110 3970 4/0 AWG 865 3000 250 kcmil 815 2730 350 kcmil 710 2260 400 kcmil 655 2100 500 kcmil 580 1870 750 kcmil 510 1500 1000 kcmil 450 - 2000 kcmil 340 -
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